「御用納め」と自分語りの夜

無事、2023年の仕事を納めてきました。

クリスマスにかけて、同業者が『公務員で綴る Advent Calendar 2023』で次々と一年間を振り返っていたのですが、自身はどうにも仕事が収まっておらず、ぬるっと年末年始の休暇に入る前に書こうと思った次第。

……おっさん公務員の一年なんて興味ないよね。でもまぁ、振り返りってそういうものなので。

CW緑本を出しました

昨年は書籍を初めて出版したり、公務員アワードを受賞したりで派手派手に目立っていた(でも、職場では無風でした。悲しい。)ので、今年はちょっと我慢の一年でした。

そんな中でも2冊目の著書『生活保護ケースワーカーはじめての現場の実務』を出させていただいたのは、自分のキャリアのこれからを考えるうえで良い機会になりました。

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ちょうど昨年の年末年始は原稿を書く超追い込み期で、ずっとキーボードを叩いていてきつかったなぁという感じだったのですが、改めて振り返ってみると本を書くというのは「人に伝える」という大切なところを自分に染みこませる最高の体験だなぁと思うわけです。

ブログで書いている時にも同じ気持ちで書いてはいるのですが、後に残ると思うと色々と調べたり、自身の考えを整理したり、本を読んだ人への影響を恐れたりと、こんな体験をさせていただけるのは本当にありがたいことだなぁと思います。

そんなこんなで5月に出版したCW緑本ですが、おかげで……と言いたいところですが、緑本のおかげで一冊目のCW青本がより読んでいただけているようです。うーん、CW緑本も自信があったんだけどなぁ。

そうそう、大阪市の図書館の蔵書検索をしてみると、CW青本、緑本とも「貸出中」や「予約あり」になっています。それを見て、ついついニヤニヤしています。嬉しいです。

繋がりが増えた年でした

夏に福井に行ってきました。

人付き合いが決して得意ではない私ですが、ライトオタクな共通点はあるとはいえ福井市の出蔵さんとの1日半は本当に気持ちの良い時間でした。

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自身の職場ではなかなか得られない前向きな共感を、公務員キャリアの後半戦で繋ぐことができてきているのは嬉しいことです。

……本当は、これを20代、30代で得られていれば、もっと良かったんですが。

秋には今年の公務員アワードの授賞式に参加するために東京へ。

昨年の受賞者仲間と話す中で、単にそれぞれが頑張るだけじゃなく一緒に何かやりたいよねという話にもなったので、来年はそれを実現できるように動きたいものです。

チャレンジを忘れないように

私は自身を「三日坊主の天才」だと思っています。

興味のあることには手を出す、とにかくやってみる、失敗しても進む、「Nothing venture, Nothing win」(虎穴に入らずんば虎児を得ず)の気持ちは無くしたくないなぁと。

大阪市でもDX戦略が策定されて、今は「生成AIをどう仕事に取り入れていくのか?」ということに興味を持っていますが、以前から取り組んでいることを忘れているわけではなく、飽きたらひと休憩、興味を持ててているときに集中して取り組んで自分のものにするということを繰り返しています。

……あ、色彩検定の受検申込みを忘れていて、勉強したのに受験できなかったという大失態は犯していますが。

生成AIだけでなく、以前から取り組んでいるデザインの勉強や、防災士としての活動も、グルメライターとしての活動も低調なときこそ地味に続け、チャレンジを忘れず……です。

そうそうライフワークになってしまっている『生活保護通知・通達総索引』はとうとう公開20年を迎えました。これも「地味に続ける」ことこそが大切です。

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まだ公に話せないことが二つあります。
来年末には「去年、話せなかったこれ、ちゃんとやった!」と言えるように、三日坊主が六日坊主、一か月坊主となれるよう年末年始も取り組みたいです。


歳を重ねると、一年が短く感じるようになります。

短くても「濃い」一年を送るため、御用納めの夜に振り返ってみました。