- 2012年3月30日
空晴「32年生の8時間目」大阪千秋楽で心をほぐしてきました。
大阪市会が某市議が取り上げたねつ造リスト問題で紛糾して、予算の成立が何時になるか分からなかった3月27日の夜。 特に……
「エルフ」という種族をご存じでしょうか?
あれでしょ? 金髪や銀髪で耳の長い……いすゞのトラックを思い出した人はごめんなさい。
剣と魔法の世界、ゲームや小説などでエルフを知っており、そんなファンタジーの世界に親しんできた者にとってはたまらないイベントが開催され、娘と娘の友だちとともに参加してきました。
あぁ、エルフと言えばディードリットという世代のおじさんにとっては、なんだか感慨深いなぁ、と思ったり。
LIFEisFANTASIAとは?
私たちが子供の頃に憧れた、剣と魔法とちょっと機械な物語の世界を、
実際に体験できるリアルファンタジーRPGイベントです。
参加者のみなさんは世界を旅する冒険者となり、
そこでの生活や出来事を楽しむことができます。
もしあなたがこの世界に来たら、いったいどんな一日を過ごしたいですか?
長居公園内の長居植物園。その中にあるHANDSOME bot GARDENがエルフの隠れ里になって、参加者はそこで行われるお祭りに冒険者として参加することになります。
お祭りの準備をしたり、発生するクエストに参加したり、冒険者たちは思い思いにその時間を過ごし、そんな中で、エルフの里に暮らすこの物語でのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)たちが中心になって物語も紡がれていきます。
冒険者として参加した参加者は約500名。
長居植物園は完全貸切という訳ではなく、通常どおりの営業をされていたので、
エルフの隠れ里に向かう冒険者たちの列はこんなことに。
植物園を訪れていた一般の方々は写真を撮ったり、声をかけてきたり。参加者たちは手を振って楽しそうにしています。
参加者からは「日本橋ストリートフェスタと違って、見ている人の方が少ないのですっごく楽しい」との声も。
これだけ見ているとコスプレイベント? と思ってしまいがちですが、このイベントの面白いところは参加者それぞれの楽しみかたができるところ。
公式ホームページに世界観やバックストーリー、エルフの里で起こる事件までのストーリーが小説でも紹介されており、当日はNPCとしてキャストの方々が物語を演じます。
参加者はその物語に関わって、発生するクエストをこなすことで冒険者レベルをあげることができます。
そんなリアルなRPGを体験できるだけではなく、
事前に、自身のギルドカードを作ることができ(有料)、それを名刺代わりに交換して同じ趣味を持つ冒険者たちがリアルに交流できるようにもなっています。
ちなみにこのギルドカード、カードゲームにもなってます。
さらに、この世界観にあった露天商(物販)が会場には現れ、剣や盾、アクセサリーなどの装飾品が販売しています。
写真はみなふぉんさんの作品。耳飾りなんですが、私の好みにどんぴしゃのものがあったので、ついつい娘と一つずつ購入。
さらにさらに、HANDSOME bot GARDENのカフェエリアでは、イベント限定の食べ物が提供され、日が沈むと本当に冒険者が集う酒場という感じ。
他にも、舞台では楽団の演奏があったり、弓矢体験があったり。
主催者のエスタさんは、以前のドワーフでのイベントで、「酒場でずっと小説を読んでいるだけの冒険者がいて感動した」という位、決められた楽しさではなく、この世界を参加者がそれぞれ楽しむという楽しさが一杯の体験イベントです。
LIFEisFANTASIA
〜エルフの隠れ里と竜精の巫女〜皆さまのお陰で無事終了致しました。
お越しいただきまして、誠にありがとうございました!!
エルフの里の扉は閉じてしまいましたが、皆様の次の冒険は始まったばかりです‼️次の街でお会いしましょう‼️#ライファン pic.twitter.com/4AqYOpgMa1
— LIFEis FANTASIA〜エルフの隠れ里と竜精の巫女〜 (@bahamut_zwei) November 23, 2019
カーテンコールで「今回の参加者が500名、もっともっと大きく1万人が参加できるイベントにしたい」といっておられて、それは楽しそうと思ってしまったのですが、
体験型イベントとして、幅広い楽しみかたができる反面、楽しむためにはしっかりと準備が必要なのが、ちょっと敷居が高くなっちゃってる感じ。
「普段着でも大丈夫」とのツイートもあったので、コスプレの準備も度胸もない私は手持ちの衣類で比較的ファンタジーの世界観を崩さないものを選んで行ったのですが、参加者の9割近くはガッツリとしたコスプレで参加していて、そこに入っていくのはかなり勇気が必要です。
クエストは謎解きやアイテム集めが中心だったりするんですが、以前参加した別の体験型公演WAR→P!さんと違って、クエストの結果などがメインストーリーなどに影響を与えていなさそうなので、自身の冒険者レベルをあげるという要素はあれど、物語への没入感は薄めなのは少しだけ残念。
事前に公式サイトや公式のTwitterを読み込んで、コスプレなど自身の設定も用意して、この世界を楽しむならこんなに楽しいイベントは無いかと思います。
でも、1万人が参加するイベントを目指すなら、ライトな参加者がディープな参加者になれるような入り口部分の仕掛けがもっともっと欲しいです。無茶言ってるのは百も承知ですが、お手伝いできるならお手伝いしたいくらい。
昔々、D&Dで数少ない同好の士とサイコロを振って、物語を妄想していた頃には想像もできなかったイベントでした。娘やクトゥルフを楽しんでいるなんていう娘の友だちと参加できて本当に素敵な土曜日でした。あーーー、楽しかった。主催者の皆様、ありがとうございました。
[blogcard url=http://fantasyguild-bahamut.jp/]
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