災害派遣時に持っていって正解だった3つのもの

1月の末から2月の頭にかけて、災害派遣で石川県輪島市に行ってきました。

派遣期間中の厳禁

とのお達しで……あ、ブログはSNSじゃないけどなぁ。ん、「派遣期間中はダメ」なのか、「派遣期間中のことは喋っちゃダメ」なのかどっちなんだろ??などと派遣前は思っていたのですが。

派遣期間中は避難所の運営補助に従事、今まで阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本といった災害で現地に派遣になった同僚や先輩の話を聞いていたことが活かせるというと、ずいぶんと違っていました

あぁ、なるほど。私が見たこと、経験したことをそのまま伝えることが正解じゃない可能性が高いんだな、と。

もちろん、自身が経験したことは大阪の施策に還元できるように行動しますし、今までや訓練で伝えていたことはかなりアップデートできると思います。少なくとも、作っていた『避難所運営シシミュレーション』の教材はかなり手直しすることになります。

ですが、派遣期間中の私が経験した出来事をそのまま語ることが、被災地や今後の災害対応の迷惑……いやそこまでいかないでもノイズになるのであれば、それはやるべきではないと感じました。

メディアで報道されている輪島の朝市や倒壊したビル、派遣された避難所で撮影した写真も体験もたっぷりあるのですが、自身が考える「伝え方」ができるようにきちんと消化したうえでまたアウトプットします。

そんなこんなで前置きが長いですが、今回は被災地派遣のリポートとして、これから被災地に派遣になる公務員の方に「災害派遣時に持っていって良かったもの」を3つ紹介します。

1.ゲルクッション

「できる限り荷物を少なくしないと……」

と、悩みながら最後に無理矢理かばんに突っ込んだゲルクッション。

このゲルクッション、普段の仕事で使っているのではなく、主に選挙で投票所で事務をするときに使っています。投票所はパイプ椅子しかないので辛いのよ。

輪島市までのバス移動がおおよそ8時間。到着後すぐに避難所で仕事をする可能性もあったので、バス移動を快適に過ごそうと思っただけだったんですが、これが大正解。

結局のところ、被災地に派遣される職員が現地で求められることは「普通に働けること」

自衛隊の皆さんのように、普段から体を鍛えていない弱々な事務系公務員な私などは「現地に到着するまでに消耗しないこと」が大切です。

バスで使うだけと思っていたのですが、避難所の待機場所で床に座ったり、仮眠するときに腰の下に敷いたり、何より一番役に立ちました。

2.ユニクロのラウンドミニショルダーバック

「避難所での作業するときのためにウエストポーチとかあるといいよ」

と、先輩に言われたことがあったのですが、普段の仕事でウエストポーチやシザーバッグのようなものを使っていないので、ふだん使いしているユニクロさんの『ラウンドミニショルダーバック』を使ったのですが、これまた大正解。

支援物資の荷分けに使うミドリの段ボールカッターや軍手、ゴミ袋にウェットティッシュ、ちょっとしたおやつを雑に突っ込んで、肩がけにして作業していました。

ウエストポーチと違い、ファスナーできちんとしめられますし生地に撥水加工がされているので、ちょっと濡れても大丈夫。そして、何より価格が1,500円と安くて帰ってきてからもふだん使いができるのが最高です。

災害派遣のために物資を色々と揃えることもありますが、使い捨てになるような使い方はしたくないものです。

3.UHA味覚糖『Reset』

災害派遣時の食事事情について書くとすれば、基本的には「被災地に迷惑をかけない」のが大原則なのは変わりなくて。色々と語ることはできるのですが、今回、持っていったものの中で良かったなぁと思ったのがこのグミ。

食べ物事情は派遣時期によって異なると思いますが、嗜好品(と思われるもの)は現地で買わないようにしたいです。公務員はくちさがない人の目が常にあると思っておいた方が余計なトラブルを避けることができます。

普段からラムネを机の引き出しに入れて疲労感を感じたら口にしているので、疲れたときのためにいくつか選んで持っていったのですが、疲労軽減によいとされている(実際には効果が無いらしいのですが)クエン酸配合で、酸味の強さで深夜勤務時にめちゃめちゃ効きました。

ちなみにUHA味覚糖は大阪の企業です。これ、大事。

無印良品の冬季限定のカカオトリュフ(塩キャラメル)も、待機時間に口にしたら普段以上においしく感じました。こちらは帰ってきて買いに行ったらすでに店頭では無くなってました。残念。

派遣時の食糧流通次第にはなりますが、食べられるときにちゃんとしたものを食べた方が良いと思います。カロリーメイトのような水が欲しくなるようなものよりは、ゼリー飲料のようなものの方が良いし、アルファ化米など持ち込めるならば「以外の」ご飯にかけられるレトルト食品などでしっかりと栄養補給してしっかりと支援業務に従事できるようにしたいものです。


寒さ対策にワークマンで買った裏地にアルミを張ったブルゾンは安い割に温かかったし、意外と着替えが少なくてもなんとかなるもんだなと思ったり、他にも色々と感じることもありました。

帰阪した翌日、炊き出しに来てくださっていた台湾ラーメンの味仙さんに感謝のつもりでを食べにへ。炊き出しで提供しているものとは異なるんですが、いやーおいしかった。社長さんや支援に入っていた店員さんの話を聞いてボランティアのあり方とかも色々と考えさせられました。

まだまだ奥能登の支援は続きますし、私のいるからも職員が派遣されます。

もしも、これから被災地に派遣になる方で気になる方がいれば遠慮無くお声がけください。頑張ってください。