まるごとぶどうパフェ

清和源氏発祥の地でまちブラしてきました@兵庫県川西市

まるごとぶどうパフェ

公認ライターとして参加させていただいている『ニッポンごはん旅』での自主企画「公務員グルメ旅」

そのまちのおいしいものや魅力的なスポットは、そのまちで働く公務員が一番よく知っている! と決めつけて、そのまちの魅力を尋ねて、おいしいものを食べるという厚かましい企画も5回目になりました。

今回は兵庫県川西市に行ってきました。

今回の紹介人

先日、私は『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2022』を受賞させていただいたのですが、その際の推薦人が今回の紹介人の豊島妙子さん。

関西で公務員の自主研、勉強会、交流会というとほぼ必ず顔を見せ、個々の特徴を持った公務員をつなぐ、まぁ、クセの強い人です。「よんなな会」に私を最初に誘ったのも彼女です。

町中にポツンとナイチンゲール像

待ち合わせは川西能勢口駅。6年前に公務員関係の集まりで来ていますが、20歳の頃、当時好きだった娘が能勢方面に住んでいたので何度も乗り換えで使っていました。

その頃は駅も高架駅じゃなかったので、雰囲気も違っていて、しかも良く考えると川西市内はほとんど知らないので今回のまち歩きはすごく楽しみでした。

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そんなまち歩き、最初の目的地は『ナイチンゲール像』。なんと、世界に2基しかない像が川西能勢口駅から近いところにあるとのこと。

兵庫県川西市町中

駅からすぐ住宅街へと進んで行きます。
観光地っぽさが欠片ほどもない坂を登って左手を見ると、

ナイチンゲール像の看板

これまた控えめな看板があります。

看板に従って、奥の方に入っていくと、

ナイチンゲール像

思ったよりもこぢんまりとしたナイチンゲール像が見えました。

かわいいサイズだなぁと思って説明板を見てみると、このナイチンゲール像、ロンドンにある女史の像を原型に造っているので、実際の身長で175cmあるんですって。

ナイチンゲール像毎年5月12日の「看護の日」には看護学校生が「奉仕と博愛」の精神を誓うため、大阪や兵庫の看護師が集るとのこと。

同じ敷地内に戦中に殉職した看護婦(看護師)の慰霊碑もあって、看護師にとっては大切な場所の一つになっています。

高架下のおでんのお店で昼呑みハンバーグ「MALIMO」

MALIMO

ランチは今回のメインの目的だった高架下のおしゃれなお店「MALIMO」さんへ。

おでん(関東煮)が食べられるお店ですが、それよりも静岡ハンバーグやすき焼き、ローストビーフ丼などお肉メニューが充実。

静岡ハンバーグ (¥1,180/180g、¥1,780/360g)

静岡ハンバーグ

一人鍋もできるコンロの上に鉄鍋を乗せて、好きな焼き具合で食べられる静岡ハンバーグ。

牛100%のハンバーグは肉汁たっぷりで、焼けば溶け出してきた脂で付け合わせの人参やポテトが揚げたようになります。

肉々しさ満載の食べがいのあるハンバーグです。

関東煮ランチ (¥900)

おでんランチ

こちらも一人鍋で提供される関東煮(おでん)のランチ。

同行者がいただいていたんですが、こちらも美味しそうだったなぁ。

テーブル席

カウンター席だけでなく、テーブル席もしっかり備えているのでランチだけでなくディナータイムも楽しめそうなお店でした。

清和源氏発祥の多田神社

多田神社

ランチのあとは、能勢電車に乗って多田駅へ。
不思議なことに能勢電に乗っていると、30年前に乗っていた風景(の記憶)と変わっていないところがいくつもあってものすごく感傷的になってしまいました。

多田駅からは15分ほど(あとで調べると1.2kmほどあった)歩いて、多田神社へ。

多田神社

源頼朝ら鎌倉武士、室町時代の足利尊氏、そして戦国時代の明智光秀、徳川家康などに繋がる清和源氏の発祥の地。

清和天皇のひ孫である源満仲や、酒呑童子や土蜘蛛退治の伝説で知られる源頼光ら、武家の始まりと言われる五公を祀っています。

多田神社多田神社境内は静謐で、そこにいるだけで気持ちがすっと軽くなるような素敵な場所です。

大江山の鬼の首を洗ったという鬼首洗池があったり、川西発祥の「三ツ矢サイダー」の元となった三ツ矢の九頭竜伝説について書かれてあったりなかなかに見所のある神社ですが、個人的には清和源氏の家紋「笹竜胆」だけでなく、至る所に徳川の「三葉葵」が興味深いなぁと思って見ていました。

多田神社から望む風景神社から見るまちの風景がやけに素敵で、ここに住んだことがなくてもなんだか懐かしく感じます。

この風景を見られただけで来た甲斐がありました。

いちご農園直営のフルーツカフェ『いちご ICHIJYU FRUIT CAFE』

いちご ICHIJYU FRUIT CAFE

多田駅からすぐ近くにある「いちご ICHIJYU FRUIT CAFE」はお隣の猪名川町でいちご農園が直営で出店しているフルーツカフェ。

いちごの時期ならファーム朝採れのいちごを使ったスイーツがいただけるそうで、豊島さん曰く、このお店でスイーツを楽しむために時間休をとる人もいるんだとか。
運良く行列なしですぐに入れました。

まるごとぶどうパフェ (¥1,600)

まるごとぶどうパフェ

この季節ならやっぱりぶどうがおすすめのフルーツ。

ここ数年大人気のシャインマスカットと、ぶどうらしい色味が素敵なナガノパープルの2種をふんだんに使った秋のパフェ。

まるごとぶどうパフェ

シリアルは少なめ、クリームもさっぱりと甘み抑えめで、2種のぶどうシャインマスカットとナガノパープルそれぞれの特徴を存分に味わえるパフェです。

どちらも皮ごと食べられるぶどうですが、さわやかな甘みのシャインマスカットに対して、ナガノパープル一房を食べると、赤ワイン1本分のポリフェノールを得られるというナガノパープルの深みのある甘みが楽しくて、本当に美味しかったです。

店内飾り

ご案内いただいた豊島さん、お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

また、機会を見つけてうかがいたいです。