帰ってきたスパイスカレーマスターの一皿がたまらない「コイチカレー」@長堀橋

帰ってきたスパイスカレーマスターの一皿がたまらない「コイチカレー」@長堀橋

コイチカレー

春に大阪に帰ってきたと友人からの情報で、早く顔を見に、カレーを食べに行こうと思っていたのですが、なんだかんだと機会を逃していたら季節は夏になってしまいました。

「コイチカレー」の藤田一也さん(いちくん)は、大阪の名店「旧ヤム邸」が2017年に東京に進出して「旧ヤム邸シモキタ荘」をオープンさせた時の初代店長です。
あっという間に超人気店となった「旧ヤム邸シモキタ荘」。東京に大阪のスパイスカレーの文化を伝えたスパイスカレーマスターの一人が、大阪に帰ってきて長堀橋のバーを間借り借りて、独立開業です。

コイチカレー メニュー0723「旧ヤム邸」時代から、食材を楽しむ多彩なメニューを開発していた藤田さん。

自身のお店では、結構頻繁に変わる4種のメニューで提供しています。この日は写真のような4種類。

……迷うやないですか。しかもあいがけ、3がけがあるとは言え、全てを一度に食べることはできないので、相当に悩みます。どれも魅力的なんですよねぇ。

3がけ(ハモ+鶏キーマ+ラム)+マサラ玉子(¥1,600)

コイチカレー結局選びきれず3がけに。それでも、ポークカレーも食べたかった。

左から「小松菜とコリアンダーのハモカレー」、「砂ズリと白葱の鶏キーマカレー」、「ズッキーニとオクラの香辛ラムカレー」です。

おぉ、これは豪華だ。

一口、口に運ぶとしっかりとした辛みのあとに、特徴的なスパイスが後追いでやってきます。
ラムカレーはサラッとした辛みの強い味わいにオクラ、ズッキーニの野菜のほのかな甘みが良く合っています。鶏キーマは3種の中ではドライなカレーですが、その分スパイス香がズンと強め。
ハモカレーは、あっさりとしたハモの身を心地良いうま味のルーがまとって、これまた単体でも存分に美味しいカレーに仕上がっています。

何よりもすごいのが、あいがけ、3がけにしたときの味のバランス。明らかに異なる味わいなのに、スパイスカレーらしく、がっつりかき混ぜても味が破綻しないどころか相乗効果でうま味が増してきます。

コイチカレー

ターメリックライスは日本米かと思ったら、中粒米のカルローズとバスマティライスのブレンドらしく、スープに近いルーでも、油分の強いルーでもしっかりと受け止めます。

イベントなどを除いたら、藤田さんのカレーをいただくのは本当に久しぶり。

やっぱりおいしい。スパイスの使い方がやっぱりマスターですわ。
辛いでもなく、刺激的でもなく、とにかくうまい。食べた後にうまさの残るスパイス使いの妙はさっすがの技術です。このカレーが食べられるのは嬉しいです。

また、お伺いします。改めて、お帰りなさい!

店名 コイチカレー
ジャンル スパイスカレー
住所 大阪市中央区東心斎橋1-4-7 第3松野ビル1F 和泉屋バー(間借り)
電話番号 なし
交通手段 大阪メトロ堺筋線/長堀鶴見緑地線・長堀橋駅より徒歩2分
営業時間 [火~日]11:30~14:30
定休日 月曜日
サイト 店主Twitter / 食べログ

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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