観劇雑記:空晴「理想の、あとかたづけ」

infoこの記事は2013年9月3日に書いたものです。
現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

karappare観劇と言えば、キャラメルボックスさんばかりのウチですが、地元・大阪では空晴さんの舞台が大好き。

ちょうど、今回はキャラメルボックスさんの舞台と公演時期が被ったので、ちょっとずらして……と思うと、楽日の今日しか、しかも昼の公演しか時間が取れそうにありませんでした。
よーしと思って、前もって夏休みを取ろうかと思っていたのですが、なんたって月初の月曜日。半日だけ仕事に行って、雨の中、東心斎橋のウイングフィールドへ向かったのでした。

会場前にトイレに並んでいたら、入場順に間に合わず100番目位に入場。満員の中、どうしようかなぁと思っていたら最前列の桟敷が空いてるやないですか。ウイングフィールドのような小劇場の場合、椅子に座っても足が折りたためないので桟敷席の方が大歓迎。最前列でかぶりつきで観劇ですよ、ガブガブ(笑)

物語はある民家の2階。
永らく使われておらず倉庫と化した部屋をリフォームしようと寿美子(鴨鈴女さん)は、工務店の早乙女(平本光司さん)に下見に来てもらっている。
ところが、寿美子の妹・志奈子(岡部尚子さん)はリフォームに反対の様子。室内にはなぜかこそこそと隠れている男や、ピアノの音が聞こえたり、なにやら一筋縄ではいかない事情がある模様。

場面転換のないワンシチュエーション(今回は民家の2階)で描かれる家族の物語。

空晴さんのお芝居は家族だったり、友人だったり、人と人との繋がりの中で生じた問題を、緩やかに解きほぐしていくホッとする物語が特徴です。
その中で、勘違いだったり、言葉の擦れ違いでコントのように笑いを多層的に組み込んできます。

今回は長女・寿美子を演じる南河内万歳一座の鴨鈴女さんと、次女・志奈子を演じる岡部尚子さんのツートップのやり取りがとにかく強烈。
大阪のおばちゃんらしい「あれやんか」などの、実は何も言うてないのに何を言うてるか分かってしまう会話に、場内大爆笑……ん? 東京や福岡ではどんな反応になるんだろう??

ツートップの姉妹に押され気味の弟・充(上瀧昇一郞さん)は、要所を締めつつも謎の美青年・高広(上田康人さん)との妖しい関係でたっぷり楽しませて下さいます。

この作品で役者を引退する平本光司さんの「理想の、あとかたづけ」、重なり合うような素敵なお芝居でした。

個人的にはショートカットで元気な少年(少女?)役を演じる古谷ちささんが大好き。昔からこういう女性好きなんですよねぇ、ついつい目で追っちゃいます。

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次回の公演予定は2014年7月の予定なので、しばらくはお預け。
客演で他のお芝居に出演されることもあるようなので、そちらも見に行ってみようかなぁ。

今回の公演はこのあと東京・下北沢のOFF・OFFシアターで9月11日~16日、福岡・博多の博多リバレインホールで9月27日~29日に遠征します。
お時間のある方、大阪の劇団・空晴にぜひ注目してあげて下さいませ。

ABOUTこの記事をかいた人

があ

大阪生まれ・育ち・勤めの闘う(?)公務員。 一般事務職で採用されたのに、今や福祉職だと勘違いしている人が大多数。濃い顔付きから沖縄人やらアラブ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ-