えーびーがた「地球ロックンロード」むずがゆい気持ちになる初本公演


人の縁というのはおもしろいもので、大きな意味で同じ職場に勤めている方がお芝居をやっていて、そのお芝居がものすごく面白かったので、次の出演をチェックしていたら、気になっていた女優の小野村優さん と共演され、しかも劇場が職場から歩いていける浄土宗應典院本堂

もうチケット買うしかないやろということで、 真壁愛さんと小野村優さんのユニット・えーびーがたの初本公演「地球ロックンロード」、観に行ってきました。

あれ、こんな壮大なお芝居だっけ?(笑)

閑静な住宅街の隅っこにある4階建ての木造アパート。

玄関前にはズラリと並んだ自転車。木でできた表札には「双葉寮」と彫られている。一歩入れば柑橘系の匂い、軋む床、開きの悪い扉、二槽式洗濯機、指で水をはかる炊飯器、雑多な漫画本、立ち入り禁止の屋上。

ここは規則と伝統と上下関係が混雑している。ここが高校生活の中心。きっとすぐホームシックになる。

應典院舞台芸術祭 SpaceDramaNext2018 パンフレットより

双葉女子寮で高校生活を送るふたりの女子高生。運動大好きで部活に精を出す、でもすぐに骨折する「なみ」、田舎から出てきたお地蔵様へのあいさつを欠かさない「うづき」。
そんなふたりの入学からの3年間を春夏秋冬と季節が巡る中で描いています。

二人のやりとりは、時にあまり意味がなかったり、感情が先行したり、学生時代の思いや夢や不安や理不尽や、なんやかんやがなんやかんやで、歳を重ねてしまった私はものすごくむずがゆく、そのくせニコニコしながら観てしまいます

「うづき」を演じる小野村優さんは3年前に別のお芝居で観て、「またこの人が演じるお芝居観たい」とずっとチェックしていたのですが、やっぱりとても体の軸がビシッとしていて、 舞台上で動いているのが格好いいです。

「なみ」を演じる真壁愛さんは、考えられた無駄に力の入った動きがなみの不器用な面を感じられて、これまた格好いいです。

主演の二人が格好いいうえにかわいいので、それだけでも素敵なんですがゲスト出演のメンバーもこれまたたまらない。
女子寮になぜか住み着く伊豆丸の片岡百萬両(片岡自転車工業)さんはゆるーい存在感がいい感じだし、大きな夢を持つパン屋のアルバイトみぞれの福田恵(劇団レトルト内閣)さんはしっかりと主演とは違うサイドストーリーの主役を演じています。

そしてなにより、急に代役で寮母さんを演じることになった是常祐美(シバイシマイ)さんがとにかくすごいです。当て書きなんやないの? ってくらい、双葉寮にどんと構えて、二人の青春をバックアップしています。

いやー、本当に素敵なお芝居でした。
物販もセンスがあって素敵だったんですが、 みぞれのその後や、二人が叫んだラストシーンも大好きです。
小野村さん推しでしたが、今後は真壁さんも一緒に箱推し(ユニット推し??)します。

公演名えーびーがた「地球ロックンロード」
公演期間2019年3月14日(木)~17日(日)
場所浄土宗應典院本堂
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