写真(脇雅昭)

「よんなな会in関西」すごいのは脇さんだけじゃない

写真(脇雅昭)

公務員の勉強会、仲間を見つけるところ、全国の公務員の巨大な交流会、スーパー公務員があつまる場所、大人の文化祭……

」ってどんなとこよ?

47都道府県の地方公務員と中央省庁で働く官僚をつなげることで、日本全体を有機的につなげることを目的とした会です

ん?? なんか“意識高い系”っぽくて避けてしまいそう?
そうですよね。でもね、もっと気軽に参加したらどうだろう? と思って、先週9月15日に甲南大学で開催された2回目の「よんなな会in関西」の一部をご紹介します。

ちなみに今回はちょっと訳あって、会場の最後列にいたので写真は少なめ。

脇雅昭という男

写真(脇雅昭さん)

「よんなな会」は総務省官僚で神奈川県庁に出向している脇雅昭さんが発起人になって、47都道府県の公務員を結びつけてしまおうという壮大な規模の企みです……というか、とんでもない規模の「飲み会」です。

脇雅昭さんは一言でいうと「おもろいおっちゃん」です。
とんでもない熱量と、人の脇に飛び込んでくる人なつっこさ、自身が持つ思いに対する解決力。多数のメディアからも取り上げられる「スーパー公務員」と呼ばれるような人物ではありますが、話してみるとそんなことよりも「おもろいなぁ」という話のできるイイ男です。

壇上にあがると、参加者一人一人に真正直に「信頼の連鎖で繋がったみんなと日本をよくしたい」ということを語り、そしてそれが絵空事ではないことを示します。

スーパー公務員、意識高すぎる系、教祖、そんな風に思われる方もいるかもしれませんが、そうじゃありません。だから、私は「おもろいおっちゃん」として、一度会いに来てみませんかとしたいです。

登壇者がすごすぎる

写真(FISHBOY)「よんなな会」では、参加者を色んな方向から刺激する素晴らしい方々がゲストとして登場されます。

今回は2回目の関西での開催、しかも神戸での開催ということで、最初の登壇者は元職員で、神戸防災技術者の会の片瀬範雄さん。あの阪神・淡路大震災を職員として経験され、現在も震災の経験や教訓の伝承のために尽力されています。
そんな我々地方公務員の大先輩が、自身の経験をたっぷりと語ってくださります。
現在、担当の私としては背筋を伸ばしてガッツリと聞き込んでしまいました。

これだけだと公務員向けの勉強会、でもありそうですが、これで終わらないのが「よんなな会」。

その後に登壇されたのは、歴史論者の三石晃生さん。「武士道なんて、武士の時代にはなかった」なんて歴史の雑学を軽妙に話し、リラックスして楽しく聞いていると最後にガツンと公務員に向けたメッセージを届けてくださいます。

ホールの舞台を彩る熊本のCHIKAKENさんの「竹あかり」
公に関わる俺も『公務員』だ」という脇さんに伝えた言葉も熱いですが、今回も壇上にあがり「自分の言葉じゃないけど」と言いながら「皆さん、自分のまちは好きだよね。ただ好きなだけじゃダメだ。好き(すき)に手(て)を加えて、素敵(すてき)なまちにする、それができるのがみんなの仕事なんじゃないの?」なんてガッツリと火を付けてくれるのです。

そして、この日はFISHBOYの中田 啓之さんも登壇。

会場全員が一体となって踊りました。「良巧み」いいな。みんなでまた踊りたい。

サポートがすごすぎる

写真(キットカット)こんな大きなですが、支えてくださる方々もすごすぎます。

会場に着けば、ネスレさんがコーヒーをご用意いただいて、各地限定のキットカットを用意して日本全国から集まる公務員たちの話題を提供してくださったり、

写真(yogibo)

人をダメにするソファで有名なyogiboさんも、ソファを用意してくださっています。

ちなみにyogiboさんは、ウチの区役所のキッズルームにも寄贈いただいていて、来庁いただく方に大変好評、すごくお世話になっております。

そして忘れちゃいけないのが、学生の皆さん。地元の大学生はもちろん、私がお話しした中では東北大学の方までもこのイベントの応援に来てくださっていました。

受付や案内、キッズスペースの応援、そして交流会の運営まで、彼らのサポートが何よりもの参加者の宝物です。

交流会もすごすぎる

写真(交流会)そして、数百人規模の交流会がすごすぎる。

「よんなな会」には「一品(逸品)展開」というものがあり、参加者は自身のまちのおすすめを交流会に提供することになっています。

これが面白くて、各地の名産品で一気に盛り上がります。

写真(逸品展開)

お土産の定番のお菓子などは、それぞれのまちの名産品を使った物がたくさんあって話題には事欠きませんし、

写真(逸品展開)

一般的な交流会では食べられない地域の名産品をアテにいただくこともできます。

写真(逸品展開)

そして、地域の名産品と並んで集まるのが日本酒。それぞれのまちの自慢としては欠かせません。

写真(逸品展開)

ついには、集まったお酒をそのまま並べておくのではなく、日本酒好きの公務員が日本酒バーを開いてしまいました。

このバーカウンターも参加者の手作り。参加者が持ち寄った日本酒を、解説付きで飲むことができます。

こうして美味しい物を食べながら、ワイワイガヤガヤとそこらかしこで名刺交換しながら、それぞれの仕事を、まちを、趣味を、思いを交わしていくとんでもない「飲み会」が続きます。


お酒好きはお酒を紹介し、DIYが趣味の人はバーカウンターを作り、写真が趣味の人はカメラを片手に記録して回り、私のようなブロガーはブログでこうやってよんなな会をシェアする。
お酒を片手に話してみれば、とんでもなく面白い仕事や活動を聞くことができる。

脇さんだけがすごいんじゃありません。公務員ピッチに登壇した公務員がすごいんじゃありません。
参加した全ての公務員が、協力してくださった企業や学生さんの全てがすごい。

こんな「飲み会」に参加してみませんか?

もしかしたら、違う自治体でこれから一生付き合う仲間ができるかもしれない。自分のモチベーションがほんの少し上向くかもしれない。有名人と知り合いになれるかもしれない。

次回は11月16日(土)、渋谷ヒカリエで開催です。

写真(脇雅昭)