岡山の旅の後半戦。というか、こちらが本来の目的で、美味しい物食べてきましたというお話。
倉敷でのお話は↓で。
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ということで、岡山在住のカメラマンIさんと合流した私。その日の夜は行きつけでおすすめの居酒屋さん『成田家』さんへ。
「があくん、グルメじゃから緊張するんだ」(岡山弁分かってないので、語尾とかは結構あいまい)
いやいや、ウチ、そんなにグルメやないし、大抵「美味しい」しか言わないから。
成田家 栄町店
商店街から少し脇に入ったところにある大衆酒場。
カウンターと4人席が5つ、2階席もあって、県庁から近いこともあって私の同業者もよく来るとのこと。あぁ、分かるわ、こういうちょっと呑みにいけるところあると嬉しいよね。
アテは200円くらいから600円くらいまで。「千べろ」とまではいかなくても、リーズナブルに楽しめそうです。
日本酒も酒、酒(辛口)といった感じの提供、ビールや梅酒も銘柄にこだわるよりも同行者と楽しく呑むための媒体といった感じ。
岡山は知られていないですが、酒米作りが盛んでこちらのお酒も岡山の地酒。
やや辛口でクセの強くない日本酒、冷やで楽しめました。普段のみなので、オンラインショップだと見かけないですね。
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黄ニラの卵とじ
全国で生産される7割は岡山県産という黄ニラ。
一般的な緑色のニラと品種は変わらず、太陽光を遮断することで一般的なニラとは異なる甘みをもった黄ニラが作られるといいます。
その黄ニラの美味しさを存分に味わえるのがこの卵とじ。しっかりとした出汁でさっと煮たニラにたっぷりの玉子をからめてます。
香りはおだやか、そして甘みを感じさせる黄ニラ。これ、絶対に美味しいやつ。
良い黄ニラが手に入るなら、家でもやってみたいなぁ。
鶏酢
ビールに合う名物のアテ。
茹でた鶏を小さめに刻んで、冷えた糸こんにゃくのうえにさっと。青ネギぱらぱら、和辛子を添えて、たっぷりのポン酢で。
想像できる味、安心できる味、ビールに合う合う。価格も激安、最初の一品におすすめ。
湯豆腐
こちらも定番。鶏酢と違って、こちらは少し寒いときにも注文したい一品。
口当たりはあっさりしつつも、出汁は少し濃い目。鰹節と一味が意外と効いています。
茄子の味噌がけ
岡山、果物ばかり有名になっちゃってますが、野菜も美味しい。
素揚げした茄子に甘味噌をたっぷりかけた一品。茄子がうまいので、当然うまい。
ゴーヤ天
出汁でいただきますが、苦みは強くなくこれまたおいしい。
豚からポン酢
これ、好きだなぁ。一味がしっかりとかかっているので、酸味とピリッとした辛味、水菜のシャキッとした食感が合わさって箸が進みます。
リーズナブルでそのままおいしい料理が食べられて、お酒も入りながら楽しい会話ができる。
お店のマスターもフレンドリーで楽しい酒場でした。あぁ、確かにこれは地元の人につれてもらわなければ行けないお店だわ。
店名 | 成田家 栄町店 |
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ジャンル | 居酒屋 |
住所 | 岡山市北区表町2-7-4 |
電話番号 | 086-222-7120 |
交通手段 | 岡山電気軌道・田町停留所から徒歩3分 |
営業時間 | 17:00~22:00 |
定休日 | 未確認 |
サイト | 食べログ |
Bistro Hallelujah
「もう一軒いける?」と聞かれたので、ノータイムでうなづく。
するとIさん、お店に電話をかけて「今から大丈夫? 桃のお酒とかできる?」と問合せ。
普段よりもしっかりと呑んでいる中で、Iさんのあとをついてこちらへ。細い階段を上るけど「ビストロ?」と思ってました。
前菜盛り合わせ
お酒に合いそうなアテをつくっていただきました。
自家製コンビーフのパテ、フルーツトマトにフレッシュチーズを合わせて、自家製ピクルス、花ズッキーニ。
厨房で調理しているときからコンビーフの良い香りがしていたので期待していたのですが、これは予想以上。
なめらかな食感でバゲットに合うコンビーフ、やっぱり野菜が美味しいトマトも素敵ですが、花ズッキーニは秀逸。花の部分に海老を使った詰め物をして軽く焼いています。
ズッキーニのほのかな苦み・甘みが海老と良く合っていて、ご飯が欲しくなるやつです。
そして、個人的には一人で飲みに行くと必ず食べるピクルス。こちらもさっぱりとしつつも個性が浮かぶピクルス。
「ミョウガが美味しい」というIさんに、「漬け酢にレモンとか……」と気軽にレシピを教えそうになるマスター。あ、ちゃんと聞いとくんだった。
桃のカクテル
桃どれだけ使ってるの!? と思ってしまう完熟白桃を存分に使ったカクテル。
直線的な白桃の甘みにストンとやってくるアルコール。これ、アルコール得意じゃない人にはすすめちゃダメだわ。
マドラー代わりのフォークを引き上げると、白桃がスプーンのようにどっさりと。美味しさと驚きで笑顔になっちゃう素敵カクテルでした。
桃のサングリア
Iさんが呑んでいたのがとても美味しそうだったので、私もオーダー。
桃のカクテルが白桃の甘さを引き出すなら、桃のサングリアは白桃のみずみずしさを引き出したお酒。
「サングリアの素みたいなのがあるけど、ああいうのは嫌」とのマスター。
辛口の日本酒のようなすっきりとした味わいのサングリア。キリッとした飲み口の白ワインにゴロゴロとカットされた白桃のみずみずしさがホントたまりません。
桃はほぼほぼ今日でおしまい、とのことで、多分いまお店にいっても飲むことができませんが、今度、岡山に行くときには一人でふらっと寄りたいお店。ビストロだし、ご飯も美味しいはず。
店名 | BistroHallelujah |
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ジャンル | ダイニングバー |
住所 | 岡山市北区表町3-9-43 2F |
電話番号 | 080-1937-7735 |
交通手段 | 岡山電気軌道・西大寺町停留所から徒歩2分 |
営業時間 | 17:00~2:00 |
定休日 | 不定休 |
サイト | 店舗Twitter / 店舗Facebook /食べログ |
お店を出ると夜10時過ぎ。
成田家さんで飲む前に、「時間が早かったら岡山城と後楽園のライトアップでも見に行くかい?」と言ってたのですが、さすがに遅い時間なので打ち上げようかと思っていたら、まだライトアップはやってると思うとIさんはスタスタと。
あ、本当だ。まだライトアップしている。
「でも、10時半には消えると思う」
消えたら消えたときと思いながら、二人で夜道をふらふらと。
おぉ、間に合った。
「こういうライトアップはあんまり好きじゃないんだけど」
でしょうね。うん。で、軽く天守閣に向かう道のりを歩き始めたところで、消灯。
真っ暗ななか、Iさんの誘導で無事帰還。
いやぁ、楽しすぎる。この日はこれでお別れ。
[blogcard url=https://okayama-kanko.net/sightseeing/sightseeing_area.php?id=32]
翌日、娘にお土産で桃を買うというミッションがあった私。
近くのJAの直売所をIさんに教えてもらっていたのでそちらに向かうも、営業開始の9時を大幅に過ぎてしまって、ほぼほぼ売り切れ。
Iさんに泣きついたところ、岡山駅よりも少し離れたところの方があると思うということで、桃を買いに少し離れた町の地元スーパーへ。
あとで、岡山駅前のイオンとかだと、2個でこれくらいの値段だったので、1/4ほどの価格。贈答用でない地元の人が食べる白桃。
「電車で来てるんで」と言ったときに、贈答用の持ち歩き用袋を用意してくれたスーパーのおばさんも、まさか大阪から買いに来たとは思うまい。
郷土料理 海幸
無事、白桃を買うミッションを終えた私たち。一旦、岡山駅に戻ってランチタイム。
