キリンシティ梅田ヨドバシ店レセプションパーティにお呼ばれしてきました。

キリンシティ梅田ヨドバシ店レセプションパーティにお呼ばれしてきました。
ビアマイスター熟練の3回注ぎビール

 ヨドバシ梅田。自宅からそれほど遠くないこともあって、本当にいつもお世話になっています。
 JR大阪駅、ルクア大阪がオープンしてからは駅側からのアクセスの悪さもあって、ちょっと地味な感じになっていますが、現在館内リニューアル中。

 そんな中、8階レストランフロアの「キリンシティ プラス 梅田ヨドバシ」も、明日の2月24日(金)にリニューアルオープン(店名は「キリンシティ梅田ヨドバシ店」になる模様)を迎えるとのこと。
 実は、今回、友人にお誘いを受けてレセプションパーティにお呼ばれしちゃいました。
 ……いやぁ、食い道楽で良かった。

 せっかくお呼ばれしちゃいましたので、「美味しかったぁ」ですませないで、ちょっとプッシュしてみたいなぁと思います。

 キリンシティはキリングループのキリンシティ(株)が運営するビアホール(?)なのかな。
 キリンの樽生ビールをビアマイスターがその場で注ぐ「美味い」ビールを飲むことができるお店です。今回、リニューアルにあわせて、フードメニューも新しくチェンジしたとのことで、今回はお店の方のお薦めの料理をたっぷりと楽しませて頂きました。
 どれもビール好きには「たまらんっ!」料理になっているんじゃないかなぁと思います。
 ではでは、順にご紹介をば。

本日のタパス盛り合わせ3種

 まずは、ビールを乾杯してタパスを摘みます。ビアホールですから、どうしても揚げ物とか焼き物をオーダーしてしまいますので、こういうタパスがあると最初の間繋げるんですよね。
 今日は、「彩り野菜のピクルス」「ごろごろ野菜のラタトゥイユ」「魚介のレモンマリネ」の3種類。
 写真のとおり、彩りがもの凄く良いですね。
どれも一つ一つはオーソドックスな味なのですが、これから食事という時に野菜や酢のものを食べると胃が巧く活動しそうなそんな感じすらしてきます。

大きなツェルベラート

 次は定番のソーセージ。お店ではソーセージの4種盛り合わせなども提供されているのですが、今日はその中でも豪快なツェルベラートを。
 キリンシティさんお薦めのソーセージとのことで、親指どころかすり粉木のようにぶっといソーセージです。
 これだけ太いとゆで加減が難しいでしょうが、ちょうど良い塩梅で、スパイスがそれほど強くないので粒マスタードと良く合うなぁという印象です。
 付け合わせのザワークラウトはお店でヨーグルトにつけ込んで5日間発酵させたものとのこと。酸味がまろやかで食べやすいザワークラウトです。個人的にはもう少し酸味が強くても良いかなと思うのですが、他の料理がどちらかというと強めの味付けをしている中で、こういうのがあるとちょっとほっとしたりしますね。

CITYポテト

 3品目はこれまたシンプルな炒め物。実は提供されたときに、「あれま、えらく平凡なものが出てきたな」と思ったのですが、実はジャガイモが意外とほっこりとして美味しい。
 茹でて、揚げて、ソテーしてるだけなんですが、ベーコン、玉葱、塩胡椒の控えめな味付けが意外とハマります。
 メニューに迷ったときにはちょっと一品という感じでしょうか。今日提供頂いた料理の中でも一番お安い(400円)とのこと。

スチーム巻きキャベツとトリュフ塩

 リニューアルオープンにあわせて、季節の素材を使ったメニューを提供することを考えておられるとのこと。この春は「菜の花」「春キャベツ」「最上川ポーク」の3素材で、それぞれ3種類のメニューを予定してはるらしいのですが、今日はその中で「春キャベツ」を使ったシンプルな料理を。
 見た目はキャベツを単純に半分に切っただけのようですが、形を崩さないように蒸し上げて、ドンと提供。
 山崎まさよしさんが出演された「月とキャベツ」のキャベツステーキを思い起こさせます……ごめん、知らない人多いと思う……
 春キャベツということもあって、甘味が強く柔らかで美味しいのですが、驚いたのがチョンと置かれたトリュフ塩
 とにかく、このトリュフ塩がとんでもなく素晴らしい香りがします。抹茶塩だとか、梅塩だとか、桜塩だとかといって香りのかけらもない色づけしただけやろ? という風味付け塩が多い中、このトリュフ塩は同じテーブルについた4人全てが大満足。
 私自身もあまりトリュフというものに興味がなかったのですが、この香りは信じられないくらい良い香りで、キャベツの旨味を本当に上手に引き出していると感じました。
 同席者は、「このトリュフ塩だけ持って帰りたい、この店の名物にすべき」とまで大絶賛。
 しかし残念なのはその価格。580円で設定しているようなのですが、メニューで写真を見ても、隣でこれを食べている人が居ても、惹かれないと思うんですよね。
 食べてみればその価値は分かる料理だと思うのですが……ちょっと気になります。

