- 2018年4月7日
新しくCW,SVになられた方に。生活保護通知・通達総索引(最新版)をご紹介します
新しい年度が始まりました。私も異動になり、はじめての業務につくことになりましたが、4月から生活保護の分野に配属になったC……

12年前、自身の職場で新任査察指導員向けに話してほしいと言われて研修に登壇したことがありました。その時のこと、実はこのブログに書いていたりします。
あの頃、人の前に立って自身の経験を話すということをどこまで深く考えていたか覚えていないのですが、今読み返してみてもベースになる考え方は大きくは変わっていないようです。
JIAM(全国市町村国際文化研修所)から御依頼を受けて、初めてというケースワーカー研修の講師の一人として登壇してきました。
3日間の研修で、私が担当させていただいたのは2日目最後の1.5コマと、3日目の3コマの計305分。講師陣の中で一番長い時間を頂いたので、山口県のケースワーカー研修で新任ケースワーカーに行った研修をベースにグループワークも交えて行いました。
参加者は全員が新任というわけでもないので、それぞれが現場で経験した「ケースワーカーの解像度」を持っています。
他の登壇者と違い、私は現役の査察指導員(SV)なので、その解像度の高さがある種の強みです。職業倫理や理論、制度理解は、私よりも解像度の高い他の講師の方にお任せし、今、現場で受講者が感じている「仕事としてのケースワーカー」の解像度を高めることに集中して、より良いケースワークが行えるよう研修を企画させていただきました。

研修のメインに据えたのは、私が制作した「事例検討RP」です。4コマのうちの2コマで、それぞれ(たったの)1問の事例をチームごとで考えていただきます。
被保護者からの相談に対して、ケースワーカーが感じるファーストインプレッションを言語化してもらい、その後にカードに隠された「相談の背景」や「世帯の状況」、周辺情報などを調査します。
そして、得た情報をもとに「ケース診断会議」で、相談に対する「福祉事務所としての答え」を導き出す……ケースワーカーの答えでなく福祉事務所としての答え、なのがポイントなんですが、それを解説では強調しないようにしています。
大切にしているのは、受講者が自ら体感し掴む「感覚」です。
研修のために作られた架空の事例そのものが主体ではなく、その事例に対してケースワーカーがどう考えて、どう行動するのかに主体を置いて、(講師が)「伝える」ではなく(受講者に)「伝わる」研修になるようゲームデザインしています。

ケースワーカーは、実はもっと語りたいんじゃないかと思っています。
高い職業倫理が求められ、地方公務員ならではの制約もあり、そして何より対象者の個人情報を抱え込んで、理不尽なほどの圧力を全方向から受けながら日々勤めています。
そんなケースワーカーに必要なのは、詰め込み一辺倒の研修ではなく「語る」機会だと考えます。
多職種連携が必要といいますが、ケースワーカー間の連携がすすめばもっともっと良い仕事ができるんじゃないでしょうか。今回のケースワーカー研修が、色々な地域のケースワーカーが語り合って仕事のモチベーションも解像度も上げていく機会になっていたら嬉しい限りです。
また、こんな研修に関わる機会があれば、ぜひお手伝いできればと思います。
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