- 2018年3月31日
キャラメルボックス「夏への扉」 何もかもが愛おしい
かつてオールタイムSFベストの1位に輝いたこともある(2014年にSFマガジンが創刊700号記念に行った調査では9位でした。1957年に書かれた作品なので、50年以上たってもまだ10位以内にはいっているのも凄いですが)タイムトラベル小説の名作中の名作「夏への扉」。私も中学生の時に福島正実さんの訳で初 […]
かつてオールタイムSFベストの1位に輝いたこともある(2014年にSFマガジンが創刊700号記念に行った調査では9位でした。1957年に書かれた作品なので、50年以上たってもまだ10位以内にはいっているのも凄いですが)タイムトラベル小説の名作中の名作「夏への扉」。私も中学生の時に福島正実さんの訳で初 […]
私が大好きな演劇集団キャラメルボックス。今月、ロバート・A・ハインライン原作の名作SF「夏への扉」を7年ぶりに再演するんですが、楽しみすぎてついついこんなエントリを書いてみようと思いつきました。 原作物のテレビドラマ化・映画化などというと、特に原作ファンは期待しつつも不安になってしまうもんです。そし […]
お前、僕街(僕だけがいない街)だけで何回ブログ書くねん! と思われそうですが、ラストまで読んで個人的にはタイムリープ物の漫画では、自分の読書歴史上最高の作品になったので、やっぱり勢いに任せてもう一回! ようやく最終刊の8巻を読み終えました……honto、注文してから送ってくるまで何日かかってんねん、 […]
このちらしに惹かれて、観に行こうかどうか悩んでいたんですが過去公演の「地下4階の人々」がYouTubeで全編公開されているのを観て、これは面白そうと思って突撃してみました。 ライブハウスの「地下一階」。30~40人ほどのかなり小規模の公演ですね。 「もし、一度だけ過去に戻れるとしたら……あなたは人生 […]
キャラメルボックス30周年公演の第3弾は、筒井康隆さん原作のタイムトラベル小説の名作「時をかける少女」。時をかける少女と言うと、ウチなんかは原田知世さんが主演した1983年の映画版で、ついついタイトルを聞いた瞬間に「と~き~を~♪」と歌ってしまうんですが、4度も映画化(一つは細田守さんのアニメ映画) […]
また恐ろしい巻末のヒキやな…… 以前に取り上げた漫画をもう一度取り上げます。三部けいさんの「僕だけがいない街」、マンガ大賞2014年2位、2015年4位。間違いなく面白いんだけど、もしかしたら実はこの面白さに気づいている人はもっともっといてええんやないの? と思わせる作品です。
中学生の上条友介は突然、時間を飛び越える現象に見舞われるようになる。五年後に恋人の菱村美沙緒が惨殺されることを知った友介は、現在と未来を行き来しながら、恐怖の運命を変えるべく知力と体力の限りを尽くす。 本格推理小説の書き手である著者がタイムトラベル物に挑んだ作品。 導入部から、中学生の上条が未来に跳 […]
「イヤミス」って知っていますでしょうか?一時期、ちょっと話題になったバズワードで「読んだ後にイヤな気分になるミステリ」のこと。映画化もされた湊かなえさんの「告白」なんかが有名ですが、個人的にはイヤミスと聞くと、米沢穂信さんの「ボトルネック」の読後感は最悪だったなぁと思い出します。 今回、レビューした […]
しばらく時間が空いてしまいました。 タイムトラベルな日々。4作目は、まだ完結していない物語を取り上げようと思います。 「僕だけがいない街」 今年のマンガ大賞2014で第2位になった作品で、タイムトラベルとミステリが見事に融合された作品になっています。 角川書店が発行する月刊漫画誌「ヤングエース」に連 […]
タイムトラベルな日々。 前回の「クロノス・ジョウンターの伝説」の吹原和彦のように、相手への思いがたっぷり詰まった作品を紹介しようと思ったら、この作品を思い出しました。 ジャック・フィニィの「愛の手紙」 ジャック・フィニィでタイムトラベル物と言えば、代表作の長編小説「ふりだしに戻る」なんですが、「ゲイ […]