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地方公務員アワード2022を受賞しました

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いつもの仕事を終えて帰宅して、スマホを充電しているとやけにSNSの通知音が鳴るのに気付きました。

なんだろうと思ってTwitterを開くと、

ん? 地方公務員アワード?あぁ、今年の受賞者発表があったのか……んんん?はい?私が受賞!?

『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2022』を受賞したことを知った瞬間でした。

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事前に推薦されていることも、受賞した(する)ことも通知が無いので本当に驚きました……

縁のない賞(アワード)だと思っていました

『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード』は、株式会社ホルグが2017年から年に一度行っている表彰です。
『地味』『派手』を問わず、地方公務員からの他薦で、「本当にすごい!」と思う地方公務員を表彰しようという試みです。2017年から実施され、昨年までに累計60名の「すごい公務員」が選ばれています。

私には本当に縁の無いアワード(賞)だと思っていました。

なんと言っても過去に受賞された60名はキラ星のような地方公務員ばかり。
Facebookで友だちとして繋がっている方だけでも、

  • 佐久間 智之 さん (埼玉県三芳町[当時]、現PRDESIGN JAPAN代表取締役)
    自治体の広報と言えばこの人。独学でカメラ、デザインを学び全国広報コンクールで内閣総理大臣賞を受賞しました。
    「日本の公務員1%の広報力が上がれば、日本は元気になる」と三芳町を退職後も、全国の地方公務員に対して、自身のスキルを発信し続けています。
  • 長井 伸晃 さん(神戸市)
    組織横断型の施策を経常的業務を持たない遊撃部隊「つなぐ課」(当時)で、ガンガンと課題解決に繋がる施策を実行し、UberEats、Facebook Japan、ヤフー、マクアケなど17社との連携事業を立ち上げた官民連携のプロフェッショナル。
  • 山口 明大 さん(徳島県美馬市)
    地方公務員にしてプロ雀士。自身が患った慢性骨髄性白血病を乗り越え、麻雀を通じたチャリティーイベントを何度も開催し、骨髄バンクに600万円を超える寄付を行った。本業でも自身の経験を捉えて、福祉分野の最前線で活躍している。
  • 原田 翔 さん(京都府京丹後市)
    5,000人を超えるフォロアーを持つ公務員YouTuberとして、公務員をめざす人や公務員に有益な情報を発信している。

といった方々が受賞。
それぞれに自身の所属での実績や、自身の特徴を活かした活動で良く知られた人ばかり。

それと比べて、私は所属する大阪市で、取り立てて目立った仕事の実績があるわけではありません。
現在の担当は健康推進担当係長ということで、36,000人以上いる大阪市職員の中の、133人いる天王寺区役所の中の一係長でしかありません。

防災担当だったときにYouTubeに動画をあげて防災啓発をしてみたり、Ingressを使った子どもの見守り事業を職員提案で提案してみたりと、その時その時で自身の仕事に工夫はしているつもりですが、まさかこの賞に推薦される側になるとは思ってもみませんでした。

推薦者の4人の方々はもちろん、審査いただいた過去の受賞者の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。

受賞にあたって本当に嬉しかったこと

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今回の受賞にあたって特にご評価いただいたのは、業務外で続けている『生活保護通知・通達総索引』の取り組みです。

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生活保護索引カバー

推薦いただいた方には、この『生活保護通知・通達総索引』の取り組みを推していただきましたが、本当に謙遜でも、照れ隠しでもなく、「自分が楽になるためにつくった」ものでしかないので、今の今になってもどうにもピンとこないというか、耳がこそばゆい感じがしてたまりません。

ですがその一方で、推薦文や審査員・協賛企業の方のコメントを読んで、本当に嬉しくて涙が出そうになりました。

情報の蓄積を生活保護業務にあたる自治体職員に提供をされており、その一連の取り組みは業務にあたる職員だけでなく、その先にいる住民にとっても間違いなく大きなプラスになっている

公務員の世界では、他の自治体は完全なライバルではなく仲間であることもあります。
どこかで良いことをしていれば堂々とパクれば良いし、一緒にやっていけることがあるなら一緒にやっていけばいい。

だから、自分が楽になるために作った『生活保護通知・通達総索引』が、どこかの自治体で役に立っている、誰かのプラスになっているということが感じられることは、例え私の業績として数字として見えなくても、私自身の自己肯定感は爆上がりです。

『スーパー公務員』という言葉が苦手です。「スーパー公務員ではなく、イレギュラー公務員をめざす」と以前から公言していたのですが、今回の受賞で私のことを『スーパー公務員』という方がいるかもしれませんが、それは違います。

私と一緒にケースワーカーをしていた同僚は良く知っているかと思いますが、結構感情的に被保護者と接していたり、仕事は早いがミスが多かったり、結構ご迷惑をかけてきた実感があります。
ケースワーカーやSVとしては、クセはあるけど、スーパーな存在ではないはずです。

ですが、今回の受賞で少しだけこんな自信を持つことができました。

平凡なケースワーカーが自分の仕事を楽にするために作った『生活保護通知・通達総索引』を、多くの方に使っていてだいたことによって、きっと全国にスーパーなケースワーカーが誕生しているということ、そしてそのスーパーなケースワーカーに救われる市民がいること。

こんな嬉しいことはありません。

スーパーなケースワーカーにはなれませんが、スーパーなケースワーカーを生み出すきっかけを作った平凡な元ケースワーカーの私です。
これからは自信を持って「イレギュラー公務員」として、生活保護だけではなく、発信を続けたいと思います。

本当に、「すごい」と言っていただいてありがとうございます。
これからも「イレギュラー公務員」として頑張ります。

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(文=株式会社ホルグ代表取締役社長 加藤年紀) ※「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2022…