- 2017年5月20日
京都はうどんまでもが繊細で困る@京都「石臼うどん専門店 麺達」
平安神宮のそばで「うどん食べたい」となると、最初にあがってくるのは「山元麺蔵」さん。食べログでも3.90なんていう驚異的……
市役所からの帰り道。おっと知ったお店の看板が。
一昨年秋に裏なんばにオープンしたシンガポールの名店、嘉臨門(ヒルマン)の2号店が北新地にやってきました。
3/16(水)のオープンということで、さっそく食べ仲間と突撃。御堂筋沿いにカフェかバルかといった感じの素敵な店構え。
中に入ると変則的な4階建てで、1階はバーカウンターでお気軽に、2階、3階はテーブル席、4階はボックス席といった感じで少人数でもちょっとした宴会にも使えるような作りになっています。
この日は食べ好きが揃っていたので気になる料理を順番に。
ここでは特に美味しかった料理をご紹介。
やはりヒルマンではこの料理は外す訳にはいけません。
シンガポールの本店でも名物料理で、高名なシェフが「ミシュランの三つ星に相当する」とまで言わせた逸品とのこと。
ほどよい一口サイズの鶏をパラフィン紙のような紙に包みあげ揚げています。味付けは紹興酒やオイスターソースをベースにしたもので、袋を破ると甘い香りと滑らかな鶏が現れます。
味は一言で言うと「ご飯をくださいっ!」。
8ピースのテイクアウト(¥1,480)もあるので、ご飯のおかずに買って帰りたくなります。
いわゆるスピードメニューってやつです。最初に乾杯用のアルコールと同時にオーダーするのが吉。
たかがピーナッツでしょ? と言われそうですが、このピリ辛味のピーナッツ、絶対にはまります。ビールや甘めの甘めのカクテルだって合ってしまう、そして食べ終わるとまたもう一皿頼みたくなる。おっそろしいおつまみです。
蒸し鶏は葱ソース、棒々鶏ソース(どちらも¥650)もあるんですが、せっかく選ぶなら四川ソースがお薦め
ピリ辛どころではなくて、辛い……というか痺れる! 花山椒の効いた「辣」よりも「麻」が効いた味で、食べるとさらに食欲が増します。なかなかここまでしっかりと辛さと美味さを強すぎるくらいに引き出した味付けはないですよ。
四川ソースの蒸し鶏がお口に合えば、当然ながら麻婆豆腐もお薦めです。
石鍋でしっかりと温められたまま提供されるので、麻も辣もしっかり味わえます。
うん、これも白いご飯が恋しくなります。
スープ料理も色々とあって、天使の海老を使ったエビのトマトスープ(¥1,280)も最高だったんですが、衝撃的だったのがこの肉骨茶。
肉骨茶はシンガポールのローカルフード。「茶」と付いていますが茶葉は使われておらず、ぶつ切りの豚あばら肉をスパイスと中国醤油で煮込んだ鍋料理だそうです。
見た目はあまりよろしくないのですが、これがものすごく美味しい。
スパイスはスターアニス、シナモン、クローブ、そしてたっぷりの黒胡椒とニンニク。塩、胡椒がしっかりと効いており、スープを口にすると「薬膳?」と思うほどのスパイスの香りが強く感じられます。薬膳スープって、どうしても薬臭いとか泥臭いといった味で苦手なんですが、このスープ、そういった薬膳の味がするにも関わらず決して嫌じゃないんです。不思議ですが。
豚あばら肉は、骨付きですがほろっとほどけてこちらも肉の美味しさをスープが全く損ねていないばかりか、食欲が増進される。本当にすごい感じのスープです。
ちなみにスープ料理には+¥200で中華麺や油条(揚げパン)を加えることができるので、ラーメン風やスープにパンを浸してといった食べ方もできます。
殻付きのカニの身をたっぷり使ったエビチリならぬカニチリ。これもまた本店の名物料理とのこと。
殻には切り目が入っているので、食べやすいばかりでなくカニそのものの濃厚な出汁がチリソースに絡まって絶妙な美味しさ。
見た目は辛そうですが、辛すぎず旨みとのバランスの良い餡は皿ごと舐ってしまいそうなくらい。
と、なると……
もちろん、これ「マントウ」は外せません。
写真では揚げと蒸しとそれぞれ別皿になっていますが、揚げが1個で蒸しが3個のようなオーダーの仕方も可能です。
揚げたものはさくさくのドーナツのような感じで、蒸したものはチリクラブを始め、こちらの料理の色々な餡、スープ、ソースを付けて食べると幸せな気分になります。
ふわっとした食感で、ほのかな甘み。これめっちゃ好きなので、ついつい追加でオーダーしちゃうんですよね。
食べ物もしっかり揃っていますが、ドリンクメニューも充実。
シンガポールのタイガービール、ベトナムの333、タイのシンハーといったビールだけでも個性的なものが揃っていますし、ワイン、焼酎、ウイスキーに紹興酒は20年ものの高級品まで。
カクテルも紹興酒を使ったチャイニーズカクテルなんてものもありますし、写真のようなオシャレなチャイナサングリア(グラス¥600)も。
お店の雰囲気は高級店なんですが、一品一品は意外とリーズナブル。どの料理もシンガポールの本店と同じ味付けというのに日本人の舌にばっちり合う味付け。仲間内でも楽しめるお店だと思いますよ。
この場所なら市役所の同僚を誘ってでも行けそうです。
美味しかった。また伺います。
店名 | 喜臨門(ヒルマン) 北新地店 |
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ジャンル | 広東料理 |
住所 | 大阪市北区曾根崎新地1-7-30 |
電話番号 | 06-6346-5511 |
交通手段 | JR東西線・北新地駅より徒歩3分 京阪電鉄中之島線・大江橋駅より徒歩5分 |
営業時間 | 17:00~0:00(LO.23:00) |
定休日 | 無休 |
サイト | 食べログ |
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