- 2016年3月22日
訪日台湾人向け大阪情報サイト「O-share」に記事を提供することになりました!
每個人的台灣,歡迎大阪!!(台湾の皆さん、ようこそ大阪へ!byGoogleさん) 海外から大阪に訪れる旅行者は大阪府……
メビック扇町で開催している「my home town わたしのマチオイ帖」を見に行ってきました。
マチオモイ帖は3.11の震災をきっかけに2011年4月に瀬戸内海の小さな島の町、広島県因島重井町を紹介する一冊「しげい帖」をあるクリエイターが制作したことから広がったクリエイターができる社会貢献として始まった活動。
今回は東京会場が東京ミッドタウン・デザインハブで2014年2月28日(金)から3月23日(日)まで、大阪会場がメビック扇町で2014年3月7日(金)から3月29日(土)まで開催しています。
「なにそれ?」と思う方にちょっと触れてもらいたいそんなイベントなのでご紹介。
3.11の震災をきっかけに、私たちは家族や友だち、地域とのつながりなど、自分を育んできた大切なものにあらためて気がつきました。
日本に暮らすひとり一人の心の中に生まれたその率直な気持ちは、私たちに多くの気づきを与えてくれました。マチオモイ帖は、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、日本各地に眠る無数の宝物を、それぞれの思いと共に小冊子や映像にして紹介するものです。
そして、場所や時間は違っていても、同じ思いを持つ多くの人たちをつなげる力をもっています。
メビック扇町での展示は一昨年から3回目。
大阪での初の展示は2011年6月で、その時展示されたマチオモイ帖は34帖。
今回は約800帖の展示が行われています。
一冊一冊、一点一点がそれぞれ様々な有名無名、老いも若きも入り交じったクリエイターの作品。
印刷製本まで、きちんと「本」としての装丁がされているものから、段ボールや布で綴じられた手作り感のあふれる物、さらには巻物になっていたりカードタイプだったり「こんなのもマチオモイ帖」なのか!?」と思えるものまで揃っています。
800帖もあれば、自身に関わる「マチオモイ」も当然ある訳で、ウチが生まれた町、大阪市北区(旧大淀区)中津の「中津帖」も、今住んでいる町の通り向こうの中崎町の「中崎帖」も作られています。
中崎町はレトロな町並みを巧く再生して、土日は韓国人などの観光客も訪れるような町ですが、中津は周囲の発展から取り残されたかのような町。
ウチにとっては故郷の町ですが、「中津帖」を作られたクリエイターは縁あって中津に来られた方。そんなクリエイターの「マチオモイ」にも触れることができます。
約800点のマチオモイ帖の中には海外の都市も。
「パリ帖」、「スイス帖」、「倫敦帖」、「ソウル帖」といったよく知られた都市や国から、「カン帖」(フランス)、「グラーツ帖」(オーストリア)、「Bergiola帖」(イタリア)といった小さな都市にもマチオモイが溢れています。
「Honolulu Ala Napuaa帖」を制作された仲里”プーリー”カズヒロさんは、以前の大阪市交通局のキャラクター「レインボーファミリー」やダウンタウンDXのロゴなどをデザインしたクリエイター。ポップなデザインの源がハワイにあったのかぁと興味深く眺めました。
ちなみに今回の展示は大阪市交通局も全面的に応援。
市営交通110周年記念事業の一環として話題になっている復刻ラッピング列車(→参考動画)の車内にこれまでの展示をポスターにして展示したりして「マチオモイ列車」として運行しています。
生まれた町、育った町、学生時代を過ごした町、親や親戚や友だちが居た町、好きな町……色々な「マチオモイ」があります。
「意識して生きてみたら学ぶことがたくさんあるよ」
マエガネク帖/沖縄県恩納村前兼久/まなべヘンナゆう
こんな素敵な言葉に出会ってみたり、
見たこともない風景に出会ってみたり、
行ったことどころか名前すら知らない町に懐かしい物を見つけてみたり、
クリエイターの「マチオモイ」に触れて、自身の「マチオモイ」を思い返すそんな素敵な展示です。
あなたの「マチオモイ」を見つけにぜひ一度行ってみてください。
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