- 2017年6月3日
肉食ガッツリBBQパーティ 関西メシコレキュレーター懇親会@福島「pit master VAMOS」
食通の厳選グルメマガジン「メシコレ」の関西在住キュレーターの懇親会。今回は、お酒が担当のキュレーター・立ち呑みのりぴーさ……
緊急事態宣言の開けない大阪。
友人とワイワイとお酒を飲んで……ということができず、夜8時にはお店も閉まってしまう中で、ランチタイムにプチぜいたくをという楽しみ方に写ってきています。
久しぶりにご一緒しませんかとおいしいもの好きの友人からお誘いがあり、5月にリニューアルしたばかりのお店でランチコースを楽しんできました。
堺筋本町駅から徒歩5分、5月にリニューアルオープンした「A LA CIVETTE」
自社農園の有機野菜や黒毛和牛、自家製のシャルキュトリー(ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの総称)などを、イタリアンやフレンチなど様々な調理法で仕上げた料理を楽しめる「ニューヨークスタイルのビストロ」です。
店内はビストロというよりはカフェといった趣で、穏やかなジャズが流れています。
緊急事態宣言中は使用する座席も距離を取っているとのこと。
当然のことながらアルコールの提供も休止。ノンアルコールドリンクやオリジナルのノンアルコールカクテルで対応しています。
メニューは、平日限定のビジネスランチの2,500円から。3,850円、5,500円、7,700円の3つのランチコース、ディナータイムは5,500円、7,700円、11,000円のコースで、その日の仕入れに合わせた料理を提供いただけます。
この日いただいたランチコースBは、アミューズブーシュ、前菜2種、パスタ(2種からチョイス)、メイン(ジビエor備前黒牛)の全8品。
コースの内容は日によって異なります
アミューズブッシュ、一口のお楽しみということでまずは稚アユのフリット。
旬の稚アユをシンプルに揚げて、レモンバームのソースでいただきます。
アンドゥイエットは豚のホルモンを使用して作るソーセージ。
フランスのリヨンなどで食べられているというもので、もちろん手作りのもの。滑らかな食感でうま味の強いソーセージです。
前菜の一皿目の冷菜は、焼きナス。
見た目はコロンとした焼きナスに華やかなトッピングをしているだけのように見えますが、
カットしてみると旬の初鰹のタルタルが現れます。
タルタルは鰹に黒オリーブ、ドライトマト、リコッタチーズにイタリアの魚醤「ガルム」、レモンベースのビネガー「ガラマンシービネガー」を合わせています。
焼きナスもお浸しになっていて、タルタルと合わせて口にすると、じゅわっとスープのようにうま味が広がります。
焼きナスは和風、タルタルはイタリア風なのに、全然けんかしてないんですよね。すごい。
前菜の二皿目の温菜はミラノ風カツレツの「コトレッタ」
……ん?? 前菜??
よく知っているミラノ風カツレツは平たいイメージなんですが、こちらはコロッケのようにコロンとした感じ。
ナイフでカットすると、コロコロとダイスのようなお肉がこぼれてきます。
こちらがお店自慢のシャルキュトリー。お店でさばいた豚の頭の部分だけの肉をテリーヌをイタリアンパセリを加えたパン粉でさっくりと揚げ焼きしています。
ソースは赤パプリカのピューレ。クミンを効かせた赤キャベツとタスマニアマスタード。必要以上にソースを使うことなく、それでいて複雑な風味と香りを楽しめます。
パスタは2種類から好きなものをチョイスできます。この日は、同行者とそれぞれオーダーしてみました。
自家製のタリオリーニは、サフランで色と香りがついています。
小さくカットした胡瓜、同じくらいの大きさの鰻は焼きと蒸しの両方が混ぜ合わせられています。胡瓜と鰻は食材としての相性も抜群ですし、山椒の香りがまた素敵です。
小さなラザニアのような形のミニパスタ
仔牛のラグーソースで、濃厚なうま味の中に、ミントが良いアクセントになっている素敵なパスタ。
鴨のロティは、オレンジ人参のピューレと鶏の白レバーを使用したパテのような粘度のペヴェラータソースが合わせられています。
自社農園からの産地直送野菜は新鮮そのもの。
濃厚でありながら臭みのないレバーソースは、鴨肉にも野菜にも合います。こういう味はあまり出会ったことがないなぁ。おいしい。
これが凄かった。
岡山県岸本牧場産の備前黒牛は、火入れが抜群で、とろけるほどに柔らかくそして噛みしめるごとに強いうま味が感じられます。
このお肉、本当においしい。これ、鴨のロティとどちらかを選ぶの凄く殺生やわ。
一皿目はスープ・ド・マングー。キルシュを使ったババロアにフレッシュなマンゴーソースというかスープを合わせています。
白ワインとかにも合いそうだな……アイスティーでいただきましたが。
いわゆるリングシュー。自転車レースのパリ・ブレストを記念して作られたので、自転車の車輪の形がモチーフになっています。
基本的にフランスではシューに挟むのはバタークリームらしいのですが、日本人には重すぎるとのことで、エスプーマで細かい泡状にした珈琲クリームを合わせているとのこと。
珈琲にも紅茶にも合う素敵な〆のデザートでした。
アルコールの提供はまだできませんが、ノンアルコールカクテルやビールテイストやワイン風味のノンアルコール飲料を提供しています。
ライムソーダにミントとブラウンシュガーで甘みと香りをつけたバージンモヒートをいただきましたが、おいしかったですよ。
まだまだ外食はという方も多いとは思いますし、会食や宴会もまだできるような大阪ではありませんが、価格以上の満足感の得られる素敵なお店でした。
ごちそうさまでした。
店名 | A LA CIVETTE |
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ジャンル | フレンチ、イタリアン、ビストロ |
住所 | 大阪市中央区備後町1-4-14 |
電話番号 | 06-6263-2233 |
交通手段 | 大阪メトロ中央線/堺筋線・堺筋本町駅から徒歩5分 |
営業時間 | [月~日曜日・祝日]11:30~14:30 [火~日曜日・祝日]17:00~20:00(LO.19:00) コロナ禍のため、正確な営業時間はお問い合わせください |
定休日 | 無休 |
サイト | 店舗サイト / Facebook / Instagram / 食べログ |
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