空晴「せんたくの日和」選んだ先は何かにつながる

infoこの記事は2015年12月25日に書いたものです。
現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

せんたくの日和

今年最後の観劇は空晴の第14回公演「せんたくの日和」。前回、前々回の公演をちょっと逃してしまったので2年ぶりの空晴さんです。
場所は日本橋のかつての電気街のど真ん中、インディペンデントシアター2nd

洗濯を干しに二階に上がってきた登志夫は、見知らぬ男と出くわす。
その傍らには、怪我をしてギプス姿の登志夫の妹の彼氏豊田が倒れている…緊張状態で始まるこの物語。誤解や勘違い、すれ違いが交差して…果たして選択日和となるのか?

「人を思う」というのは簡単で大事なことなんですが、そのことに気づくことは本当に難しいこと。

空晴の舞台は、誰もが誰かを思ってその時その時を一生懸命過ごしているのですが、ちょっとした言葉の掛け違いで勘違いが生じて、その言葉が届かない。
勘違いが笑いを生み、勘違いがはらはらとさせて、勘違いがほろりとさせる絶妙なバランスで観劇後にはほんのりと胸が熱くなっています。

結局、それぞれが「せんたく」することで、その先にはきっと何かに繋がっているんだよなぁ、という感じ。

誰が主人公と言うわけではないんですが、物語の中心になるのは舞台となる家の主・登志夫(上瀧昇一郞さん)。相変わらずの安定感で物語を取り回していくのですが、クライマックスに向けて自身の問題を突きつけられたときの立ち居振る舞いがたまりません。身につまされるというか、格好いい大人になれなかった大人の男としての一生懸命を見せられました。

相変わらずの……といえば空晴のお芝居の脚本の全てを書いている藤岡役の岡部尚子さん。
見る度に中毒になりそうなくらいハマります。「大阪のおばちゃん」をイメージさせるバンバンと重ねる台詞回しに惚れます。

大好きな古谷ちささんは今回もとてつもなく可愛く大満足だったんですが、残念なのはこのお芝居を最後に劇団を退団される上田康人さん。幼いイメージがありながら不思議な声質と、立っているだけでお芝居が和むので大好きな俳優さんでした。

ホントは大阪公演の早い内に感想を書いてお薦めしたかったんですが、自身の体調不良で大幅に遅れてしまいました。年が明けてから1月23日(土)・24日(日)に福岡で公演があるのでそちらへどう……ぞ?

http://www.karappare.com/
公演名 空晴第14回公演「せんたくの日和」
公演期間 [東京]2015年12月1日(火)~7日(月)
[大阪]2015年12月15日(火)~22日(火)
[福岡]2016年1月23日(土)・24日(日)
場所 [東京]劇場MOMO
[大阪]in→dependent theatre 2nd
[福岡]ぽんプラザホール
サイト 劇団公式ホームページ /

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があ

大阪生まれ・育ち・勤めの闘う(?)公務員。 一般事務職で採用されたのに、今や福祉職だと勘違いしている人が大多数。濃い顔付きから沖縄人やらアラブ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ-