劇団レトルト内閣「まつりGORIN」ちょっとだけ前向きになる音楽劇

第1回大阪フリンジフェスティバル参加作品、劇団レトルト内閣の新作、「まつりGORIN」初日を楽しんできました。

大阪フリンジフェスティバルは、イギリスのエディンバラで毎年開催されている世界最大の演劇フェスティバル「エディンバラフェスティバル」のような盛り上がりをめざしています。自主参加型の「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」は参加演目を見ているだけでも「行きてぇ~」思うくらいで、今年は私も大好きな人狼TLPTが参加したりして注目されています。

“カーニバル音楽劇”と銘打った「まつりGORIN」、演劇だけじゃないアートパフォーマンス全般を盛り上げる大阪フリンジフェスティバルにうってつけの作品です。

元気にいこうぜ社会人

「東京2020」
この言葉に湧きたつのは、アスリートだけではなかった。
建築、金融、広告、日本のあらゆるエコノミックアニマルたちが、五輪バブルの恩恵にあずかるべく暗躍していた。
そんな東京の片隅、大和ミライは困っていた。志望の会社に入れず、しぶしぶ入社した弱小広告会社の1年目。彼女が出した企画が一次コンペを通過し、一躍、社を挙げた重要案件になってしまったのである。

東京五輪広告プロジェクト
『まつりGORIN ~盆踊りから世界へ~』

しかし、同僚たちはみな個性派。わが道を行くデザイナー、好戦的なディレクター、仕事をしない社長。世界の縮図のようなオフィス、一方では降りかかる倒産の危機。果たしてミライは無事にコンペを通過することができるのか。

仕事は愛が9割?
五輪バブルの片隅、わたしなりの世界への挑み方。
全編生バンドで奏でる、カーニバル音楽劇!

働くって前向きすぎる意思だ、なんて思わせてくれる音楽劇。

第一志望の大手広告代理店に行けずにくすぶっているミライ、その大手広告会社で思ったとおりに仕事ができずに抱えているコンプレックスに悶々とする沙耶。個性あふれる同僚に取引相手の町内会の皆さん。

生演奏が体に響いて、細かなカットの積み重ねでストーリーにのめり込ませ、劇場での2時間に没頭させる力のある舞台です。

特に素敵なのは女優陣の豊かな表情!
主人公の大和ミライを演じたたはらもえさんのコロコロと変わる表情はこの物語にピッタリのヒロイン(ふやけた○○○○○は大笑いしましたが)ですし、彼女の幼なじみの吉行沙耶を演じた樹璃さんは、さすがモデルでもあってすっと立っている姿が格好良い。
スーパー店員の大森美夜を演じた安東利香さん、どこかで聞いたことがあると思っていたら、これまた私が大好きな「ギア」でドール役を演じている一人でした。
同僚ののどか役の伊藤卯咲さんのあざとい可愛さには誰でもコロッといってしまいそうですし、ミライのお母さんの久野麻子さんは舞台に上がるだけでなんだかホッとします。

個人的にはミライの頼れる先輩・小島りあ役の佐藤みかさんが素敵でした。少しきょどってる役とダンスの時のキリッとした表情の違いにドキドキします。

あ……だれか忘れてるな……タイガーさんか。今年もM-1三回戦に進出している福田恵さん。やっぱりこの方、凄いわ。おいしいとこガツンともっていくもんな。
明日の公演終演後に↓こんなこともしているので、興味のある方はぜひ。

もちろん男優人も個性的で見ていて飽きないのですが……書いてもクドくなるので省略。

演劇、ダンス、歌と出演者の様々な魅力がまとめて味わえて、しかも面白い。
ちょっと自分の仕事への向き合い方をツンツンと突いてくれるような毒っ気も素敵。
あー、面白かった。元気出た。

公演名 カーニバル音楽劇「まつりGORIN」
公演期間 2018年10月19日(金)~21日(日)
場所 近鉄アート館
サイト 公式サイト / 公式Facebook / 公式Twitter

ABOUTこの記事をかいた人

大阪生まれ・育ち・勤めの闘う(?)公務員。 一般事務職で採用されたのに、今や福祉職だと勘違いしている人が大多数。濃い顔付きから沖縄人やらアラブ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ-