美しさ際立つ料理が衝撃的な大人イタリアン@北新地「Ristorante Pinocchio」

「まだあまり知られていないすっごいイタリアンのお店あるんですよ。」
そんな友人の言葉にそそられて、仕事が一段落ついた日に予約させていただきました。お店の場所は北新地の雑居ビルの4階。目立つお店ではありませんが、友人の言葉通り、これは凄いと思えるイタリアンのお店でした。

店内は11席のカウンターのみ、場所が北新地なので時間は早めに伺わせていただきました。お店の扉を開けた途端、新地の賑やかさが完全に遮断され、目がきちんと届く範囲で丁寧な仕事をされているシェフの姿に見とれます

料理は国内外の名店で実績を積み重ねてきた中山シェフのスペシャリテ(¥9,000、税・サービス料別)で、完全にお任せです。

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前菜

最初の一品から鮮やかな色彩に心を射貫かれます。ルビーレッドで目を引くグラスは「ビーツのポタージュ」。乾燥させたビーツのチップも添えられています。

口にするとその爽やかな甘味に驚きます。ビーツというと甘味とともに苦み、雑味のあるイメージなんですが、この冷製ポタージュは次元が違います。スムージーのような滑らかさで、これからの期待感を高めます。

ビンチョスのように金の楊枝を刺してあるこちらは「備前牛のコールドビーフ雲丹巻き」です。肉バルなどで「うにく(雲丹+肉)」が流行っているように、肉の脂と濃厚な雲丹は、見た目以上にベストな組み合わせ。青ネギとツメタレが素晴らしく、一口で食べてしまうのが惜しいほど。

「北海道産秋刀魚のルエル3種のハーブソース」。秋なすとトマトを秋刀魚で巻いて、輪切りにした料理。ハーブソースにリコッタチーズが合わさっており、秋刀魚のうま味が強くでています。

松茸とフォアグラの72時間コンソメ


コンソメスープはパイ皮包みで。
パイ皮をくずすと芳醇な香りが立ち上がってきます。松茸やフォアグラの香りは強すぎず、綺麗に澄んだコンソメがすっと馴染みます。

バジルパン、クロワッサン

パンは自家製。バジルを練り込んだパンは新鮮なオリーブオイルに浸して。ワインが進みます。

小ぶりのクロワッサンも自家製です。バターの香りがつよくサクサク。専門店にも負けない味のクロワッサンです。おいしくて、ついついお替わりしてしまいました。

愛媛県産紋甲イカとオクラのタルタル、レモンとしその香り

おおよそ2週間から1ヶ月で全体のコースを変えているとのことですが、タルタルだけは旬の具材を大切にして提供されるとのこと。

ガーリックトーストにタルタルをのせ、刻んだ紫蘇、泡状のレモンソースと対比させたかのよな黒いイカ墨のソースと、見た目にも面白くて楽しい一品です。
お土産にもできるチーズガレットが添えられていて、全てを添えて口に入れるとチーズとイカ墨の濃さ、レモンと紫蘇の酸味とさわやかさ、オクラとイカの粘りをトーストのサクサクとした食感が全てを支えます。

兵庫県産鱸の低温調理 ポロネギとジャガイモのトリュフ風味

低温調理で仕上げた鱸はふわふわで、魚を食べているとは思えない食感です。原木シイタケや蓮根を添えて、香り深い一皿です。

魚に合わせて白ワインをお願いしたところ、オーガニックワインを用意しているとのことでお店の方にお任せしてチョイス。
オーガニックワインだと余計なものが入っていないので翌朝の体調がちがうのだそう。

飲み物はビール、日本酒、焼酎もしっかりとそろっているのでお店の方に好みをお伝えしてみれば良いんじゃないでしょうか。

牛肉のボッコンチーニ香草パン粉焼き

ボッコチーニとはイタリア語で「一口サイズ」とのこと。フォンドボーとジャガイモのピューレとともに、一口で頂けます。
牛肉は荒めにカットされており、薄めのパン粉と口の中で綺麗にまとまります。このバランスが良いのではないでしょうか。食べた瞬間よりも噛みしめたときにグッと肉の味を濃厚に感じる事ができます。

龍のたまごの濃厚カルボナーラ


パスタは仕上げに目の前でサマートリュフを細かく削って仕上げます。素敵な香りがふんわりと立ち上ってきます。

ぷっくりと膨らんだ龍のたまごをくずして、パスタにからめていただきます。
これは凄いっ! 濃厚すぎる卵黄と、チーズとクリームのこくのある美味しさが絡んでこれはたまりません。
濃厚なのにくどくない、このカルボナーラ食べたさに再訪してしまいそうなくらい魅力のあるパスタです。

青森県産リンゴのタタン風燻製木の実の香りフォアグラのアイス添え

デザートまでもが美しい。
大人のデザートとお店の方は言ってましたが、まさにそのとおり。滑らかでありながら甘味は少なめのフォアグラのアイス、香り豊かなリンゴに合わせるのが、桜、リンゴそして玄米茶で燻製したナッツ。チョコレートソースすらもビターな味わいで、一連の料理を締めくくります。

おすすめということでコロンビア産の珈琲を最後にフレンチプレスでたっぷりと頂きましたが、こちらも現地で粉にして真空パックで輸入しているというこだわりのもの。粉っぽさはみじんもなく、香りと味のバランスの良さに幸せな気持ちになりました

本当に一つ一つの料理が繊細で美しく、そしてなによりおいしい。オーナーの浜埜さんは元々リッツカールトンホテルにお勤めだったそうで、シェフともども所作の一つ一つが心が行き届いているのを感じます。
すごく良いお店を教えていただきました。コースの完全予約制ということもあって、すぐに予約が取りにくくなってしまいそうですが、大切な人をもてなす時には利用したいと思います。
ごちそうさまでした。

店名 Ristorante Pinocchio(リストランテ ピノッキオ)
ジャンル イタリアン
住所 大阪市北区曾根崎1-5-17 サウザンドビル4F
電話番号 050-5593-9298
交通手段 JR東西線・北新地駅より徒歩5分
営業時間 17:00~LO.21:30
定休日 日曜日、祝日
サイト Facebook / 食べログ

ABOUTこの記事をかいた人

があ

大阪生まれ・育ち・勤めの闘う(?)公務員。 一般事務職で採用されたのに、今や福祉職だと勘違いしている人が大多数。濃い顔付きから沖縄人やらアラブ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ-