今年は「ウカモ」が来るっ!……鴨@天満「天満鴨バルNegima」

新年会第3弾、で、これでそろそろ打ち止め。
これ以外にもいくつかお誘い頂いたんですが参加できないこともあって申し訳ありませんでした。

で、今日は自宅からほど近い庭のような場所、天満へ。JR天満駅から北側に、天満市場を少し超えたところにある「天満鴨バルNegima」さんです。なんでも天満で鴨肉専門のお店はこちらが初めてだとか。こういう専門店だと敷居が高いお店が多いですが、こちらのお店はバルということで敷居は低め。お店の方によると、高級店よりも気軽に使ってもらえるお店が良いねと。
いいですね~、そういうの。

今日のポイント

  • 今年は「ウカモ」が来ますっ!
  • 刺身で行ける鴨肉をたっぷり
  • 鍋の後のオジヤに悶絶します

鴨刺重20種盛(¥2,980/要予約)

鴨肉専門店ということなので、絶対に食べたいのが「鴨刺し」。その中でも要予約ですが、朝引きの新鮮な鴨肉を余すことなく食べられるこれは要注目です。

どれがどんな部位になるのか分からないので、お店の方が手書きで部位を書いてくださいました。
モモやササミ、ロース、レバーといったよく知られた部位や、焼き肉店で希少部位ですよねと聞くような部位、さらには「しらこ」「心残り」「かえるちゃん」といった聞いてもどこの部位か分からない物まで。仲間4人でシェアしながら、「これが美味い」「いや、これもなかなか」と言いながらワイワイと食べます。

びっくりするのが、その新鮮な肉質。鴨肉って鶏と比べてもクセのあるイメージですが、この鴨刺しで提供される部位はとにかくあっさり。臭みや鴨肉独特のクセは全く感じられません。
しかも鶏肉より低カロリー
って、めっちゃいけてますやん。

ウ鴨(ウカモ)(¥980)

鴨刺し盛りには乗っておらず一品での注文になりますが、絶対に食べた方が良いのがこれ。
ウ鴨!
最近、東京の方ではなんだかニクラ(肉+イクラ)、大阪ではウニク(ウニ+牛肉)が流行っているようですが、こちらはなんとウニ+鴨肉で「ウ鴨」

刺身で食べられる鴨肉を厚めにスライスして、これまた新鮮なウニを巻いてしまいます。ワサビと山椒、スプレーでちょっと醤油を振って、口を大きく開けて一口で。

うわぁ、ウニの甘みがとろけます。「ウ肉」よりも肉の脂が上品なので、これは「ヤバい」です。「ウ肉」も良いですが、ワタクシ「ウ鴨」を超絶に推したいと思います。

鴨のロースト(¥1,380)

鴨肉の旨味をガッツリと味わうなら刺身も良いのですが、やっぱり焼いたものも欲しいですね。
こちらでは串焼きも¥90~という格安で用意されています。
今日はメンバーでシェアするのでローストを。こちらも表面はしっかりとローストしていますが、中は比較的レア。粒マスタードや塩でシンプルに頂けば、鴨肉本来の美味しさを堪能できます。

鴨焼肉ねぎま鍋(並盛り¥1,800/肉大盛り¥2,500)


さてメインは鍋。2種類あるのですが、私たちのテーブルは焼肉と鍋が同時に楽しめるという「鴨焼肉ねぎま鍋」をチョイスしました。

真ん中がジンギスカン鍋のように盛り上がって、周囲に溝がある特徴的な鍋。周囲の溝には白湯スープを注いで、鴨との相性が抜群に良い白ネギ、青ネギをたっぷりと煮込みます。しかも椎茸やエリンギといったキノコ類と、なんと香り高いポルチーニ茸も細かく刻んでスープにドボンと加えてしまうという素晴らしい鍋です。

中央部分で鴨肉を焼くと、肉から出た脂がスープに加わって、食べ進むに従ってさらにスープの味わいが変化していきます。小さなやかんには、継ぎ足し用の昆布だしも用意されていて、徐々にスープの味が濃厚に味わい深く楽しめます。

鴨しゃぶねぎま鍋(並盛り¥1,800/肉大盛り¥2,500)

隣のテーブルは王道の鴨醤油出汁のしゃぶしゃぶ鍋。
最初から鴨肉のつくねを出汁と一緒にグツグツと煮込むので、「こんなん美味しいにきまってますやん」なんですが、たっぷりのネギとともに、新鮮な鴨肉を軽くしゃぶしゃぶして頂くと至福のひとときが訪れます。
出汁には良い感じに柚子が効いており、寒さが厳しい中だとこの温かい鍋は本当に最高です。

この鴨しゃぶねぎま鍋、タッカンマリ風の辛い鍋にも出来るようですが、いやぁこれは醤油出汁であっさり頂いた方が美味しいと思うなぁ。

鍋の〆は王道のうどん(+¥600)。生卵がついてすき焼き風に頂くことができます。

……ん? 焼肉ねぎま鍋でもうどん、棒茶蕎麦も選べますが……いや、ここは絶対に「4種のチーズおじや」(+¥480)にしてください。4種のチーズ、そうクワトロフォルマッジ。ピザの定番メニューの一つのカマンベール、モッツァレラ、パルメザン、ブルーチーズを使ったおじやです。

これが最っ高っに美味いです。鴨の脂とポルチーニ茸のエキスが凝縮した出汁でつくるおじやにチーズの旨味がガツンときます。さらに、鍋の形状から仕上がったおじやを焼いてお焦げを作りながら食べるとこれまた最高。ちょうど石焼きピビンバみたいな感覚ですか。これは本当に面白い。

飲み放題プランも+¥1,500、+¥2,000の2種類あってどちらもワインの種類が豊富。¥1,500の飲み放題プランでスパークリング2種、赤8種、白8種は多すぎでしょ。
ビールよりワインっていう人にはこのプランはたまらないのでは。

素晴らしい新年会でした。鍋を食べに行っても良いし、今度は串鴨をサクッと食べに行ってみようかなぁ。

店名 天満 鴨バル NEGIMA ~ねぎま~
ジャンル 鴨料理、鍋、串焼き
住所 大阪市北区天神橋5-5-31 B1
電話番号 (06)4801-8115
交通手段 JR大阪環状線・天満駅より徒歩5分
地下鉄谷町線/堺筋線・天神橋筋六丁目駅より徒歩5分
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
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