石川県輪島市の味を大阪で@深江橋『麺匠輪』

石川県輪島市の味を大阪で@深江橋『麺匠輪』

令和6年北能登地震の発生から明日で2週間になります。

私の勤める大阪市でも地震発生直後から消防局や保健衛生に関わる職員、上下水道に関わる職員が続々と災害派遣されています。

東日本大震災や熊本地震の際もそうでしたが、自治体職員が行う被災地の支援は初動だけではなく、その後も長く続きます
私も元防災担当として、大阪市が対口支援している石川県輪島市にもう少ししたら短い時間ながら応援派遣される予定ですが、現地の皆さんの邪魔にならず力になれるように準備したいと思います。

被災地の状況は気になるところですが、離れた大阪にいる私としては今できることをできる方法でということで、この記事を書くことにしました。

石川県輪島市出身の店主が営むラーメン店

私の友人、大阪・深江橋でラーメン店『麺匠 輪』を営む中野茂美さんは石川県輪島市出身。

地元の食材を活かしたラーメンを以前から提供しており、時には石川県の酒造メーカーさんたちと協力して、日本酒と石川の食材を楽しむ会を開いたりと現地の食材の魅力を大阪で発信しています。

輪島の朝市に出向いて食材を仕入れては、限定ラーメンなども提供している中野さん。地震の発生後は自身のFacebookで被災地の状況を積極的にシェアしています。

清湯醤油 全部のせ

こちらのラーメン、醤油は石川県輪島市の谷川醸造のサクラ醤油を使用。

煮干しがベースなんですが臭みは全くなく、甘みを感じるサクラ醤油の食欲をそそる香り、鶏油で脂を足して刻んだ生玉ねぎや柚子皮がさっぱりとした味わいを加えます。

チャーシューは豚肩、豚バラ、鶏胸と種類の異なる3種が総のせで、それぞれの仕込みが丁寧なので食感、味ともに変化を加えられてこれだけ多くてもあきません。

タピオカを練り込んでいるというツルミ製麺所製の中部とのちぢれ麺との相性も良く、「いつでも食べたくなるようなラーメン」に仕上がっています。


醤油ラーメンに使用されているサクラ醤油を製造している谷川醸造さんも震災で壊滅的な被害を受けているようで、非常に心配です。

カエシに使っている塩・醤油なども当面地元のものを使えなくなりますが、中野さんは20年以上の経験を元に品質を落とさないように頑張りたいと前向きに話しておられました。

「道路が復旧次第、輪島に帰ってお世話になっている人の力になりたい」という中野さん。私よりも遙かに現地への思いを抱えて、それでも今できることにしっかりと取り組んでいます。

ラーメンとちょっとだけの義援金としてお支払いして久々の再会はおしまい。

中野さんのラーメンを食べれば、あとで必ず輪島市や珠洲市に還元されるのが分かっているので、また、輪島市への派遣から帰ってきたら中野さんのラーメンを食べに行こうと思います。

ごちそうさまでした。

私がこの記事を書いたよ!

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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