“和”を感じる創造的な北イタリア料理@西天満「Hakoniwa」

“和”を感じる創造的な北イタリア料理@西天満「Hakoniwa」

 

お店の外観

素敵なお店を教えていただきました。

9/4、西天満にオープンしたばかりのイタリアン。コロナ対策もしっかりととられた美しい店内で、ピエモンテやトスカーナ地方の北イタリア料理を中心に、ゆったりと食事を楽しむことができます。

お店の箱庭

ビルの1階に作られたお店ですが、入口から玄関までの間に店名どおり日本庭園風の「箱庭」があります

箱庭

テーブルに座って、硝子越しに箱庭を眺めていると、仕事の疲れがすーっと落ち着いてきます。

ほぼ半年ぶり、8人掛けのテーブルに交互に座って4人での会食になりましたが本当に楽しい一夜で、ついつい飲み過ぎてしまいました。

ハコニワコース ¥7,000+税

ディナータイムは7,000円と12,000円のコース(ドリンクは別料金)。
要予約で苦手な食材やアレルギーについても対応していただけます。

スープ オオモンハタ

スープ

キハダの仲間とレクチャーがあったオオモンハタのスープでスタート。

わずかにとろみを付いたスープ。

オオモンハタのスープ

オオモンハタはしゃぶしゃぶにして、青銀杏を添えています。
ほのかに魚を焼いたような香ばしい味わいもします。コースをスタートさせるのに最適な見て美しく味わっておいしい一皿です。

イスキア ビアンコ カーサ・ダンブラ テヌータフラッシテレッ2017 ¥1,000/グラス

白ワイン

ワインは完全にお店の方にお任せ。ワインリストだけでなく、そのときに仕入れているワインの中から料理にあうお値打ちのものをおすすめいただけます。

こちらのワインはイタリアのナポリ湾にあるイスキア島のもの。島の土着品種「フォラステラ」と「ビアンコレッラ」で作られている辛口で、心地よい酸味が特徴のワインです。

ラベルがドンペリと同じ形になっているのは、生産者が友人同士らしいとのこと。それは面白い。

前菜盛り合わせ「箱庭」

前菜「一の膳」

前菜は「箱」で提供。開くと

紅あずまのフリット会席料理のような美しい盛り付けです。「一の膳」は紅あずまのフリット。

紅あずまのフリット

元々甘みがしっかりとした紅あずまを、1年間熟成させ、さらに低温で30分間かけてじっくりと揚げています。

衣はイースト菌の入ったもので、表面はカリカリなのに、パンのようなもっちりとした面白い食感です。トリュフ塩が全体の甘さを引き立てます。

前菜盛り合わせ「二の膳」は、まさに会席料理の「八寸」のようにお盆に小皿で盛り付けて提供されます。

それぞれの料理も見た目は完全に日本料理ですが、一つ一つは完全にイタリアン。

『猪ロース肉の唐揚げ』は臭みが全くない柔らかい肉質で、しっとりとした衣が素晴らしく、『真ふぐ黒ニンニクソース』は弾力のある身に負けない力強いソースが心地良いです。
備前黒牛アカセンの煮込みニラソースはここまで柔らかくなるの?と思えるくらいの牛アカセンをフィレンツェの名物・ランプドレッドのように仕上げています。ニラのソースの苦みがなんとも小憎たらしいくらいにおいしいです。

明石だこ

どの前菜も素晴らしいのですが、特にこれ。

明石だこは、日本料理と同じ仕込みでとんでもなく柔らかく煮込まれており、梅肉和えをイメージして口に入れると、上に添えられているのは実はセミドライトマトという驚き

いくらのフラン

いくらはコンソメのフランになっており、洋風茶わん蒸しといった優しい味わいのものになっています。

アンペリオ ランゲ シャルドネ フォンタナフレッダ2017 ¥1,100

白ワイン

魚料理を前に、ラベルのかわいい白ワインを。

シェフが北イタリア料理を志向していることもあって、好みのワインも北イタリアのピエモンテやトスカーナ産のものが多いとか。

ラベルに描かれた帽子のような透明感のワインで、すっきりと上品な飲み口です。

ワインをそそぐ

甘鯛のうろこ焼き

甘鯛のうろこ焼き

この日の魚料理は甘鯛のうろこ焼き。

パリパリとしたうろこに、身はふっくらとした甘鯛に添えるのは赤万願寺のソース
和の食材である赤万願寺を乾燥ブラックオリーブの粉末とオリーブオイルで、しっかりとイタリア料理に。

穴子とからすみのパスタ

穴子とムカゴのパスタパスタは穴子とからすみを使ったオイルベースのパスタ。

むかごとからすみで濃厚な味わいになるのかと思えば、荒くすりおろした生わさびが利いて、良いバランスの味わい。

添えてある酢橘を絞るとさらにさっぱりとした味わいのソースに変化します。

フォカッチャ

自家製のローズマリーのフォカッチャも絶品。

フォカッチャ

備前黒牛マルシン

備前黒牛マルシン

メインの肉料理は備前黒牛の希少部位マルシンを、舞茸、パルミジャーノチーズで。

レアで柔らかい肉を、舞茸とチーズの香味で存分に味わえます。

デザート

クリームチーズのジェラートデザートはちょうど旬の無花果を、クリームチーズのジェラートに添えて。

甘さは控えめ、無花果の繊細な甘さを、こちらも甘みは少なめのジェラートと一緒に楽しめます。


食後の紅茶

あっという間に二時間くらい過ごしてしまいましたが、気持ちよくおいしい料理をいただけました。

いいお店ですね。娘を連れてもう一度行きたい。
ごちそうさまでした。

シェフ

店名 Hakoniwa
ジャンル イタリア料理
住所 大阪市北区西天満4-2-12 ドムール天満1F
電話番号 06-6311-5555
交通手段 大阪メトロ御堂筋線・淀屋橋駅より徒歩9分
営業時間 11:30~15:00 / 18:00~23:00
定休日 水曜日、(ランチ)木曜日
サイト 店舗サイト / 店舗Instagram / 食べログ

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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