- 2016年2月13日
生パスタ&バルのお店に子どもを連れて@中崎町「山根屋」
昨年12月に中崎町にオープンした生パスタのお店「山根屋」さん。中崎町らしいというか、非常に入りやすそうな外観で、すぐにラ……
10月15日に公開した映画「燃えよ剣」
大阪で唯一ロケ地に選ばれたのが、富田林市。以前から気になっていたんですが、何しろコロナ禍で自分の住んでいる町から出ることすら躊躇われる日々が続いていました。
公認ライターとして参加させていただいている「ニッポンごはん旅」でも、「もっともっと色々な町の魅力とグルメをご紹介したい!」と思っていながらもどかしい思いをしていたんですが。
ようやく緊急事態宣言も開け、以前から温めていた(温め続けて腐りかけていた)企画を実行することになりました。それは、
「町の魅力は、その町で働く公務員に聞くのがいいんじゃね!?」
私が知らないその町の魅力とグルメを、ニッポンごはん旅で紹介できたらいいな、というそういう企画です。そしてようやく、本当にようやく、最初の町として「大阪府富田林市」の記事を紹介できました。
[blogcard url=https://gohantabi.jp/article/17784]
こちらでは、そちらに書き切れなかったその日の「ごはん旅」と「があさんぽ」ということで、たっぷりおまけを書こうと思います。
地方公務員ブロガーとして、自分の経験に基づいたことや学んだこと、考えていることなどを週2,3のペースで記事にしています。ここから何かのヒントを見つけてもらったり、議論が生まれたり、また、私のブログを通じて「富田林市を知る」きっかけになれば、嬉しく思います。https://t.co/TmWneJflGm
— 納 翔一郎(Shoichiro Naya) (@naya_shoichiro) January 6, 2020
今回、富田林市の魅力をご紹介していただいたのは、富田林市職員の納翔一郎さん。
公務員ブロガーとして、現役公務員だけでなく公務員を目指す人にも日々、有益な情報やポジティブな言葉を投げかけつづけています。
……自分が30代のとき(今も)、こんな立派じゃなかったな。本当に尊敬しております。
納さんに、「富田林を紹介するなら、どこがおすすめですか?」と聞いたら、真っ先に教えてくださったのが寺内町の町並みです。
寺内町は江戸時代から昭和初期にかけて建てられた趣のある建物が今も残り、大阪で唯一の重要伝統的建造物群保存地区として指定されています。
商家の白い壁と板塀のコントラスト、空と石畳も残る道とのコントラスト、そしてしっかりと東西、南北に道路が伸びて開放感がとても素敵です。
夜になると、設置されている街路灯が灯ってもっといいですよ!
確かにっ!
空に星が浮かんで、この道に街路灯の明かりが灯るとまた違うコントラストが生まれそうです。
どこを切り取っても、そのまま絵になります。
町の景観を守りつつ、域内にカフェや雑貨店などが点在しています。それでいて、今もここで暮らす人がいることがうかがわれ、ありがちな観光地の喧噪はありません。
外国人アーティストがここに移住したと友人のツイートで知りましたが、その気持ち分かります。
私はアーティストではありませんが、この町に住みたくなりました。
お昼は、『八町茶屋』へ。
納さんによると、地内町の中でもかなり早い時期から営業されていたお店ということで、この町が少しずつ変わっていく過程を見つめている大切なお店です。
一番人気だという「ざるそば」は細めで、鰹の風味の強いしっかりとしたそば汁で、すっと口に馴染む素敵なお蕎麦です。
セットで頼むことができる「赤ねこ餅」は、赤い猫が背中を丸めて寝ている姿に似ているところから来ているという富田林の甘味。
お餅とお団子の中間くらいの固さで噛んでもあまり伸びません。そのくせ食感はお餅に近くきなこの穏やかな甘みと相まって、口にするとほっこりと和みます。
お蕎麦を食べないならば、赤ねこ餅と甘酒で。お蕎麦も温かくも冷たくもない『常温そば』というものがあるらしい。今度行くときには、そちらも試してみたいなぁ……
お昼をいただいた後は、納さんも気になっていたという11月3日にオープンしたばかりのカフェへ。
蔵をリフォームしてカフェ使い。
もうね、外観から素敵過ぎてたまりません。この木塀の木目の美しさよ。
オープンしたばかりのこのカフェで提供しているのが、アップル……ちがった「りんごパイ」
おぉ、いい感じ。
