- 2022年7月24日
官民連携を実務でまるっと解説。長井伸晃「自治体×民間のコラボで解決!公務員のはじめての官民連携」
「官民連携」 私たち、公務員の仕事ではここ十年ほど頻繁に使われる言葉ですが、その意味を分かって実際に実践できている自治体……
奈良県生駒市に行ってきました。先日、ご紹介した第1回の「IKOMAサマーセミナー」を体験するためです。
「だれもが先生、だれでも生徒。」が合い言葉の1日限りの学校ごっこ。教壇に立つ先生は生駒で暮らす市民の方々。もちろん生徒も生駒で暮らす人々です。生駒駅からほど近いコミュニティセンターでの開催ですが、この日だけは館内はまるで学校。
全59コマ(休校2講)の時間割も用意され、それぞれが気になる講座に参加します。1時間目から5時間目まで全て参加すると皆勤賞もあったり。
「学校」というと子ども向けのイメージがありますが、大人が参加してこその講座も多く、講師の中には生駒市長のこむらさき雅史氏が大使館に勤務されていた経験を「外交官のウラ話」として語る講座もあったりします。
私はちょっと気になった講座2つに参加してきました。
講師は家田妙子さん。生駒で暮らしており、講師をするのは初めてとのこと。
参加者は私を除いて女性の方ばかりで、「男性の方で興味があるんですね?」と聞かれてしまいました。
この講座に参加してみようと思ったのは、片付けが得意ではないこと。
職場の机はかなり綺麗な方ですが、自宅のパーソナルスペースは汚れ放題。娘もあまり片付けが得意な方ではないので、少しでもきっかけが得られればと思いました。
50分という短い時間の講座なので、内容はシンプル。参加者の方も「お片付け術」は色々と耳にしている中で、この講座ではもっとシンプルに、キッチンスペースのビフォー&アフターを見せながら「いいこと探し」を話し合ってみるという方法で、方法ではなく、お片付けによって「時間的、経済的、精神的」な問題の解消に気付かせます。
「収納用品を先に買わない」というアドバイスは耳が痛かったですね。
もう一つは、生駒ビブリオ倶楽部と生駒市図書館が共同で開催しているビブリオバトルへ。
参加型の書評合戦。ビブリオバトルには何回か参加しましたが、他の地域でのビブリオバトルも見てみたくなりました。
テーマは「育てる」。サマセミらしいそのテーマにそって、6人の参加者が推薦する本を紹介します。
中には「MCバトル史から読み解く 日本語ラップ入門」なんて本を紹介する人もいました。
自分自身が絶対にチョイスしない本を知れるのが私にとってのビブリオバトルの楽しみ。
参加者と観客の投票で選ばれるチャンプ本の紹介者には、王冠とトロフィーが渡され記念撮影。
ビブリオバトルのその場を楽しむのも、ビブリオバトルに勝てる本を見つけるのも、そしてビブリオバトルに集まったメンバーと交流するのも楽しみ。そんな楽しみたっぷりのビブリオバトルでした。
昼休みには200円で給食の提供がありました。
生駒で撮れた地元の夏野菜のカレー。コッペパンやマスコットキャラクター付きの籏もついてます。お水も生駒市の水道局が準備。
階段には「階段は走らない!! 生徒指導部」なんて書いてあったり、参加者の撮影スポットも用意されていたり、「学校ごっこ」が楽しめる要素が満載でした。
初めての開催で、運営側は「まだまだ」と思っているかもしれませんが、地域の方と協働で取り組むサマセミは、本当に良いなと改めて感動させていただきました。
サマセミに興味を持った方は、次の土日に尼崎市へ。「みんなのサマーセミナー2017」も楽しいですよ。
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