食べ仲間との遅すぎる忘年会はうますぎました@高麗橋『大人の食活 まツ山』

食べ仲間との遅すぎる忘年会はうますぎました@高麗橋『大人の食活 まツ山』

私がグルメライター(個人的には「地域」グルメライターだと思っているけど)をしているのは、間違いなくこの仲間たちがいたからです。

コロナ禍で世間が外出自粛になるもっと前、この仲間たちと毎年忘年会を開催していました。

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あらゆるサービスに手を出す「三日坊主の天才」の私。もちろん食べログもサービス開始当初からほど早い段階でレビュアーとして参加していまして、その縁もあって多くの美味しいもの好きの方と繋がりができました。

お店探しをするとき、今は食べログがファーストチョイスって方も少なくなっていると聞きますが、それでも、その時のお友だちとの縁はとても大切です。5年ぶりにお誘いを受けて、食べに行ったらやっぱり食べ仲間の選ぶお店は最高だったので、ちょっとご紹介してみようと思います。

高麗橋『大人の食活 まツ山』。食べログでの評価はこれを書いている時点で3.10とそう目立つものではありません。「食べログで見つけて行ってみた」とのことで、完全予約制、料理はおまかせの6,000円のコースのみ。

しかし、食べ仲間の目(舌)はやはりお見事でした。

ゆず味噌のふろふき大根

まるで「きんとん」のような「ふろふき大根」からスタート。

見た目が美しいのもそうですが、キンと冷えた乾杯のビールやハイボールで久しぶりの会話を始めてふっと気持ちが落ち着いたところに、素直に出汁のしみたふろふき大根です。これはいい。柚子味噌も角の立っていない穏やかな酸味と甘みで、口に馴染みます。いい、これはいい。

八寸?

八寸、なのかな。和洋中折衷のお酒のアテに最適な取り合わせ。

よだれ鶏、タコの青ネギ山椒和え、パプリカのムース、紹興酒海老、鶏肝のパテ ブルーベリーソースパイサンド、キノコのマリネ、擬製豆腐の7品。

特に驚くのが紹興酒漬けの海老の香りの良さ。おすすめのワインと合わせて頂いていたんですが、日本酒を口に含むと香りが口の中で爆発します。

その後にパイで挟んだ鶏肝をいただくと、料理の振れ幅に頭がバグります。なんだこれ。

鶏と芽キャベツのアヒージョ

芽キャベツだけじゃなく、ホロッとした蕪にねぎ油の香りがしっかりと染みていて、自家製のフォカッチャとの相性もばっちり。油がサラッとしており、それでいて濃厚な味わいのある特徴的なアヒージョです。

サラダ

サラダ……というよりは箸休めのひと品。ベビーリーフはマスタードで和えてあり、じゃが芋のテリーヌに白いんげん、ツナをのせてオリーブオイルとペッパーをひとかけ、その上に酸味のあるりんごと生ハムをで一口サイズ。さっぱりとしてサラダと言われたら、そうかもと思える面白い一皿。

河豚と海老の酒粕チーズ焼 青海苔とちじみほうれん草

あれ?? 写真がない。撮り忘れるなんてある??
よっぽど楽しかったのか……

酒粕がたっぷりとあったので、それを使った一品をと出された一皿。写真がないので想像がつかないと思うのですが……とにかくおいしかった。酒粕が表に出すぎず、河豚と海老の香り付けのようなうま味を強めるような役目で面白かったです。

いちごの甘酒

甘酒なのに、ミントを散らしておしゃれな感じ。
いちごの香りに甘酒の風味が合わさった優しいスムージーのような味わいで、口の中もさっぱりします。

甘鯛 ユリ根と雪菜のソース

あれ??? これも撮ってない???

食べ仲間との飲み会で、撮り忘れるなんて……

皮をパリッとさせた甘鯛に、ユリ根と雪菜の塩漬け、ニンニクを刻んでこれまた甘酒を混ぜてミキサーにかけたソースが添えられています。ソース自体が主張過ぎない甘鯛のおいしさを大切にしていて素敵でした。

鶏のバロティーヌ

バロティーヌとは、鶏肉(時には鴨や鳩肉)を開き、そこに詰め物を敷き筒状に巻いたフランス料理です。

シャンピニオンやスペインの赤ピーマン「ピキージョ」など詰めています。ゴボウの素揚げがおしゃれですね。

詰め物ということで、ソーセージのようなグッと噛みしめたときの満足度が高く、満足感が強すぎます。

牡蠣のしぐれご飯

このビジュアルがまず素敵。大粒の牡蠣の濃厚な味に刻んだ柚子の香味でいくらでも食べられそう。

最後の〆としてはパワーが強く、お腹いっぱいなのに止められません。

白ワインのゼリー

升にポンカンとアイスを収めて白ワインのゼリーをさっとかけています。

すっとした香味で和洋中無国籍な創作コースをおさめます。


店主さんのワンオペでありながら、良いペースでコースをすすめられ、一つ一つの料理も高品質で楽しい創作コースでした。一品一品の分量は決して多くはないのですが、デザート込みで10品も提供されるとお腹はパンパン、十分に満足できます。

8名以上で貸切りができ、料理もその時期その時期に良い食材を良いセンスでメリハリの効いたコースに仕上げているのは素敵でした。

あー、美味しかった。また、公務員仲間とでも行きたいですね。

食べ仲間との再会で、また次の約束ができました。楽しみです。

私がこの記事を書いたよ!

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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