- 2020年9月25日
魯肉飯ならぬ魯肉麺が恐ろしくうまい@豊崎「スパイス飯麺 兄弟舎」
魯肉飯って知っていますか?知ってますよね。 個人的には魯肉飯の甘さがスゴく好きなんですが、あるお店でとんでもない物を見……
扇町のメビック扇町で開催されている「my home town わたしのマチオモイ帖 2016年 大阪展」に行ってきました。
この取り組みを紹介するのは、2012年、2014年に続いて3回目になります。
マチオモイ帖は2011年の震災の年に生まれました。故郷を思う一冊からはじまり、都市での大きな展覧会から、地域に根ざしたギャラリーや図書館、町の小さな本屋さんまで、大小さまざまな場所で開催され、日本各地のクリエイターがつくるマチオモイ帖は、5年間で約1200帖になりました。一帖、一帖それぞれに、作者の町への思いが詰まっています。そのさまざまな思いの中に、必ずあなたの心に届くマチオモイ帖があるはずです。
「まちおこしはできなくても、マチオモイはできる」
2013年にグッドデザイン賞を受賞したマチオモイ®帖。
震災をきっかけに日本各地のクリエイターが自分たちが大事に思うマチをそれぞれの表現方法でとらえた展示。
今回の大阪展でもまた新たなマチが加わって魅力的な展示を行っています。
冊数も増えてきたこともあって、今回の展示は段ボールで作られた書棚に一冊一冊の顔が見える方法で展示。
地域ごとに場所をまとめて、どのマチオモイ帖も手にとって閲覧することができます。
マチオモイ帖」とは「町」を想う「帳面」。その表現方法は多種多彩。
高橋善丸さんが制作した「富山市帖」。富山の薬売りがおまけとして配っていた紙風船のチープなデザインをコレクター的に写すことでモノからマチを見つめます。
今上穂乃香さんの「よこしま帖」はリングノートのメモ帳のような仕上がり。開いてみると熊本県玉名市横島町の言葉と田園風景。
田んぼ以外何もないという田舎町の言葉からマチを見つめます。
市町村合併によって地図上には既に存在しない奈良県の「伊那佐帖」。
嘘のような本当にある大分県津久見市「セメント町帖」
複数のクリエイターのマチオモイも見られる横浜市中区「馬車道帖」。
私の生まれた町に、今暮らす町にもマチオモイ。
聞いたこともない海の向こうの町にだってマチオモイが存在しています。
写真、絵、言葉に、映像、自作の小物……クリエイターが紡いだマチオモイ帖は様々。
場所も自分自身が生まれた町、育った町、大事な人が暮らす町、旅先に訪れた町と様々
クリエイターから溢れたマチオモイに触れることで、きっと見ている私たちが大事にしているマチオモイにも気づけるはず。
自分自身が住んでいる町、住んでいた町、父親や母親や祖父母が暮らしていた町、好きな人が暮らす町、好きだった人が暮らす町、いつか訪れたい町、名前だけ知っている町、そして何も知らない町……
どのマチオモイに触れてもきっとあなたのマチオモイを刺激するはず。
本当に素敵な展示だと思います。
イベント名 | my home town わたしのマチオモイ帖 2016年 大阪展 |
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開催期間 | 2016年3月4日(金)~29日(火) [平日]11:00~21:00 / [土日祝]11:00~19:00 |
開催場所 | メビック扇町 |
交通手段 | 地下鉄堺筋線・扇町駅直結 / JR環状線・天満駅より徒歩3分 |
サイト | 「わたしのマチオモイ帖」公式サイト / facebook |
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