- 2019年2月9日
今村寛「自治体の“台所”事情 “財政が厳しい”ってどういうこと?」自治体財政を支えるのは?
国も自治体も「財政が厳しい」とよく言います。 しかし本当に財政が厳しいのでしょうか?財政が厳しいとはどういうことな……
栗本薫さんが死去して未完となったグイン・サーガの続編を書き継いでいくプロジェクト。五代ゆうさんが記す3冊目のグイン・サーガ137巻は魔都フェラーラを旅するスカールの物語です。
黄昏の国の女王である大鴉のザザとノスフェラスの狼王ウーラに導かれ、スカールとスーティは黄昏の道をゆく旅人となった。リー・ファの幻影に心魅かれつつもたどり着いたのは、魔都フェラーラ。キタイの首都だったこの都市には、異形の女王リリト・デアが治めるアウラ・シャーの神殿がある。しかし今やかつての繁栄はなく、街はさびれ、住民はキタイ兵の侵略に恐れおののくばかり。見かねたスカールは助力に乗り出すのだが。
五代ゆうさん、宵野ゆめさんに書き手が変わってからのグイン・サーガの評判はやはり賛否両論。
特に初期の頃からの重要な登場人物があっさりと亡くなってしまったり、栗本薫さんが書き手だったらこの登場人物の扱いはありえないんじゃないか、と嘆く方も多いのですが、だってもう栗本薫さんがこの世にいらっしゃらないんだからしゃあないやん。むしろ、途切れてしまった物語をこうやって楽しめるんだから楽しみゃいいのになぁと思います。まぁ、ウチがこの世から去る前に完結させて欲しい気持ちはありますが。
かつて北の豹・グインがかつて訪れた魔都フェラーラを南の鷹・スカールが訪れ、滅び行く都市でグインが現れたこの世界の謎の一旦に触れることになります。
長編ファンタジーらしい何十巻も前に起こった出来事、伏線を回収して、更に物語を進めていく興味深い巻になりました。
一方で、五代グインで新たに登場した遺児・アッシュは魔導師の才能とともに宿命を帯びて物語のメインストリームに登場し、これからの展開も期待させられます。
正月休みまで置いておいて良かった。面白かったです。
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