- 2021年1月30日
谷浩明『公務員のための伝わる情報発信術』自治体職員には広報研修が真っ先に必要だと思う
東京都杉並区役所で広報専門監を務める谷浩明さんが、公務員向けの書籍「公務員のための伝わる情報発信術」を出版されました。 ……
全国の公務員を繋ぎ、バーチャルな市役所に所属して、お互いの知識や経験、悩みを共有しようという「オンライン市役所」という試みがあります。
今年の4月に立ち上がり、既にいくつかの「課」はFacebookグループを中心に積極的に活動をしており、例えば人事企画課ではこんなイベントを開催するなどしています。
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「オンライン市役所」には人事企画課やコロナ対策本部、防災対策課、障害者支援課といったいかにもリアルな市役所にありそうな「課」があって、まさに全国の自治体職員の力を結集しています。
そして、その一方で、他の自治体での事例を参考に事業を実施する「パクる課」、行政に身を置く物としてみんなで「書く力」をつける練習や意見交換、相互アドバイスなどを行う「ライティング課」、がんばっているあなたの気持ちをとにかく聞くし,その頑張りを全力で誉めそやす「保健室」など、現実の市役所では見られない部課があるのが「オンライン市役所」らしくて本当に面白いところです。
そんな「オンライン市役所」に新しく「課」を作りたくて、課員を募集します。
ゲーム推進課
です。
私は今、区役所で防災の担当をしています。
防災の担当というと、大雨や地震などの災害時だけ仕事をしているようなイメージがあるかもしれませんが、むしろ大切なのは「予防」のところ。
どんな災害が起こりえるのか、災害が起こった時にどうしたら良いのか、そういうことを知ってもらって、「減災」に繋げることが私にとっての仕事での一番のミッションです。
そのためには平時の職員などへの訓練や研修、市民のための公開講座などの啓発が欠かせませんが、何しろ、災害は実際に体験できませんし、したくありません。
防災分野に限りませんが、実際に体験できないことを学ぶためにはどうしても講師からの一方的な講義だったり、映像教材に頼りがちです。
ところが、そういった方法は「伝える」側の満足に反して、参加者の満足や理解度はあまり高まりません。
そこで「ゲーム」です
ゲーム型研修・訓練には色々なメリットがあります
先日、新規採用職員と他局区からの転入職員に対して、神戸市の消防職員が開発した災害協力シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」を取り入れた防災研修をしましたが、最後の振り返りまでだれることなく、災害発生時に区役所職員がどういう状態に置かれ、どういうことが求められるかということをしっかりと伝えることができました。
「ゲーム推進課」の『業務内容』は以下の通り
課員として一緒に仕事して遊んでみようと思う方、ぜひ「オンライン市役所」に入庁してご連絡ください!
[blogcard url=https://online-shiyakusyo.studio.design/]
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