ふわふわシーフードオムレツ

 続いてはココット。南部鉄の容器にふんわりとした玉子とシーフードが一杯の一品です。
スプーンでざっくりと切り分けて、小皿に取り分けると熱々の湯気が立ち上ります。
 オムレツ……スペイン風のオムレツをイメージしているのだとは思うのですが、ウチはどちらかというと玉子がたっぷりのプディングの感じですね。
 玉子の中から現れるゴロゴロのシーフードが良い塩気で、玉子の甘さと調和して、何より温かくて美味しいですよ~
 あ、先ほどのトリュフ塩を付けると、なおさら旨味が増しました。
 うーん、やっぱりトリュフ塩だけをメニューに加えても良いかもですよ>お店の方。

“こがね鶏”のチキンバスケット

 チキンバスケットは元々キリンシティさんの看板料理なんですが、こちらもリニューアルだそう。岩手県の指定農場で育てられた「奥州みちのくこがね鶏」はもの凄く肉質が柔らかく、何よりビールに合うようにスパイスが強め。
 なんと言えば良いでしょうか……ケン○ッキーのチキンのように、味は強いんだけど手が伸びる……そんな感じの特徴ある唐揚げですね。
 これ、ビールにはまず頼みたい一品です。

山形産 玉蒟蒻のペペロンチーノ

 ペペロンチーノとはなっていますが、ペペロンチーノというよりもアヒージョのようなもの。
 ニンニクをオリーブオイルで煮込む代わりに玉蒟蒻を油でグツグツと煮込んでいます。
ペペロンチーノですので、油には刻んだニンニクと赤唐辛子。
 翌日の朝が心配になってしまいそうなくらいしっかりとガーリックの香りが強烈にするのですが、なんたって食べるのは蒟蒻。噛みしめる食感と、熱々の油で火傷しそうなくらい体が温まります。
 ウチはこの料理が一番好きですね。

漬けラムのロースト

 メインになる一品は「漬けラムのロースト」。
 余熱で仕上げたラムの色合いと、柔らかな食感がたまらない一品ですが、何よりも良いなと思ったのが、漬け込んでいるタレ。オレンジの果汁を隠し味に使っているそうで、ほのかに香る柑橘が肉の臭みを良い感じに整えているんじゃないかと思います。
 美味しかったので、食いしん坊の私たちのテーブルは隣のテーブルから一皿奪ってしまうほどでした(笑)

スパゲティなすとトマト

 定番のパスタ料理。
 熱々で提供頂いたんですが、ちょっとオイルが多いかなという感じでした。
 茄子とトマトソースが合うのはよく分かっていますし、ビールに合った味付けだとは思うのですが、個人的にはこれはナシかな、と。
 パスタをするのであればショートパスタだとか、ラザニアのようなものの方がお店に合うんじゃないかなぁ。

豆乳フレンチトーストのバニラ添え

 最後はデザート。豆乳を使ったフレンチトーストはかなり優しい風味になっていて好きな味……なんですが、バニラアイスと苺ジャムがちょっと工夫が足りないかなという気がします。
 フレンチトーストが穏やかな味なので苺ジャムはちょっと強すぎますし、量もアイスがちょっと多すぎ。
 可能であればフレンチトーストがもう少し大きくても良いんじゃないかなぁ。どっちが主役なのか分からないデザートで、ちょっと残念でした。

飲み物とか……

 飲み物はやっぱりビールが主。キリンのブラウマイスター、ラガー、一番搾り、ハーフ&ハーフそれとギネス。どれもドイツ伝来の3回注ぎで、しかもむやみにグラスもビールも冷やしていない、本当にそのままの美味しいビールを飲むことができます
 ウチ、ビールは決して好きやないんですが……美味しかったです。
 泡のきめこまやかさ、香りが強くて、苦みもしっかりしたビールはなかなか飲めるもんじゃないなぁと思いました。
 一方で難点は、ソフトドリンクの価格がちょっと高いかなぁと。ビール、カクテル、ワイン、ソフトドリンクもそれほど価格が変わらないんですよね……、「ビール飲みに来いよ」なのかもしれませんが、なんたって立地がヨドバシ梅田の8階ですからね。家族連れがかなり結構な割合で客層になるはず……その辺りが弱いように感じました。

 とは言いつつも、料理は全般的にレベルが高いと思いますし、美味しいビールも飲めます。
 特にビール好きには良いお店なんじゃないでしょうか。ウチも妻を連れてまた行きたいと思っています。
 本当に楽しい(美味しい)レセプションに参加させて頂きありがとうございました。

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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