Iさんの同級生が営むお店へ。
焼き魚とお刺身がついた豪華な定食。
サワラのカマにお刺身はタイ、鰆、鰹。たこの酢味噌和えに小鉢の煮物、にゅうめん、納豆、高菜とご飯のおかずがたっぷり。ぜいたくやなぁ。
ご飯は岡山県産のブランド米。もっちりよりも歯切れの良い食べて美味しいお米で、焼き魚などおかずとの相性がばっちり。
魚もそれぞれ新鮮で、焼き魚はとくにうま味が強く、醤油なしで骨までしゃぶってしまいます。
もりもりと食べてお腹いっぱいです。
店名 | 郷土料理 海幸 |
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ジャンル | 郷土料理、居酒屋 |
住所 | 岡山市北区下石井2-4-14 |
電話番号 | 086-222-3184 |
交通手段 | JR岡山駅より徒歩8分 |
営業時間 | [月~金曜日]11:30~14:00[土曜日]17:00~21:30 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
サイト | 食べログ |
ご飯を食べ終えた私たち。
昨晩、Iさんに行くべきところのおすすめを聞くと、「以前、岡山のおすすめを聞かれて、美味しいパフェを食べに行こう」といって行った所があるとのこと。
桃のパフェもやっているということで、面白そうと思って、そちらを向かうことに。
ん?
んん?????
海、渡ってるんですけど。
着いたのは琴平。
こんぴらさんの参道を頑張って登って、登って、着いたのがこちら。
神椿
金刀比羅宮に向かう参道の階段を500段登ったところにある資生堂パーラーの直営店。
まさか、パフェを食べるためにおっさん二人で岡山から琴平に行くとは。面白い旅だ。
白桃と黄桃のパフェ(¥1,500)
Iさんは道中の電車の中で、神椿パフェにするか季節限定の桃パフェにするか相当悩んでいた様子。
私は桃を食べる旅なのでこれ一択。結局、Iさんも同じ物をオーダーして、写真の撮りやすい窓側の席に並んで座る。
「仕事モードだな」
とα9を手にしたIさん。私はα6300で、何枚も写真を撮って、さあ食べようと思ったら、Iさんはさらに私の3倍くらい写真を撮る。やっぱりプロだなぁ。
この道中、カメラ技術についてほとんど何も聞かなかったけど、この姿を見て、本気でじっくりとカメラやりたくなっちゃいました。
岡山県産ではなく、香川県飯山産の桃を使ったパフェ。
資生堂パーラー伝統のバニラアイスクリームとライチを使ったジュレに載せられているのは、たっぷりの黄桃と白桃。
黄桃は完熟でさわやかな甘みが心地よく、白桃は少し早めに収穫したのかサクッとしてほのかに酸味が残る黄桃と対比できる食感。ベリー系の酸味の強いソースも少し混ぜられていて、甘味から酸味のバランスがとにかく素敵。
マカロンやメレンゲがトッピングされていて、「映える」パフェなのはもちろんのことおいしさも格別。
「ここまで登ってきて食べると格別だよね」
ですねぇ。
店名 | 神椿 |
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ジャンル | カフェ |
住所 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮内 |
電話番号 | 0877-73-0202 |
交通手段 | ● |
営業時間 | [カフェ]9:00~17:00(LO.16:30)[レストラン]11:30~15:00(LO.14:30)、予約制17:00~21:00 |
定休日 | 無休、レストラン17:00~は月曜日定休 |
サイト | 店舗サイト / 食べログ |
パフェで一休みしたあとは金刀比羅宮を参詣。
海を渡って、岡山に帰ったのでした。
あーーーーーーー楽しすぎる旅でした。Iさん、本当にありがとうございました。
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