紙の神な博覧会『紙博』が関西に帰ってきた~

文具メーカー、印刷会社、イラストレーター、加えて少しおやつ。そんな紙素材の“神”な博覧会が関西に帰ってきました。

関西で前回開催されたのが(多分)2019年の京都でのこと。 コロナを乗り越えて……といいたいところですが、まだまだ大変な中、感染対策も含めて少しずつでも復活してきてもらえると嬉しいですね。

今回の会場は、神戸のデザイン・クリエイティブセンター(KIITO)、旧生糸検査所を改修してできた神戸のデザイン拠点です。 三宮図書館にカフェやレンタルスペースも内包しており、なかなかに魅力的な施設です。

地元神戸の『神戸派計画』を初め、関西だけではなくよく見るお店から、個人のイラストレーターさんも。

切符の印刷を中心に凸版印刷を100年以上続けてきた山口証券印刷のブランド『Kumpel」さんは、本物の切符と同じ同じ製法で作ったメッセージカードなどを出品。さらに、イベントらしい「入鋏体験」なんかもできたりします。

私も使っている『HI MOJIMOJI』の「WORKERS’BOX」 説明書ファイルなど市販品でも小物ごとまとめるものはあるのですが、この本棚に立てた時にこの格好いい背が並ぶのがいいなぁと思います。

実用品というと、『KNOOPWORKS』の製品も良いんですよね。 手をモチーフにしたスタンプやマスキングテープ、そしてミーティングやデイリー・ウィークリー・マンスリーのレポードパッド。 シンプルかつ格好いい製品が並んでいます。

他にも、紙で作る手のひらサイズの楽器『papernica(ペパニカ)』のような、これも紙でできるの? といった製品や、包装紙、しおり、メモパッドに便せん、買わなくても見て回っているだけでも楽しいです。

本日の戦利品

ということで、本日の戦利品。控えめな購入ですが。

一番の大物は『山本紙業』の「山本紙業ミニ」 もうこれは、売り方が巧いですよ、ホント。 B8サイズ(64×91mm)にカットされた50種類以上の紙を、50枚から70枚で包んで積み上げています。

前払いで料金を支払うとバレットを一つ渡され、そのバレットに積み上げる紙を5種類選べます。選んだら、コンテナ柄の箱にバレットごと入れてお渡し。

製紙会社さんの倉庫から出荷したかのようなパッケージ。 単に紙を選ぶだけよりも面白くて。職場でのメモ用紙として使おうかな。

マスキングテープは家に使えていない在庫が200本以上あるので、控えめに。 文具女子博などでもいつも大行列の『ヨハク』のマスキングテープ。

紙や印刷のコラージュ柄が素敵で、いつも使っています。 昨年の紙博in松本の限定も少しあったので購入。にじみやグラデーションに雪の結晶が素敵です。いいね。

雑貨としてティッシュペーパーボックスも購入。 京都・五条の『&PAPERS』のもの。スタッキング可能なシンプルな机周りに置きたくなるデザインで一目惚れでした。

マグネットで繋げる「BUILDING」というオーガナイザーボックスも素敵だったんですが、ちょっと予算オーバー、あと今の机周りでは置くところを作れなさそうで断念。 京都の店舗までまた見に行こうと思います。

そして、紙は2種類。

中越パルプ工業の「竹紙」はA4の無漂白のものを購入。原材料が竹100%の紙。 しっかりとしたコシのある紙で、持っていったボールペン、万年筆ともに良い感じの書き心地でした。

そして『神戸派計画』の「ぬらぬら書く」をコンセプトにした「GRAPHILO」のA5判。 以前から気になっていたのですが、実際に万年筆で書いたときにぬるっとインクのりがよく、それでいて文字が太らないすっと馴染む紙でした。

これは自分の記録用紙とかに使ってみようと思います。

あー楽しかった。次は4月に京都で開催を予定している『紙博』 興味のある人は、ぜひご一緒しましょう。