秋の無計画があさんぽ。少しだけ「水都大阪フェス2016」とか

西区に美味しいラーメン屋があるんで行ってみて! と、食べ仲間からお薦めがあったので、土曜日に散歩も兼ねてPokemonGOも起動しながら町歩き。
そういや最近は町の写真も撮っていないなぁと思ったので、気楽な気持ちで楽しんできました。歩行距離は9kmほど。思った以上に疲れていてこれはヤバい、もっと運動せねばと思ってしまいましたが……

まずは「うめきた」

お散歩の最初はグランフロント大阪のある「うめきた」。
グランフロント大阪の北館にはインターコンチネンタルホテル大阪があって、そのさらに北側にはオーナーズタワーという居住棟があります。超高級タワーマンションの敷地内になるんですが、この庭園スペースが素敵でお酒を飲んだ帰りにはここを歩いて帰るのがお好み。
静かなところだったんですが、インターコンチネンタルホテル大阪から流れてきているのか最近は少しずつここでくつろぐ人も増えてきた感じです。

グランフロント大阪の南館はショッピングゾーンなので人が本当に多いのですが、北館は少しだけまし。
まし。特に西側の通路は水が流れていて、街路樹も穏やかで、そして人が少ないのでお気に入り。

「うめきた」の2期工事はまだまだかかりそうで、現在は暫定利用中。一昨日の10月7日にオープンした「うめきたガーデン」に行ってみようかなと思っていたのですが、1,000円という価格のうえに来園者を招こうという感じが全く見られない殺風景な入り口に、「わざわざ休日に行くこともないか」と思って取りやめ。
平日に気が向いたら行ってみるつもり。

2期工事スペースの一部が開放されているのだからと思って、大阪駅方面をパチり。
5年後、10年後、この辺りの風景もがらっと変わるんでしょうね。ウチがリタイアした頃に、ゆったりと歩けるガーデンスペースになっていればいいな。

船場まつりは煙がモクモク

靱公園まで歩いたあとは、御堂筋に戻って北上。
すると、北御堂の前が良い匂いのする煙で一杯に。
ちょうど船場まつりの真っ最中で、東日本大震災以降続けておられる「大船渡サンマまつり」で、岩手県大船渡市で水揚げされたサンマが200円以上の寄付で振る舞われていました。
ピンと伸びた焼きたてのサンマの美味いこと！

心斎橋筋商店街と船場センタービルとふらふらと回ってみましたが、この地域の方々が思いっきり盛り上げようという感じがなかなか素敵でした。

船場はかつては大阪の商業の中心地だったわけで、船場センタービル周辺はもっと盛り上がればいいなぁなんて思いつつ、北上。

水都大阪フェス2016ってどうなってるの？

かつての職場の大阪市役所から、Twitterアイコンにもしているお気に入りの中央公会堂へ。

この週末3日間が「水都大阪フェス2016」のコアデーということだったので、どんな感じかなぁと思ったのですが……あらら、モズやんとかスポンサーの白テントが立っているだけでなんもないやん。

10月9日はスーパーカーを並べて、船に乗せて道頓堀へなんてイベントをするとのことでしたが、この日は中央公会堂の前は本当になんもないなぁという感じ

中之島バラ園も咲き始め……にももう少し早く、人もまばら。
橋を渡って東側に行くと、ようやくマイク越しのアナウンスが聞こえて、あ、なんかやっていると思ったら川向かいのステージでフラダンスを踊っていました。

天満橋に近いエリアに行くと、「アウトドアヨガまつり」をやっていて、芝生の上で色々な年齢層の方が気持ちよさそうに楽しんでいる姿は意外とええなぁと感じます。

なんというか、「水都大阪フェス2016」ってなんなの？　という気持ちにさせられました。毎年毎年、コンセプトがぶれて、公式のガイドブックを見ても、9月11日～10月16日に行われる小規模なイベントを羅列しているばかり。水辺の再生で様々なイベントをやるのは良いんですが、”フェス”と銘打って一定期間を設けたり、コアデーを設定するんだったら集中的に同じコンセプトでイベント感を出してやればいいのになぁと思わされました。

個々のイベントは面白そうなのいくつもあるんだけどなぁ……

生きた建築「フジハラビル」

水都大阪フェスにある意味がっかりさせられた一方、ウチが今気になっているのが11月5･6日に行われる「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」。

大阪って結構レトロな建築物がそこかしこに残っていて、しかも空堀や中崎町のような「レトロ」と聞くと思い浮かべる町屋の風景だけでなく大型の建築物の中にも興味深いものが一杯。

「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」の開催日には普段入れない建物も特別公開されたりするんですが、ちょっとこの時期に合わせて色々と回ってみようかなぁとも思っています。

で、天神橋筋一丁目にあるフジハラビルへ。今回の「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」には参加していない建物なんですが、この建物がなかなか素敵です。
大正12年建築で、現在はギャラリーやデザイン事務所が置かれていて個展を開かれたり、ウチが好きな劇団P･T企画もここでお芝居をしたりしています。

古き良き雰囲気の残る建物内も良いんですが、入り口で出迎えるウサギの彫刻だったり、壁に直接描かれた絵画だったり、建物全体が古さの中で「おれ、現役やから」という熱を感じてしまう建物です。

大阪の面白さって、個人手金はこういう所にあると思っていて、一つの場所に同じようなものが固まっていたり、その逆でなんでこんなところにこんなのがっ！ ってのがあったり。フジワラビルはまさに後者の素敵な例ですね。そういう意味でも「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」で建物に視点をあてて町歩きするってのはもの凄くいいと思うんですよね。

グレイトフルバーガー〜シカゴギャル’sストア〜

残念ながらすでに閉店しています

さて、町歩きで疲れたら最後はお腹を満たすお店で。

前からチェックしていたグレイトフルバーガーさんへ。定休日だったり、臨時休業だったりでようやくの訪問。

定番のベーコンチーズバーガー(￥1,100)に、ポテトとドリンクのセット(＋￥400)で。

いわゆるグルメバーガーは、ファストフード店との違いがどこまで出せるかが大事。
こちらのお店の場合は、ふっくらと厚めの胡麻をふったパンズの美味さと、肉々しいがっしりと詰まったビーフパティのシンプルで力強い味わいがその違い。お店の名前らしい「グレイトフル」なバーガーを頂けます。

ハンバーガー専門のブロガーのふじじんさんなんかは、限定のデザートバーガーメニューにさらに工夫を加えて楽しんでいますが、グルメバーガー初心者でも楽しめる「最初の一店」になれるお店じゃないかなぁ。

なかなかいい散歩でした。もっと色んなところ歩きたいね。