すき焼き居酒屋って新しい@京都「すき焼き炭火居酒屋 北斗」

京都から新しい形態の居酒屋がオープンしたということでお招き頂きました。
と、言われても奇抜な居酒屋は色んなところで見られるようになっていますし、多少のことでは驚きません。

京都駅を北口で出て、京都タワーの見える側に。まっすぐ進んで七条通を左側に曲がってください。歩いて5,6分くらいじゃないでしょうか。おっと、熟成肉が美味しい「听（ポンド）」さんもこの通り沿いにお店を出しておられるんですね。今日の目的のお店は、入り口は小さく奥に長い、いかにも京都らしい町屋の造り。お店の方に聞くと元は仏具屋だったとのこと。巧くリノベーションしましたね。なかなかいい雰囲気です。

この日は料理は、お店の方のお薦めで。食べ好きのメンバーに大食いの美女まで揃って楽しんできました。

北斗の七つ星カクテル(￥777)

乾杯にはお酒を。京都麦酒に、佐々木酒造をはじめとする京都の日本酒なども置いてあるので、一杯目はビールじゃなくてもOK。ウチにみたいにビールがそれほど好きじゃないものにとってはこれも嬉しいですね。

その中でも面白いのは「北斗の七つ星カクテル」。グラスにたっぷりのアイスフルーツ、オリジナルシロップに7つの星(飲み物)を加えるカクテル。加える飲み物は、ハイボール、ビール、酎ハイ、白ワイン、赤ワイン、日本酒、ノンアルコールソーダの7種類。お店の方のお薦めを聞くと「ノンアルコールソーダ」……って、店員さんのほとんどが未成年やん。大人の店員さんのお薦めは「日本酒」だそう。私はビール、白ワイン、ハイボール、日本酒を少しずつ頂きましたが、確かに日本酒が一番かなぁと思います。

他にも面白かったのが「生トマトサワー」(￥500)。氷結トマトをグラス一杯いれており、トマトが嫌いでなければもの凄く楽しい飲み物です。

西京味噌のクリームチーズ(￥490)

スピードメニューとしてクリームチーズ。西京味噌につけ込んだクリームチーズの甘みが素晴らしく、良いおつまみ。塩昆布と合わせたものもあって、これも良い感じです。

新感覚 ポテトサラダの天ぷら(￥490)

ポテトサラダを海苔ではさみ、揚げた天ぷら。精進料理で海苔を使って鰻のようにするものがありますが、この天ぷらを魚だと勘違いしている人もいましたね。滑らかなポテトサラダがほんのり温かく、海苔のパリッとした食感との対比が面白いおつまみです。

旬野菜のお造り仕立て 金山寺肉味噌ディップ(￥590)

こちらも京都らしい一品。金山寺味噌をチョイスしているのは京都らしいのですが、この店らしい面白さはその金山寺味噌にオリーブオイルを混ぜてディップソースにすること。野菜が新鮮なので、このディップソースはシンプルに美味しいですね。

牛すき(特選盛り)　(￥2,490)

国産霜降り牛のロース肉がこんだけあって1人前(野菜は2人前)。2人前からオーダーできますが、ロースとバラ肉の上盛りだと￥1,590なので、この量はコストパフォーマンスが素晴らしいです。

平たい鍋に炭火で熱を加えます。甘辛い割り下で煮込むというよりは漬け焼きするという感じのすき焼き。こちらのすき焼きで面白いのは割り下にすり下ろしリンゴを加えることと、食べる時に生卵だけでなく、出汁で割ったとろろを使うこと。
とくにとろろ芋は、肉と良く合っていて、この食べ方は新鮮な驚きでした。

豚すき(￥1,390)

豚肉は飼料に栗を使った「栗豚」のロース肉、バラ肉がバランス良く用意されています。牛肉とは違って臭みが低く美味しい上に、リーズナブルな価格。牛肉の代わりという訳ではなく、こちらをチョイスするのも良いですね。

鶏すき(￥1,390)

鳥取のブランド鶏「大山ハーブ鶏」。モモ肉、胸肉にセセリとこれもボリュームがあります。
牛、豚、鶏とどれを選んでも十分満足できるんじゃないでしょうか？

牛ステーキ大串(￥590)

鍋を炭火で用意していることもあって、炭火焼きの串メニューも揃っています。バーベキューで使うような太い金串に豪快に刺した牛串で、味付けが濃い目で葱と揚げニンニクが良いですね。

牛シチュー串(￥590)

串ものに入っていますが、本格的なシチュー。これもすき焼き屋には珍しいメニュー。

他の同行者はこちらのお店に来る前に食べてきたため、すき焼きの〆のうどんやご飯はなしですが、お酒のあてからご飯ものにデザートまで、バランス良くそして、すき焼きを食べるお店なのにリーズナブルなのが本当に面白いなと思いました。1人3,000～4,000円ほどあれば結構満足できるんじゃないでしょうか。自宅近くにあったら、子どもを連れて行ってもいいかなぁと思いました。
ごちそうさまでした。