- 2016年11月20日
こだわりがたどり着く場所は多彩で面白い「手帳100冊! 書き比べ総選挙!!」
11月も中旬となると、文具店は来年のカレンダーと様々な手帳が溢れます。 普段のスケジュール管理はかなり前からGoogle……
大阪で文具博と言えば、阪急百貨店。
全く気がついていなかったのですが、8月17日から「阪急 文具の博覧会2017秋~自分らしいノート作り~」が始まっていました。
ん?? 秋?
開催場所はもちろん阪急百貨店9階の祝祭広場
このスペース、イベントがある度に思いますが本当にいいスペースですね。
春は筆記具でしたが、今回のテーマはノート。ノートというとコクヨのキャンパスノートなんて人でも、十分楽しめる催しになっています。
市販のノートも様々なものがありますが、こういった催事で注目したいのはオリジナルのノート制作。空堀にお店を構える紙匠雑貨エモジさんは、大阪のイベントでは良く出店されていますし、神戸の啓文社印刷工業さんは、「日本文具大賞2017」デザイン部門優秀賞を受賞した手帳「tete」をひっさげて登場。うわぁ、「tete」は4色の皮カバー、アンティーク調の金具、活版印刷を活かしたワンポイント、中に入れるリフィルを自分で組み合わせるタイプ。サイズもバイブル・B6・A7から選べるのでも魅力的すぎる。これ以上ここに居るとバイブルサイズで手帳を作ってしまいそうになるので退散。
京都のかわせみ工房も名前とイラストを組み合わせて活版印刷で作る革製カバーのリングノートなどを販売していました。
皮の雰囲気がもの凄く良かったので、お店のホームページを見に行きましたが、落下防止用のストラップ「ルンガ」なんかはイイですね。今まで知らなかったお店を知れるというのもこういうイベントの楽しみ。
会場では大手メーカーだけではなくて、個性派のノートも多数展示販売しています。いやぁ、これはいらんなぁというものもありますが、こういう個性派ノートは、ハマればハマるんですよねぇ。
個人的に気になったものをいくつかご紹介。
MARK’SのEDiTというと、手帳のイメージが強いのですが、こういったノートも出しています。付箋とセットになっているアイデアノートは見つけていたんですが、読書ノート、トラベルノートは初めて。
特に本好きならこのREADING EDITはかなりツボを突いていると思います。タイトルや著者名、読了日、感想、レイティングはもちろん、購入先、ジャンル、キーワード、引用といった項目も用意されて、たっぷり2ページ記入できるので人に見せない読書録としては良いんじゃないでしょうか。
(株)キョクトウ・アソシエイツのショップブランドの機能性ノート。
隣に並んでいるツバメノートのまっすぐノートは、使う人を選ぶ気がしますが、こちらのクロス罫はかなり汎用性が高いと思います。方眼罫ではうっとうしい、ドット罫は物足りないという所をうまくついたクロス罫、しかも濃淡2種類のクロス罫をずらして配置しているので、図形を書いたり斜めに文字を配置するのも書きやすいというのは凄いですね。
単行本サイズ、文庫本サイズにそれぞれの作品をモチーフにした図柄をプリントし、和綴じで綴じたノート。
ノートに機能性を求める人には向きませんが、和綴じでできたノートはあまり見ませんし、所有欲をそそられるノートではあります。
切符やカードなどを製造している山口証券印刷さんが、表紙・裏表紙に硬券乗車券の同じ紙、印刷機を使って作ったノート。
これはなかなかカッコいいノートです。“鉄”成分が多めの人向け。
熱狂的なファン“ヤチョラー”がいるコクヨの測量野帳
しっかりと厚い表紙が特徴で、アウトドア向きの手帳ですが、イベント限定の阪急柄を販売していました。
イベント限定というのは惹かれますが、測量野帳使うシーンが思いつかないので、財布の紐を絞る事に。
主に女性向けという感じですが、ノートを飾るアイテムも充実しています。
私の場合はマステを中心にチェックしますが、コピックなどの水性多色マーカーは180色を試せたり、オリジナルのスタンプ作成があったりとなかなか楽しいです。
まぁ……自宅に使っていないノートを何冊も余らせている私は今回は色々な製品を見て回った楽しんだので、買わずに……
ん???
やられました。(株)アピカのプレミアムCDノート。つるっつるの紙質と古書のような装丁で前から一度買ってみようと思っていたノートなんですが、定価販売で帯の写真を自分の顔に変えてくれるサービスをしていて……つい。
紳士というよりムーミンパパですが。
名入れやこういったイベントならではのサービスは楽しいですね。
会場から少し離れて10階にあるスークという文具・雑貨販売のコーナーでも、文具イベント集団「K3(ケイ・キュービック)」による文具セレクションが同時開催されています。
個人的に注目しているのは、ウチの仕事場である天王寺区で和紙の(株)オオウエさんの製品。一度、一緒に仕事してみたいなぁと思いながら、特に気に入っている大阪らしさ満載のポチ袋「アレッポチ」を見ながら脱力。「誰が買うねん!?」とツッコミいれながら、しっかりとSUKEKIYO買いましたよ……どこで使うねん。
その他にもなかなか見られない個性的な製品が並んでいて、今回特にきになったのはるうのさんの「がま口ペンケース」。これは美しいです。
「お気に入りの万年筆を気軽に持って出かけたい」という思いに応える180度パタンと開くがま口。自身の使用用途に合わないわと思って買わなかったんですが、今写真を見るとやっぱり欲しくなります。どうしよう。
それにしても、毎度毎度、阪急の文具博は楽しいですね。今回は、28日(月)まで(スークのK3の文具セレクションは22日(火)まで)です。ご興味のある方はお早めに。
イベント名 | 阪急文具の博覧会2017秋~自分らしいノート作り~ |
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開催期間 | 2017年8月17日(木)~8月28日(月) |
場所 | 阪急百貨店・梅田本店 9階祝祭広場 |
サイト | ホームページ / Facebook |
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