阪急三番街地下2階に明後日(もう明日ですが)9月20日(水)にオープンする韓流美食dammiさんのオープニングレセプションにお誘いいただき、またもホイホイと参加させていただきました。
店名のdammi(ダンミ)とはハングルで「美しい女性」とのこと……らしいのですが、発音だけだと담미……かなぁ……ごめん、勉強不足で分かりません。後で詳しい方教えて下さい(苦笑)
美しい韓国女性の秘密として、韓国料理の素材などにこだわって、それでいてカジュアルにカフェ使いの出来る”Korean cafe dinning”というコンセプトのお店です。
場所柄、ファミリー層や若いカップルも良く通る場所なので、どんなお店になるのか楽しみに参加させていただきました。ではでは、レビューをば。
韓流美食dammiさん、場所は阪急三番街の北館B2F。Nu茶屋町方面から、キディランドに降りてくるエスカレーターを地下2階に降りてきた左手、ロッテリアの隣にあります。
エスカレーターから降りてきて奥まったところにあるので、以前の店舗は集客に苦労していたようです。以前の2店舗をぶち抜きで使用して、かなりオープンなカフェスタイルのお店になっています。これならエスカレーターから降りてきた人でも目に入るので、良いかもしれません。
さて、今日はオープンレセプションということで、特別なコースを提供いただきました。デザートを入れて全18品。
- 5種のパンチャン
- 季節の食前粥(かぼちゃ)
- プルコギのキッシュ
- オレンジキムチと蒸し鶏のサラダ
- ふわふわ卵のフリッターチヂミ
- ソフトシェルクラブのヤンニョン唐揚げ
- 白身魚のフリッター~プルコチュとグレープフルーツソース~
- オモニの唐揚げ
- 塩麹漬けサムギョプサル
- 自家製サムゲタン
- プルコチュと蛸の石焼アヒージョ
- 豚足(赤ver,黒ver)
- さっぱり水キムチ
- ダッチオーブンを使ったプルタッ
- スジェビとトックの自家製スンドゥプ
- 食育米の石釜ごはん
- 食育米の石焼ピビンパ
- デザート(餅菓子&マッコリ入りチーズケーキ)
18品全てをレビューするのは他の方にお任せして、個人的な好みでいくつかの料理を紹介させていただきたいと思います。
パンチャン
パンチャン(반찬)はおかずの意味。
小皿のおつまみといった風に提供され、食べ終わる頃には店員さんが交換してくださいます。
ランチタイムは5種類、ディナータイムは8種類のパンチャンがセットをオーダーした人には食べ放題。
今日は、白菜キムチ、ゼンマイのナムル、豆もやしのナムル、韓国海苔、レンコンのキムチの5種類でした。
口寂しい時に、ついつい手が伸びてしまいます。どれもクセの強すぎない食べやすい味で、ウチはレンコンのキムチが好きですね。どれも自家製とのこと。
プルコギのキッシュ
卵と生クリームで作るキッシュにプルコギを加えたオリジナル。
“白菜キムチと一緒に食べて下さい”
などと店員さんが衝撃的な発言をするので、「キッシュにキムチは無いよ……」と思いながら試してみると……いや、これ有りですよ、有り。
キッシュはどうしても、卵と生クリームの平坦な味になりがち(その辺が個人的にはあまり好きになれない)なのですが、濃いめのプルコギと、キムチの酸味が良いアクセントになっている気がしました。サイズも大きくないので、ちょっと摘むのに良いですね。
自家製参鶏湯
参鶏湯は鶏肉に朝鮮人参や栗、ナツメ、餅米などを詰めてじっくりと煮込んだ煮込み料理。
鶏を丸のまま味わうので、特にスープが濃厚です。
本場の参鶏湯は、実は私あまり好きではなくて、朝鮮人参の土臭さが強いことが多いのですが、こちらの参鶏湯は一般向きというか、しっかりと鶏の旨味を味わうタイプの参鶏湯になっています。
小皿に9種類の薬味を用意しているなど工夫も豊か。黒ゴマ、塩胡椒、胡麻の葉醤油漬け、松の実、コチュギルム、生姜、すりニンニク、チョジャン、パジャンとちょっとずつ味を調整できるので、好みに合わせた味を楽しむことができます。
ちなみに同行者はパンチャンとして用意された韓国海苔を加えてみたりしていましたし、ウチも白菜キムチと一緒に楽しみました。
純豆腐&食育米の石釜ごはん
いただいた純豆腐(スンドゥプ)は、スジェビ(ジャガイモのすいとん)とトック(韓国餅)が入ったものでした。辛さは5段階の辛さから選べるとのことで、辛みを全くなくしたヤンニョム(唐辛子が入ってなくてもヤンニョムって言っていいんだっけ?)で作ったものもあるそうです。
食育米の石釜ごはんは白米75%、玄米20%、発芽玄米5%のブレンドの健康志向。
玄米のみだと食べづらいという方も多いので、このブレンドは良いかと思います。
石釜で炊いたご飯はおこげもしっかり。純豆腐とともに丼のようにして食べる方もいましたが、この食べ方は鉄板ですよね。
マッコリ入りチーズケーキ
デザートで提供されたチーズケーキはマッコリ入り。
マッコリのアルコール分をしっかりと飛ばして、チーズケーキの生地に練り込んだとのこと。
マッコリは乳酸菌の作用で作るお酒ですから、チーズケーキに合わないはずがないのですが、食べて見るとやっぱりこれは良いですね。
甘い香りがしっかりと香る特徴的なチーズケーキになっていると思いました。
全体的に料理は本場の韓国料理をそのまま食べさせるというのではなく、気楽に韓国料理と”+α”を楽しむお店だなと感じました。例えば、サムギョプサルは豚バラ肉を塩麹に漬け込んでみたり、スペイン料理風のアヒージョを蛸と唐辛子でやってみたりなかなかチャレンジしていますね。
もちろん、そのチャレンジが全て成功している訳ではなく、一つ一つを見てみると、これは口に合わないなぁという料理もありますし、豊富なドリンクメニューは料理と見比べてみると若干割高かなという感じもします。
ですが、今日のレセプションを見ていると、特に気がついたのがスタッフの動きの良さ。
今日はレセプションですので、実際の営業とは違い戸惑うことも多かったと思うのですが、スタッフの多くが笑顔で、きびきびとした良い対応をしていたんじゃないかと思います。
その笑顔に惹かれて、一部ではアイドルの撮影会のようになっていましたが(笑)
男性スタッフ、女性スタッフとも料理の説明、ドリンクオーダーの目配り、混雑している中でのサーブと気持ちよく楽しませていただきました。
お店側としては色々とアピールしたいということもあったのでしょうが、18品のコースはちょっと多すぎ。料理を残してしまったのが本当に申し訳なく感じました。
今日のコースはどちらかというとディナーコースだったので、ランチタイムの”韓定食ランチ”や、カフェ使いの”パンケーキ””ホットック”も気になりますね。
ぜひ次は妻子を連れて、お伺いしたいと思います。
本当にごちそうさまでした。