- 2017年5月2日
天王寺区広報紙5月号「興國高等学校 生徒会・ボランティア部」
天王寺区広報紙5月号を本日発行しました。 今月号の表紙は、取材先である興國高校のダンス部のメンバーに協力していただいて、……
いつもの仕事を終えて帰宅して、スマホを充電しているとやけにSNSの通知音が鳴るのに気付きました。
なんだろうと思ってTwitterを開くと、
今年の地方公務員アワード、なんと、いつもお世話になっている「があさん@gar_osaka 」と、いつか会いに行ってみたいと思っていた「荒井さん@_natsuki_arai 」が受賞。勝手ながらリスペクトしている人たちの受賞は、とても嬉しいです。おめでとうございます。 https://t.co/EIhZucVxd3
— 納 翔一郎(Shoichiro Naya) (@naya_shoichiro) August 16, 2022
ん? 地方公務員アワード?あぁ、今年の受賞者発表があったのか……んんん?はい?私が受賞!?
『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2022』を受賞したことを知った瞬間でした。
『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード』は、株式会社ホルグが2017年から年に一度行っている表彰です。
『地味』『派手』を問わず、地方公務員からの他薦で、「本当にすごい!」と思う地方公務員を表彰しようという試みです。2017年から実施され、昨年までに累計60名の「すごい公務員」が選ばれています。
私には本当に縁の無いアワード(賞)だと思っていました。
なんと言っても過去に受賞された60名はキラ星のような地方公務員ばかり。
Facebookで友だちとして繋がっている方だけでも、
といった方々が受賞。
それぞれに自身の所属での実績や、自身の特徴を活かした活動で良く知られた人ばかり。
それと比べて、私は所属する大阪市で、取り立てて目立った仕事の実績があるわけではありません。
現在の担当は健康推進担当係長ということで、36,000人以上いる大阪市職員の中の、133人いる天王寺区役所の中の一係長でしかありません。
防災担当だったときにYouTubeに動画をあげて防災啓発をしてみたり、Ingressを使った子どもの見守り事業を職員提案で提案してみたりと、その時その時で自身の仕事に工夫はしているつもりですが、まさかこの賞に推薦される側になるとは思ってもみませんでした。
推薦者の4人の方々はもちろん、審査いただいた過去の受賞者の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
今回の受賞にあたって特にご評価いただいたのは、業務外で続けている『生活保護通知・通達総索引』の取り組みです。
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推薦いただいた方には、この『生活保護通知・通達総索引』の取り組みを推していただきましたが、本当に謙遜でも、照れ隠しでもなく、「自分が楽になるためにつくった」ものでしかないので、今の今になってもどうにもピンとこないというか、耳がこそばゆい感じがしてたまりません。
ですがその一方で、推薦文や審査員・協賛企業の方のコメントを読んで、本当に嬉しくて涙が出そうになりました。
情報の蓄積を生活保護業務にあたる自治体職員に提供をされており、その一連の取り組みは業務にあたる職員だけでなく、その先にいる住民にとっても間違いなく大きなプラスになっている
公務員の世界では、他の自治体は完全なライバルではなく仲間であることもあります。
どこかで良いことをしていれば堂々とパクれば良いし、一緒にやっていけることがあるなら一緒にやっていけばいい。
だから、自分が楽になるために作った『生活保護通知・通達総索引』が、どこかの自治体で役に立っている、誰かのプラスになっているということが感じられることは、例え私の業績として数字として見えなくても、私自身の自己肯定感は爆上がりです。
『スーパー公務員』という言葉が苦手です。「スーパー公務員ではなく、イレギュラー公務員をめざす」と以前から公言していたのですが、今回の受賞で私のことを『スーパー公務員』という方がいるかもしれませんが、それは違います。
私と一緒にケースワーカーをしていた同僚は良く知っているかと思いますが、結構感情的に被保護者と接していたり、仕事は早いがミスが多かったり、結構ご迷惑をかけてきた実感があります。
ケースワーカーやSVとしては、クセはあるけど、スーパーな存在ではないはずです。
ですが、今回の受賞で少しだけこんな自信を持つことができました。
平凡なケースワーカーが自分の仕事を楽にするために作った『生活保護通知・通達総索引』を、多くの方に使っていてだいたことによって、きっと全国にスーパーなケースワーカーが誕生しているということ、そしてそのスーパーなケースワーカーに救われる市民がいること。
こんな嬉しいことはありません。
スーパーなケースワーカーにはなれませんが、スーパーなケースワーカーを生み出すきっかけを作った平凡な元ケースワーカーの私です。
これからは自信を持って「イレギュラー公務員」として、生活保護だけではなく、発信を続けたいと思います。
本当に、「すごい」と言っていただいてありがとうございます。
これからも「イレギュラー公務員」として頑張ります。
[blogcard url=https://www.holg.jp/award/2022-02/]
[…] 生活保護担当から他部署に異動になって8年目になりますが、『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード』を受賞し、生活保護ケースワーカー向けの書籍まで出版させていただいて、完全にやめ時を失ってしまいました。 […]