「天満天神梅酒Fes.2016」復活の嬉しさと……

天満天神梅酒Fes

梅を愛した菅原道真公が祀られる大阪天満宮で2007年から一昨年の2014年まで8回開催された「天満天神梅酒大会」。日本全国の蔵元から200種類を超える梅酒を試飲できる素敵なイベントだったのですが、規模の拡大で運営側の限界に来たのか昨年は開催されず。
それが、今回「天満天神梅酒Fes.2016」として復活して、14日(日)まで開催されています。

初日で祝日ということで、混雑は覚悟の上。突撃して参りました。

天満天神梅酒Fes.2016

今回の「天満天神梅酒Fes.2016」はチケット制。1,000円で11枚綴りのチケット購入。チケット1枚が100円で、それぞれの梅酒の価格に合わせて100~500円で試飲が可能。他にも梅酒を使ったカクテルブースや、全国のおでんを500円で販売するブースなどを設置しています。

天満天神梅酒Fes.2016天満天神梅酒Fes.2016

今回は100種類の梅酒が提供されているのですが、ウチが最初に選んだのは茨城県・明利酒類の「梅香 百年梅酒 完熟梅仕込み 赤ラベル」、200円なり。以前の梅酒大会と比べると提供される分量は少し多め。ストレートで提供されて、氷はお好みで。
さっそく、ダンボーと乾杯!
ブランデーベースに蜂蜜で甘みを加えたすっきりとした飲み口の梅酒。香りも良くて、これはお替わりしたくなる味。

BAR GAKUUmegine

続いては、ちょっと試飲ブースから離れて京橋のBAR GAKUさんが提供するオリジナルカクテル「UMEgine(うめぇ~じん)」を¥400のチケットで購入。オレンジとジントニックに梅酒を合わせて、ちょっと炙ったローズマリーをちょんと乗せたオシャレなカクテル。こちらは試飲ブースよりは大きめのプラスチックコップで提供されているので、おでんや境内で販売されているうどんなどを買って一緒に食べている人も。
ちょっとジンが効きすぎて梅酒っぽさが薄れてるかなぁ。

直売の梅酒も天満梅酒

一部の梅酒は都島区にある梅酒屋さんが直売所で販売しており、置いてなくても注文できる仕組みを用意。
個人的に大好きな河内ワインの「エビス梅酒」も販売していますが、やっぱり梅酒大会でしか買うことの出来ない天満宮の梅で作った「天満梅酒」は買わないと
試飲はしていないのですが、2012年の梅酒大会で天下御免(梅酒日本一)をとった山形の小嶋総本店の「東光 吟醸梅酒] を購入。こちらは純米吟醸酒粕焼酎で仕込んだ梅酒とのことで前から興味があったんです。

と、まぁ梅酒好きには魅力一杯のイベントではあるのですが、個人的には今回の「天満天神梅酒Fes.2016」は不満というか、来年度に向けて改善してほしいところも色々

試飲ブース

チケット販売制は梅酒大会が去年開催中止になったことからも仕方がないと思うのですが、試飲ブースをなんでコの字型にしちゃったんでしょうか? 梅酒大会では入場券制で、試飲ブースを30分入れ替えでやっていたので自分が試飲したい梅酒をある程度じっくり選べたんですが、この形は全く梅酒を選べません。
しかも、どこにどの梅酒があるのか全く表示もなく、人の導線もぐちゃぐちゃ。結局、人の波にもみくちゃにされてたどり着いた近辺にある梅酒から選ぶしかないという感じでした。

おでんブース

おでんブースは向かい側、境内北側にはグルメブースが直線に並んでおり閑散としています。特におでんブースは14:00の段階で全部売り切れ。来客者数が全然読めてないのが痛いです。

来る側は「梅酒」がメインなんですから、そちらが楽しみやすいように配置を考えてほしいなぁ。

梅酒大会の時は、公式パンフレットやホームページでそれぞれの梅酒がしっかりと紹介されていて、イベントで知った梅酒や蔵元をたどる楽しみがあったんですが、今回はそういうフォローがないのも悲しいです。
梅酒の日本一を決めるという投票もありませんし、梅酒の数も一昨年の半分以下。

梅酒屋さんの試飲・展示販売のような形のイベントにしちゃうのはあまりにもったいないです。外国からの観光客もかなり見受けられましたので、ぜひ来年はもっと素晴らしいイベントにしてほしいなぁと切に願います。

大阪天満宮

イベント名 天満天神梅酒Fes.2016
開催期間 2016年2月11日(木)~14日(日)
開催場所 大阪天満宮
交通手段 JR東西線・大阪天満宮駅/地下鉄谷町線・南森町駅より徒歩6分
サイト 公式サイト