きっかけは本当に「しゃあなし(仕方なし)」に始まったことでした。
ですが年末を迎えると、「来年以降が楽しみで仕方がない」と思ってしまいます。
二つ目のまとめは、コロナ禍で広がったオンラインでの活動について。
代替手段で始まったオンラインイベント
今年は、3月に東京・丸ビルで開催を予定していた「よんなな会」がオンライン開催になりました。
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「リアルで全国の公務員が繋がる」ことで、全国の公務員の1%のパワーアップを進めていた「よんなな会」。今やなんでもかんでもオンライン開催になっていますが、この頃はまだオンライン開催でやるのは単なる映像配信と何が違うんだろうと疑問に思っていました。
ZOOMを使って、探り探りでチャットなどを活用し、300名近い参加者に東京の「よんななハウス」にゲストを招きながら講演を行い、またブレイクアウトルームを使った交流会もはじめて体験しました。
オンライン市役所がコロナ禍での公務員の可能性を広げた
その「よんなな会」が今年新たに始めたのが「オンライン市役所」という試み。
当初はリアルに集まる「よんなな会」と、普段から悩みや知識を共有できる「オンライン市役所」というイメージでしたが、このバーチャルな組織の中に40を超える課やグループが立ち上がり、それぞれがそれぞれの分野で活動を行うようになりました。
「人事企画課」は、公務員と公務員志望の学生が話すことができるイベントを200名規模で開催し、
「おまつり課」は、コロナ禍で全国のお祭りが中止になるなか、ビブリオバトル(好きな本を紹介するコミュニケーションゲーム)の形式を使って「マツリオバトル」を開催しました
「保健室」では、自身が抱えた悩みを現役の保健師さんらが優しく聞いてくれたり、
「生活保護CW課」や「債権回収対策課」などは、遠く離れた自治体で同じ仕事につく公務員が積極的に情報交換をしています。
「ライティング課」では、「書く」技術の向上のために勉強会を毎月行って、
「図解・グラレコ課」のように、一生物になるような技術を身につけようと実践を行う場所までできています。
課に所属しなくても、毎日、MCを変えて庁内放送だってやっています。
「オンライン市役所」ってどんなところ? と聞かれると、公式には、
オンライン市役所とは、地域や職場を超えて他の自治体の方と課題や不安を共有、相談したり、積み重ねてきた貴重なノウハウを共有、引き継ぐことができるオンラインプラットフォームです。
としているのですが、もしかすると運営に携わっている人も全貌を掴むことは難しいくらい「色々なこと」が起こっている場所になりつつあります。
私は現在、オンライン市役所で「ゲーム推進課」の課長(課の発起人)をしており、ライティング課、図解・グラレコ課、生活保護CW課、動画課に所属しています。
そして、今年は人事企画課、おまつり課、防災対策課、図書室のイベントに参加させていただきました。
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現在、オンライン市役所の入庁者(参加者)は1,400人を超えており、それぞれがそれぞれの熱を持って、自分の興味の赴くところを自由に歩けるようになっています。
オンラインの強みもあって、今までなら地域でまとまることしかできなかったところを距離の壁を越えて、自由に発想し協力して企画・実行することができるようになっています。
自分たちの所属する組織から「飛び出す」だけでなく、「繋がる」ことを始めた公務員、「何かができる」可能性をひしひしと感じています。
そして、何より今一番楽しみなのが、繋がることを始めた公務員たちの「アフターコロナ」の動き。
今、オンラインで繋がっている公務員がオフラインで繋がるときにこそ、今起こっていることの何倍もの熱量で面白いことが起きるんじゃないかと今からワクワクしています。
今年も、新たにたくさんの同業者の方とお知り合いになれました。
人生の先輩も、期待の若手も、憧れの「スーパー公務員」も、その一人一人との縁を大切に、その人の熱量にあてられて、自分の熱もしっかりと出して、アフターコロナに起こるであろう「おもしろいこと」に一緒になって参加したいと思います。
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