P.T企画「ミステリー館の錯覚」大惨敗も大満足!

infoこの記事は2014年9月21日に書いたものです。
現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

P.T企画「ミステリ館の錯覚」

仕事を終えて、今日は西長堀へ……いや、西区役所じゃなくて。
大阪でレトロなビルというと北浜あたりが多いのですが、西長堀にある細野ビルヂングもレトロビル好きにはたまらない建物です。
そんな、細野ビルヂングを舞台に行われる参加型ミステリ「ミステリ館の錯覚」を観劇+参加して来ました。

作品を上演されるのは劇団P.T企画。3年前に偶然見つけたチラシに誘われて、それ以降、頻繁に行くようになりました。
いわゆる「脱出ゲーム」に近い、参加者が謎に取り組む参加型のお芝居を上演されておられて、中央区と組んでこんなこともやってたりします。

前回の公演で、見事に正解をたたきだし優秀賞をいただいたワタクシ、二連勝を目指してます。


舞台「ミステリ館」の細野ビルヂング。雰囲気のあるレトロビル

舞台「ミステリ館」の細野ビルヂング。雰囲気のあるレトロビル

舞台となった「ミステリ館」、ミステリ狂が集まって夜な夜な妖しげなパーティが開かれている。その館でのパーティに招待された客の一人が私(という設定)。

開演時間になると、同じくパーティに参加するジャーナリスト黒羽根貴雄とカメラマン白沢純也が登場するも、パーティは始まらない。
しばらくしてパーティの幹事が動揺した顔で現れ、招待客の一人(座席に座っているこれまた役者さん)が「いつになったらパーティが始まるの!」と詰め寄る。
動揺を隠せず言いよどむ幹事。
と、そこへ女刑事が登場。ミステリ館のオーナーが地下の「芋虫の寝室」で手足を切られた状態で殺されていると伝える。白沢が招待者に送られたメッセージがダイイングメッセージになっていると言いだし、招待客全員でその暗号を解くことに……

と、ここまでが問題編の30分弱。この後、招待客(参加者)は容疑者(俳優)とともにミステリ館(細野ビルヂング)内を回りながら暗号を解読していきます。
部屋はミステリ館らしく、「赤毛連盟の仕事場」とか、「インディアン等のダイニング」とかミステリ好きはニヤッとするような名前がつけられていて、小道具もそれに合わせて配置されています。

館の一室。建物のレトロな感じに合っています

館の一室。建物のレトロな感じに合っています

暗号の難易度はそんなに難しいものではなく、6つの内、2,3個解ければ内容が推測できるもの。それでも、解けない場合には同じように捜査している黒羽根や容疑者たちが、独り言だったり招待客と会話するという形でヒントを出してくれたりします。
ウチもじつは1つ解答が間違っていて、1つ解答の書き方が間違っていたんですが、黒羽根が「ん? 方向性が間違ってませんか?」などと軽く誘導する会話をしてくれて助かりました。
ウチみたいに一人で参加している人も4,5人でワイワイと参加している人も暗号解きに集中。

で、解けた暗号を見ると……ん?? 容疑者が2人までしか絞れないじゃないですか……現場を歩いていると他のグループも「犯人はこのどっちかやろ?」と話し合っています。(ちなみにこの段階では本当は3人にしか絞れないんですが、ウチは勘違いして1人を勝手に除外してます)
しかし、ここでワタクシ勝手に悦に入っています。そう、これは「脱出ゲーム」ではなく「推理」。単に暗号を解けばOKじゃないんですよ。ちゃんと問題編で登場人物がポロッと漏らした会話をきちんとメモっておけば……ふふふ、犯人はこいつにきちんと論理的に絞れるんですよねぇ……推理時間は60分。この間に犯人となぜその犯人と導き出せるかの解答を書いてスタッフに提出します。ウチが提出したのは締め切り時間の15分ほど前。
完璧だ、二連勝だ……

推理時間が終了すると最後は「解決編」。
登場人物が再登場して、暗号の答え合わせ。もちろん、その答えは全て正解しています。そして、予想通り犯人を追い詰めていきますが……ここで、違和感が……犯人が追い詰められているのに探偵役の黒羽根が発言しない。これは、もしかして……まさか……

やられたっ!

ウチが指摘した犯人を一撃で切り捨てられて、黒羽根が名探偵らしい推理を展開。
そうやねん、あの2階にあった○○、やけに古びているなぁと思ってたんよ、元々の調度品やと思ってた……とか、そやねん、あの配置はおかしいなと思ってたんよ、とか思ってもすでに手遅れ。
違和感を覚えながらそれが事件に結びつけられなかった時点で完全に大惨敗。
見事な推理で、終演。見事に解答を導き出した参加者には優秀賞としてチョコチップマフィンが手渡されたのでした。

と、いうことで二連勝だと思っていたのに大惨敗で終えましたが、個人的には大満足
実質、問題編と解答編は各30分程度の短い時間の中に、ミステリらしい展開をたっぷりと盛り込んでいました。
P.T企画さんはミステリ傑作編として古今東西のミステリの舞台化を得意としておられて、今回、黒羽根を演じた山本直匡さんもエラリー・クイーンとして登場することもあるのですが、そういう原作物と比べても満足度は高いです。
原作物と違って、トリックなどが縛られない分、自由な発想で詰め込んでいるなぁという感じ。

終演後、公演タイトルの「ミステリ館の錯覚」の意味に気付いたり、「招待客全員に送られた」ダイイングメッセージめいた暗号文の意味に気付いたり……一人で、「おぉ!」となりながら帰路につきました。あぁ、楽しかったぁ……

公演は23日(祝)まで。
ミステリ作品が好きで、脱出ゲームみたいな参加型のイベントを体験してみたいという方にはお薦めですよ~

イベント名 P・T・Myster File.2 「ミステリ館の錯覚」
日時 平成26年9月18日(木)~23日(祝・火)
場所 細野ビルヂング
大阪市西区新町4-5-7
サイト 公式サイト / ブログ /

ABOUTこの記事をかいた人

があ

大阪生まれ・育ち・勤めの闘う(?)公務員。 一般事務職で採用されたのに、今や福祉職だと勘違いしている人が大多数。濃い顔付きから沖縄人やらアラブ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ-