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キングジム社SHOT NOTEが面白い!

time 2011/02/09 sync 2015/05/04

infoこの記事は2011年2月9日に書いたものです。現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

SHOT NOTE

 昨日、いや一昨日ですね。文具界の新星「SHOT NOTE」が発売されました。
 たかがメモ帳でしょ?
 その通り、たかがメモ帳です。ですが、このメモ帳、文具マニア、iPhoneユーザーにはたまらない魅力をもったメモ帳なんです。
 発売日にわざわざ文具店に行って買うなんて……と酔狂に思う方もいるでしょうが、ファーストインプレッションをレポートしてみようかなと思ってしまいました。

 今回発売された「SHOT NOTE」、従来のメモ帳と違うのは、単体でも一般的なメモ帳として使えるが、iPhoneと連携させることで簡易なデータベース化ができるということ。
 もちろん、iPhoneのカメラ、スキャナアプリ、通信機能、Evernoteなどのクラウドサービス、と連携して使うことで同じことはできたのですが、この「SHOT NOTE」は連携することを前提にしていることで非常に魅力的な製品になっているのです。

SHOT NOTE S と Mnemosyne 189 の比較

 SHOT NOTEはLMSの3サイズ展開。Sサイズは115mm×77mm。ハンディメモサイズで有名なROHDIA No.11よりも若干縦に長いメモです。
 使い方としては常に持ち歩いて、仕事中など何かある度にメモをするような感じになるのですが、この若干の長さがちょっと恨めしい……

SHOT NOTE S

 普段使っているメモカバーがROHDIA No.11にあったサイズなので、15mmほど上部がはみ出てしまうんですよね。ウチが普段使用しているメモ帳はROHDIAではなくMnemosyneなんですが、やはりROHDIAと同サイズです。メモカバーの大半はROHDIA No.11が収まる仕様になっているので、この15mmほどの差は致命的なほど違和感があります。
 iPhoneのカメラで撮影したとき、画面のサイズに合うようにという理屈らしいのですが、正直なところその選択は疑問ですね。純正のカバーはあるのですが、サードパーティ製品に期待というところです。

 紙質はお気に入りのMnemosyneと同等で、万年筆でも裏写りなく快適に使用できました。
 何より特筆したいのは、用紙にプリントされた格子や取り込み用のマークが裏面にもプリントされていること。メモ用紙の中には裏面に格子がプリントされていないものもあるので、切り取った後も片面しか使用しないということが多いのですが、SHOT NOTEの場合は、裏面にもiPhoneで取り込むためのマーキングがされているので、切り取ったあとで追加で記入する場合でも裏面が使える……商品の特徴を考えると、これ、結構大事なことやと思うんです。

SHOT NOTE L と Thinking Power Notebook「ネイチャー」


 一方で、LサイズのSHOT NOTEは市販されているA5ノートサイズに近い出来になっています。写真はウチが使っているThinking Power Notebook「ネイチャー」ですが、ほぼ同サイズです。こちらはA5サイズのメモパッドが挟めるカバーであれば流用が可能だと思われます。

 さて、このSHOT NOTEの一番の特徴である、メモのデータベース化ですが、iPhoneのカメラ機能でメモを撮影し取り込むという形で行います。そのため、キングジム社は独自のiPhoneアプリを開発し無料で配布しています。
 このアプリでは、SHOT NOTEの四方に表示されたマーカーを基準に撮影することで、アプリ内でデータベース化されます。また、SHOT NOTEの上部には「No.」「DATE」を記入する欄があるので、ちょうどマークシートのように数字を記入することでOCRが働き、No.、記入日付として直接取り込むことが可能です。
 従来のメモ帳であれば、手描きメモをiPhoneのスキャナアプリで撮影→傾きや明るさ補正を掛ける→Evernoteなどに転送してデータベース化(スキャナアプリでも撮影データの保持、整理は可能ですがデータベース化とまでは言えない形でした)という手順を踏まなければいけないのに、SHOT NOTEとiPhone、アプリさえあれば1つで済むという快適さはなかなか素晴らしいものがあります。

撮影データの表示

 撮影したデータは、「タイトル」「タグ」「日付」「No.」「撮影日」をつけることができ、それぞれで検索、並び替えが可能です。
 簡易なデータベース機能があることで、このアプリ単独でも一定の管理が可能ですし、Evernoteにデータをタグ付きで転送することも可能ですので、バックアップ用途やメモ以外のデジタルデータとの連係も可能になっています。いや~、面白い。
 もちろん、不満が無いわけではありません。例えば、複数の枚数に分かれたメモデータを1つの撮影データとして扱うことができません。
 また、撮影データは高画質(1,024×768pixel)もしくは低画質(480×360pixel)しか選べませんので、Sサイズのメモでちまちまと文字を書くと文字が不鮮明になることもあります。
 そういった点を改善して欲しいなぁとは思いつつも、このSHOT NOTEの面白さはスポイルされていないと思うのです。

 SHOT NOTEは構造上、四方のマークを元にメモデータを撮影して取り込むというやり方ですので、「四方のマークさえあればデータとして取り込むことが可能」な訳です。ですから、ちょっと考えてみると面白い使い方がありそうです。

  • SHOT NOTEを台紙に、名刺を撮影して名刺データベースとして活用する
  • PowerPointなどの配付資料の四隅にSHOT NOTE用のマーカーをプリントして配布する
  • マーカーを書くことができるようフローチャート定規のようなものを作成し、フリクションで一般のメモ用紙をSHOT NOTE化する

 他にもSHOT NOTEのマーカーをOHPシートにプリントして使用するという方もでてきています。
 いや~、ワクワクするやないですか。久々に「遊べる」文房具だという印象です。週末にでもまずはOHPやテンプレート定規を作成しようかなと思っています。

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