ホームメイドのこの優しいビジュアルのりんごパイ。
レモンで煮て、りんごのシャキッとした食感と甘酸っぱい酸味を残し、サクッとしたパイ皮で包みます。
砂糖を使っていないりんごパイはそのままでも酸味のバランスが良くておいしいのですが、別添えの蜂蜜とシナモンをたっぷりかけても、コーヒーとあってこれまた絶妙においしいのです。
クッキーも甘み抑えめ。
元の建物が蔵なので、店内にいると何か大きなものに包まれているかのような心地良さで、過ぎる時間を忘れてしまいそうです。
納さんも、他の職員とまた来ようと行ってましたが、こういうお店が職場近くにあるといいですね。
りんごパイを作っているお店のオーナー「ああちゃん」は、話がとてもおもしろく、一緒にいるとそれだけで楽しくなってきます。
お話をしていて面白くて、名刺をいただいたら、なんとまぁビリギャルの小林さやかさんのお母様でした。
ホームメイドのりんごパイ、本当においしかったです。
納さんがまた富田林で何か企むときには、私も混ぜてもらってここで作戦会議したいなぁ。
寺内町で一般公開されている家屋がこの『旧杉山家住宅』
町並みの美しさの一端を担っているのがやはり一つ一つの建物の美しさです。ここは江戸時代に造り酒屋だった建物で、映画「燃えよ剣」でもロケに使われたとのこと。
建物、そして蔵の一部が公開されていますが、庭園も美しく、寺内町の町並みに魅せられた人ならば、十分楽しめると思います。
季節は少し早かったのですが、紅葉も楽しませていただきました。
東西に約400m、南北に約350mの決して広い範囲ではありませんが、日が暮れて街路灯の明かりがつく頃に行ってみたいなぁとか、冬の凜とした朝の風景はどうなんだろうと思わせてくれるなんとも魅力のある町でした。
今日は中央公民館で開催されていた『公民館まつり 壁画プロジェクト』へ。富田林テレビに出演、そして、Gallery Blau Katzeでの富田林寺内町の展示会も開催等で何かと仲良くしているイラストレーターのコジマユイさんが、壁一面に富田林寺内町を描きました。約4日間かけた絵は、まさに圧巻です。 pic.twitter.com/fFCE7ROvDT
— 納 翔一郎(Shoichiro Naya) (@naya_shoichiro) November 14, 2021
そうそう、このコジマユイさんの作品も一度直接見てみたいんですよね。また行かねば。
この日は色々な話を聞いて、色々と連れて行ってもらったのですが、夕食は納さんが一推しのラーメン店へ。
量販店の駐車場で屋台営業している「新屋台ラーメン大我」さん。
……失礼な話ですが、屋台営業ってだけでそこまで期待していなかったのですが……いやぁ、おいしかった。
「新屋台のラーメン」(800円)は、丸鶏と昆布、鰹節、さば節、煮干しのいわゆるWスープで脂は抑えめ、すっきりとしたうま味の醤油ラーメンです。
柚子皮の香りがいいアクセントになっています。
どこかで食べたことのあるラーメンだなと思って、私自身の自宅の側にある「総大醤」を思い出したのですが、あとで調べてみると同じ湯浅醤油を使っていて、しかも店主は以前「塩元帥」さん(総大醤から派生したお店なんですが、今は塩元帥の方が有名)などで修行されていたとのことで、なるほどなぁと思いました。
麺はミネヤ食品製の中太のストレート麺。全粒粉を配合しており適度な弾力のあるしっかりとした味わいの麺です。
つるっと喉ごしが良く、とにかく万人受けする方向性のラーメンです。
そして納さんおすすめの「炙り鶏丼」
ラーメンのチャーシューも提供前にバーナーで炙ってくれるのですが、こちらの丼にトッピングしている鶏もしっかりと炙られるので、その香りがまた凄く良い感じ。たしかに間違いの無い美味しさでした。
ダイエット中にもかかわらずラーメン+丼やっちゃいました。
ラーメンはどこの場所に行っても、それぞれの推しがあるので、これからも色んな場所の推しラーメン食べたいですね。
他にももちろん色々と「ここがおすすめ!」ってところはあるのですが、時季が合わなかったりして、私個人としては、やっぱりその町を知る地方公務員に町のことを聞くのは楽しいと思った次第。
納さん、一日本当にありがとうございました。
また富田林で面白いことするときは誘ってください。いっちょ噛みしたいです。
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