「おいしいニッポンを旅しよう!」のニッポンごはん旅、2回目はどこにしようかなぁと思っていたのですが、大好きな場所が一番と思って、『中之島』にしました。
なんといっても大阪市中央公会堂です。
あまりにも大好きで、Facebookとニッポンごはん旅以外はプロフィールアイコンを中央公会堂にしているくらい。
建物そのものの美しさもそうですが、島を挟んで左右(北・南)は高層マンションなどが乱立していて、その中にスポッと空の広い場所が開けているというのがいいんですよ。
そんな『中之島』でニッポンごはん旅してきました。
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中之島はまずは船着場から眺めて
『中之島』とひとくくりにしてしまいがちですが、東西約3kmの細長い中州で、色々な表情があります。
スタートは天満橋駅で降りて、八軒家浜船着場へ。
かつて江戸時代には「熊野詣で」の陸の出発点になったところです。
当時は京都から淀川を下って、八軒家浜で船を降りて、それから陸路で熊野をめざしていたそうです。
今でも、八軒家浜船着場からは水上バスなどに乗船することができます。
船の上から周囲のまちを見ると、また違った大阪の姿が見えてくるんじゃないでしょうか。
芝生エリアで空を眺める
そんな八軒家浜船着場から、天神橋を渡って中之島に入ると整備された芝生が広がっています。
市内ではここまでしっかりと芝生が植えられているところは少なく、スポットとして認知されているのは天王寺駅の側にある「てんしば」や、朝潮橋駅の近くにある八幡屋公園くらいかと思います。
そんな貴重な芝生エリアですが、中之島が良いところは中州にあるので、空を遮るビルが離れているということです。見上げる空が広いんです。
休日になれば、子どもが走り回って遊んでいたり、ビニールシートを広げてお弁当を食べていたり、ヨガの教室が開かれていたりと利用される方も多種多彩。
平日に仕事を休んでゴロンと芝生に転がっていると、「ぜいたくな時間を過ごしているなぁ」という気分になれます。
春と秋はバラ園が美しい
300種を超えるバラが植えられている「中之島バラ園」は、春・秋のバラの開花時が特に見事です。
「バラの庭」「バラの小みち」「バラの広場」と3つのエリアに分けられていて、写真映えのするフォトスポットもたくさん用意されています。
開花時には特に人がいっぱいなので、ゆっくりとバラを見ることができないと思うかも知れませんが、「バラの小みち」は比較的空いていて、
こんな変わった色の品種(バタースコッチという私のお気に入りの品種)もあって、川越しの風景との対比でとても大好きなスポットになっています。
バラは栽培品種がたくさんあって、色も形も匂いもそれぞれ。中之島バラ園は、そのバラが世に出た年代ごとに植える場所を揃えていたり、周遊できるように導線を整えてあるので散歩やウォーキングで通り過ぎるだけでも十分楽しめますよ。
歴史的な建造物が美しい
そして、最後はやはり中之島にある歴史的な建物。
大阪市中央公会堂はこれからのクリスマスシーズン(今年は12/14~25)に「光のルネサンス」という名称でプロジェクションマッピングで飾られるんですが、個人的には普段のライトアップが建物そのものの美しさを際立たせているので大好きです。
中央公会堂は貸館業務もしているので、普段からホールや会議室を使うことが可能です。
館内のガイドツアーも定期開催しています。
外から見ても美しい建物ですが、中からステンドグラス越しに見る中之島の風景は格別です。機会があれば、ぜひ。
府立中之島図書館は、政治家の思惑もあって一時存続が危ぶまれましたが、今もビジネス書や大阪の資料を集めた図書館として、続いています。
耐震補修されたとはいえ、館内の構造は昔のまま。狭い通路は自身が通っていた小学校を思い出します。
中央ホールは大きく吹き抜けになっており、ステンドグラスから放射状に伸びる構造は興味深く見ることができます。
歴史的建造物と言えば、御堂筋を挟んで大阪市役所の向かいにある日本銀行大阪支店(旧館)も美しい建物です。
明治36年にベルギー国立銀行をモデルに建てられました。デザインは東京駅の駅舎のデザインでも有名な辰野金吾さんら。
こちらも事前予約が必要ですが、内部の見学が可能です。
と、中之島を東側から歩いてきましたが、今回はここまで。
西側にも魅力的な場所がいっぱいあるので、そのうちまた「ニッポンごはん旅」で西側にあるお店を取り上げたいと思っています。
西側の風景をチラ見せして、そのときの期待をあおっておきます。
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