大阪に芽吹くスパイススープカレー@西天満「スープカレーなっぱ」

年の暮れ、色々とあわただしく片づけなどをしているとお腹が空いてくるランチタイム。
さすがに何か作る気持ちにもなれずに、さーて何を食べようかなぁと、お店のブックマークをたどります。

とはいえ、なんといってももう年末、空いてなかったら最悪やん……そんな時に役立つお友だちのTAKくんのカレー店年末年始営業情報……ありがたや。もうジャンルにこだわるグルメブロガーは年末年始営業情報を作るべきだと思う……なんて無責任な私。

で、さっと年末年始営業情報を眺めていたら、自宅からそれほど遠くなく、先日の忘年会で同テーブルで少しだけお話させていただいた未訪問の「スープカレーなっぱ」さんが営業しているので突撃してきました。一昨日、『虹の仏』さんでスパイス納めとか言うてたくせにねぇ。

お店は西天満、私が大好きな紅茶専門店のTeeTaさんからもほど近い居酒屋「ほっとあわとく」さんで間借り営業されています。11時からの営業で11時半くらいに行ったのですが、私が入って満員、以降行列とよいタイミングでした。

画像(店頭写真)

鶏ざんまい(¥1,200)

写真(鶏ざんまい)

普段は週替わりのカレーがあるのですが、今日はなし。
初訪問のお店なので、それは全く問題なし。ノータイムで定番の「鶏なっぱスープカレー」の豪華版「鶏ざんまい」をチョイス。サンバルもと思ったのですが、そちらは提供なく残念。辛さは悩みましたが2辛で。

写真(鶏ざんまい)

おぉ、こんな感じなんや。 スープカレーというと深めの碗にカレールー、お皿にライスというイメージやったんですが、こちらでは大きなすり鉢状のお皿にターメリックライスと盛って、しっかりとその周りをカレールーをたっぷりの具材とともに浮かべています。
いいですね、大阪のスパイスカレーっぽいインスタ受けも良さそうな見栄えです。

スープカレーらしいごろごろとした大きめのサイズの人参やさつまいも、ゴボウなどの野菜だけでなく、炙り焼いた鶏に鶏皮餃子のメイン具材、温玉に生野菜となんとも食欲をそそります。 さて、ライスをルーに浸して……おぉ、いいですね、これ。

サラっとしたカレースープなんですが、スパイスの存在感がかなり強く、2辛だと辛さよりもうま味に辛みが後追いしてくる感じがなかなか好印象。菜物(白菜かな?)しゃきっとした食味と、スープカレーらしい大きめにカットされた野菜のバランスが良く、私がイメージするスープカレーのあまり好きじゃないところが完全に払拭されるスープカレーです。

写真(鶏皮餃子)

メイン具材の鶏ですが、炙ってからスープにあわせているので焦げ目の香ばしさが良くて、これはうまいなぁと感じさせます。 鶏皮餃子をスプーンで取り上げると、ライスの上にちょこんと梅干しが乗っていたり、スリランカカレーのようにライスとルー、具材をしっかりと混ぜても味が破綻しないのは見事の一言。

いやー、おいしかったぁ。先日の忘年会で、有名カレー店の店主さんから「最近堀江とかスープカレーが目立つようになってきている」と聞いて、来年はとうとう大阪にもスープカレーの潮流が浮かんでくるのかなぁと思った次第。

良いスパイス納め(ほんとにこれで最後?)になりました。ごちそうさま。

店名スープカレーなっぱ
ジャンルカレー
住所大阪市北区西天満4-13-1
※「ほっとあわとく」で間借り営業
電話番号050-3716-0078
交通手段京阪・大江橋駅より徒歩6分
大阪メトロ御堂筋線・淀屋橋駅より徒歩7分
営業時間11:00〜14:30(LO.14:00)
定休日土曜日
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