20日に有給休暇をとり、公務員研修協会の講師としてオンライン研修に登壇。
「よし、これであとは御用納めまでしっかりとつとめて今年を締めくくろう」
なんて思っていたのですが、そんな御用納めはやってきませんでした。
大きな意味での同僚(他局の偉い人Aさん)の紹介で、「私に会いたい」という某自治体の職員さん(Bさん)が、研修登壇後の20日夜に大阪にやってきて、その同僚と3人で飲んできました。
その時に、私は自身の公務員(大阪市の職員)としての自己評価がかなり低いと思っているという話をしたのですが、Bさんは「そんなことはない」となんだか恐縮するほど褒めてくださり、Aさんは「もっとうまくやれ」と褒め2割・苦言8割くらいの形で叱咤激励をいただいて、ちょっと色々と思うことがあり、御用納めの日にここしばらくのまとめを書こうと思っていました。
……日曜日の朝から、咳が出てきて、夕方くらいから妙に足下が冷える。あ、やばい、これは熱がでる兆候だなと思って翌朝を迎えたらやっぱり発熱。検査したところ周りで散々はやっているA型のインフルエンザに罹患していました。
予定外の強制終了です。
望んだことではないといえ、12月20日から1月6日までなんと18連休……就職してからこんなに長く休暇を取ることがなかったので、年明けに出金できるか不安しかありません。
熱も下がって、隔離期間も今日で終わりになるので、当初の予定どおりブログを書いて次に進もうかと思います。
下半期の登壇がバラエティに富んでいた
9/27 HOLG「公務員のための無料でできる画像生成AI体験会」
昨年末に自主企画で開催したのですが、もう一度やって欲しいという希望があってHOLG内の自主勉強会といった形で開催しました。
普段の仕事で使用できる生成AIはかなり制限されているので、画像生成AIを職場で使用できません。
とはいえ、生成AIに関する技術と知識は、これからの仕事で絶対に必要になるはずなので、仕事でもそうでなくても触れておくことが大切かと思っています。
体験会では画像生成AIで制作する画像の扱いについて権利関係についても説明しました。
私的に作った生成AI画像を仕事にどう生かしていくかはまだまだ模索する段階ですが、公務外の活動ではこれからも活用したいですね。
HOLGに参加していない友人からも聞きたいという話があって開催を予定していたのですが、予想外に忙しくなりまだできていません。年明けにでも設定してオープン回としてやろうと思います。
1月にオープン回を開催できるように準備します!
11/24 兵庫県防災士会北播エリア研修会
私が防災担当の時に職員向けにやった避難所運営シミュレーションの話に、兵庫県高砂市の吉川さんが興味を持ってもらって、前からやりたいねーと話していた企画。
本当は昨年、神戸で開催されたぼうさい国体で披露するつもりだったのですが、枠が取れず披露できずじまいでした。
今年1月末に能登への災害派遣を経験させていただいたことで気づきもあって、職員向けに作ったものを改めて一からリメイクして実施しました。
完成度がまだβ版レベルなので、来年はもう少し改良して実施できたらいいな。
あ、当日のラーメン店のレビュー書いてない……
来年は完成させて、新しい防災研修教材に仕上げます!
12/5 大阪経済大学「SIMULATIONおおさか2025+」
こちらは先日こちらで書いたので詳しくは別記事で。
「SIMULATIONおおさか2025+」は自治体財政を学ぶ最良のコンテンツだと今でも思っています。財政畑での仕事の経験がない私ですが、制作に携わったメンバーがこれまたバラエティーに富んでいたので、制作の過程がまた本当に勉強になりました。
「SIMULATION○○」を体験したことのない公務員にはぜひ一度は体験して欲しいんですよねぇ。私、「SIMULATIONふくおか2030」を体験して、本当に自治体職員として予算とか事業に対しての解像度が上がったので。
来年もどこかで呼んで頂いて実施できたらいいなと思うのと同時に、公務員以外の人でも参加できるようにオープン回を1回やります。
安くで借りられる会場を探さないと。
12/20 公務員研修協会 生活保護研修
私が所属する公務員研修協会を通じて依頼があって、生活保護業務の適切管理と業務効率化についてお話しする機会をいただきました。
オンラインで会場に集まった方に話すということで、受講者の顔が見えず、1時間と短い時間でしたが自分が考えている「福祉知識ゼロ」からのケースワーカー育成や業務の効率化について伝わっていたらいいなと思う機会でした。
公務員研修協会の認定講師として、初任ケースワーカーにホントに役立つ研修を来年も実施します。
振り返ってみると、生活保護分野以外での需要があるというのは本当にありがたいことです。
本業とはジャンルは違いますが、来年もこの4分野は少しずつでも伸ばしていければいいなと考えてます。
今年一番嬉しかったことと伝えたいこと
20日に愛がある(と信じたい)お叱りを受けたAさんから、「それだけは書きな」と言われたので、それを今年のまとめとして。
公務員アワードの受賞や書籍を出版させていただいてから、「生活保護通知・通達総索引」の配布依頼をいただく際にメッセージを寄せてくれる人が格段に増えました。
以前は「索引ください」くらいのメッセージしかないし、データを送付したらその後のやり取りは全くなしというのが大半でした。今は「ありがとう」の返信メールをもらうことが出てきており、結構変わったなぁと感じています。
そんななか、その方に許可を取ったわけでもないので詳細は伏せますが、ある遠方の自治体のケースワーカーからこんなメッセージがありました。
社会福祉士の資格を持った2年目の福祉職員で、職場にマニュアルもなく色々なことでキツかったときに私の本を読んで拠り所にしてきた、感謝している、と。
恐らく娘と同じくらいの年齢の専門職のケースワーカーの方にこんな言葉をもらえるとは思いませんでした。
私は専門職でもなければ、社会福祉士の国家資格を取得しているわけでもありません。大阪市の中には私よりも知識も技能も優れたケースワーカー経験者がたくさんいます。
それでも「福祉知識ゼロ」から始めたからこそ伝えられることがあるはずと思って、本業外の活動を続けています。
外部で評価をいただくことで、本業とのギャップを感じることは当然ありますが、この方からの感謝の言葉が今年を最後まで乗り切る一番の力になりました。
この文を読んでくださるかわかりませんが、こちらこそ本当に感謝しています。
さて、来年ですが、今のところは特に予定があるわけではありません。
寝かせてある企画もありますが、お誘いがあればできる限り応えられるようにインプットとアウトプットを繰り返していきたいと思います。私を必要とする場があれば、遠慮無くお問い合わせください。
本業を大切に、人とのつながりをもっと大切に、もっともっと発信を続けますので、仲良くしてください。
では、あと半日で同僚も仕事を納めます。1年間、お疲れさまでした。良いお年をお迎えください。
……多分、もう一記事くらい書きそうだけど。
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