春の訪れは梅酒から「天満天神梅酒フェス2017」

私にとって、の訪れは梅の花が咲き始める頃に行われるこの
好きにとってはたまらない「天満天神梅酒フェス2017」、今年も大阪天満宮で開催されました。

2014年までは、このイベント「天満天神梅酒大会」として開催していたのですが、運営側に限度が来たのか2015年は開催されず。昨年「天満天神梅酒Fes.2016」として復活しましたが、試飲というよりは販売に重点を置いてしまって色々と残念な思いもありまして、今年はどんな感じかなと思いながら参加してきました。

160種類の梅酒からお好みをチョイス

今回の「天満天神梅酒フェス2017」、昨年と同様に1,000円で1,100円分のチケットを購入して、自分が気になった梅酒や果実酒を試飲できます。「天満天神梅酒大会」と違って、梅酒のNo.1を決めるものではなく、自分好みの梅酒を見つけるための試飲会といった感じになっています。

昨年と違って、梅酒を提供する場所も櫓を組んで境内の北側のスペースにずらりと160種類を並べており、選びやすくなっています。これだと、一般の参拝に来られた方でも興味を持ってもらえそう。

……が、チケットを購入してがっかりしたことが一点。試飲用のカップが「天満天神梅酒大会」の時の超ミニミニのプラスチックカップに戻っている……。昨年、チケット販売に変わった時にカップが大きくなったので、「梅酒No.1を決める試飲イベント」から「好みの梅酒を見つけるために安い値段で色々と飲める井ベント」に変わったんだと思ったのに。ちょっとこれはないですよ。
瓶によって違うのですが、私の好きな梅酒だと1瓶500mlで2,000円弱。200円でこの超ミニミニカップ、何杯取れるんですか? チケット販売でも「試飲カップ」って言い切っているし、人気のない梅酒だとかロスを考えたら安くしづらいのは分かるんですが、カップはせめて去年と同じサイズにして欲しかったなぁ。もしもこのサイズのカップでやるなら100円で飲める梅酒を大量に用意して欲しいです。

今年の私のお薦めは

と、特に価格面でははっきりと不満でしたが、飲ませていただいた梅酒はどれも美味しいものばかり
こういうところにきたら、自分が飲んだことのないものを選ぶのが一番なので、まだ飲んだことのないものばかりを選んで、その中からかなり好みだった物を3つほどご紹介。

塩梅酒/北島酒造()

滋賀県湖南市にある北島酒造さんが出している梅酒ですが、塩ゆず酒、塩ライチ酒とともに蔵元のホームページでは一切紹介されていないという梅酒です。

そのくせ、この梅酒のベースは蔵元さん自慢の「御代栄 しぼったそのまま一番酒」という贅沢さ。日本酒ベースの梅酒にありがちな尖った味わいではなく、梅の香りと甘さ、そして後味にほのかに残る塩の余韻。これは美味いです。
夏に買って、ロックで冷たく飲みたいです。

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塩うめ酒 720ml [滋賀県/北島酒造]
価格:1404円(税込、送料別) (2017/2/13時点)

七宝福梅/河内ワイン(大阪府)

大阪が誇るワイナリーの河内ワインさんですが、梅酒も実に美味しいです。甘味がしっかりとしたブランデーベースの「エビス福梅」が好きで何回か買っています。七福神のラベルでそれぞれの味わいが違うのは知っていたのですが、この日は蔵元(でいいかな……)の方が猛プッシュする「七宝福梅」を試飲。
なんでも、「七宝福梅」は蔵元でももう在庫なないとのこと。

七福神の梅酒の中で一番濃いという「七宝福梅」。ドロッとした粘度のある梅酒です。七福神のラベルになっているのは伊達ではなく、それぞれの梅酒のベースになっているとのこと。梅のペーストをそのままにしたような濃厚な味わいの梅酒です。
アルコール度数は20%。青梅で仕込んだ梅酒、完熟梅で仕込んだ梅酒、20年以上熟成させた梅原酒をブレンドしたという確かに「七宝」と名乗るだけの深い味わいの梅酒です。

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河内ワイン 七宝福梅 720ml (梅酒)
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壱-ICHI-/紀州本庄うめよし()

最後は、やはり梅の本場・和歌山の梅干し屋さんが作った梅酒を。紀州みなべ産の南高梅を使った梅酒を3種類販売されています。その中で一番気になった「壱-ICHI-」、完熟南高梅とすもも梅を泡盛につけ込んだ泡盛ベースの梅酒です。

泡盛ベースとは言え、アルコール度数は13%、使用されている「すもも梅」という品種は、完熟するとすもものように梅の実が真っ赤なるという幻の品種とのこと。見た目の鮮やかさと同様に、口当たりの良いすっきりとした甘味と泡盛の飲み口で飲み過ぎてしまいそうな怖さのある素敵な梅酒でした。

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壱-ICHI- 375ml【紀州本庄うめよし/和歌山県】
価格:1512円(税込、送料別) (2017/2/13時点)

試飲展示されている160種類のうち、いくつかはその場で販売、それ以外も注文販売されており、気に入った梅酒を改めてじっくりと自宅で楽しむこともできます。

また梅酒のアテになるような各地のおでんの販売や、今年は「粕汁」なんて魅力あるものも用意されていました。

お土産には梅干しや梅昆布茶、梅を使ったドレッシングなども割引で販売されていたので、ふらっと通りかかって、気がつくとちょっと一杯となる仕組みは十分。

それだけにやっぱり梅酒をたっぷり楽しめるイベントにして、やっぱり投票のある「梅酒大会」に戻って欲しいなぁと感じました。

イベント名 天満天神梅酒フェス2017
開催期間 2017年2月10日(金)~12日(日)
開催場所 大阪天満宮
交通手段 JR東西線・大阪天満宮駅より徒歩5分
地下鉄谷町線・南森町駅より徒歩5分
サイト 公式サイト / 公式Facebook