シンガポールの人気店ヒルマン・レストランが日本初上陸として大阪にお店を開くことになったとお聞きして、さっそく食べ仲間と一緒に伺わせて頂きました。
シンガポールのお店ではペーパーチキンが現地の人にも観光客にも大人気とのこと。
大阪土着民のワタクシとしては、現地の味が楽しめるのなら大歓迎。
10月6日にオープンしたばかりのこのお店。たっぷりと楽しんできましたので、特に美味しかったメニューをご紹介。
ヒルマンペーパーチキン (¥580/3ピース ¥880/5ピース)

名前通りに、小さな紙の小袋に包まれて提供されます。
手が汚れてもOK。紙を開くと、良い香りがふっと拡がります。
紹興酒やオイスターソースをベースにしたタレにつけ込んだチキンを紙に包んでじっくりと揚げているので、肉汁もしっかりと残されています。
味はクドくない甘みが良い感じ。ご飯が欲しくなる味ですね。
絶品チリクラブ (¥2,400)

殻付きのカニをたっぷりと使った辛味餡のこれまた名物料理。
お店の方によるとシンガポールと味は変えていないとのことですが、辛さと甘みのバランスの良い日本人向きのとろみのついた餡が絶品!
カニも身が取りやすいように、殻に切り目が入っているのですが、これがカニの旨味を最大限引き出しているんでしょうね。
これまた、ご飯に合いそうなメニューですが、これに合わせるなら……
マントウ (¥300/3個)
やっぱりこれでしょ!? 中華料理などでも良く提供されるマントウこと中華揚げパン。
ふっくらと揚げたパンは、見た目も素敵ですが、中はふわっもちっの食感。これ、大好きなんですよねぇ。
……で、もちろんのことですが、絶品チリクラブの餡に付けて食べます!
これ、たまりません!!
そして、
蒸しマントウもありますよ~。
揚げたものとはまた食感が違うのは当然なんですが、口当たりが良く甘みが際立つのでついつい口に運んでしまうんですよね。
リーベリン炒めフォーファン (¥880)
米粉の平麺(フォー)の炒め物。リーベリンってなんだろ? ググってみると、ソースメーカーにリーベリン社というのがあるので、これかな?
白菜や青菜などの野菜と海老などの海鮮を甘めのソースで炒めた一品。
フォーって他の麺類と違って、そのものの味で主張しないもんですが、こちらの一品はフォーだからこそ良い感じ。
尖った味付けではなくて、どこかで食べたことのありそうな馴染みのある食べやすい料理です。
クレイポット(たっぷり野菜と海の幸) (¥880)
土鍋で提供されるスープ。
具材は4種、他には「ごろごろ牛肉」「海老のトマトスープ」「やわらか~いセセリ」があるとのこと。
土鍋が具材の量と比べると大きめなので、麺入り(+¥200)をお薦め。
蓋を開けるとふわっと良い香りがします。多人数でつつくという感じではなく、一人鍋、二人鍋といった感じ。
これもあまり辛味はなく、具材の味がすっきりと出た美味しいスープでした。
他にもエビチリやエビマヨ、麻婆豆腐、蒸し鶏のねぎソースといった定番の料理や、カンコン(空心菜)のサンバル風炒めといった癖の強い料理も取りそろえています。
基本的にシェフも現地の方で、味付けも敢えてそのままでやっていこうと思っているとのこと。
味が分かりにくい料理もあるので、お店の方に聞きながら選ぶと良いんじゃないでしょうか?
写真にはありませんが、唐辛子と山椒を混ぜた麻辣ピーナッツ(¥300)のような前菜(というかおつまみ)や、刻んだパクチーの香りが面白いアジアンチャーハン(¥680)なんかも美味しかったですよ。特に、麻辣ピーナッツは隣のテーブルがオーダーしたのを摘まんだのですが、袋売り、箱売りして欲しいくらい!
日本初出店ということもあって、盛りつけに荒さが見られたり、パクチーハイやアサイーハイのような特徴をもっと出せば良いのにと思うところもありましたが、これからどんどん良くなっていくんじゃないでしょうか?
周囲は小さな間口のお店が多いのですが、こちらは結構な大バコなので団体客でも対応が可能かと思います。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
店名 | ヒルマン・レストラン/嘉臨門大飯店 |
---|---|
ジャンル | シンガポール料理 |
住所 | 大阪市中央区難波千日前15-16 奥歯ビル2F |
電話番号 | (06)6632-8885 |
交通手段 | 南海・難波駅より徒歩5分 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
サイト |