大阪の春の名物「造幣局 桜の通り抜け」が4月9日(木)から始まっています。
明治時代から続くという春の恒例行事で、造幣局の敷地内の約560メートルの並木道に132品種の桜が植えられており、4月の1週間ほどを毎年開放しています。今年は4月15日(水)まで。
毎年、桜が開花する前に日程が決まるので、行ってみたら盛りを過ぎていたり、逆に咲き始めだったりということがままあるんですが……
今年はいいぞっ!
昨年、一昨年は盛りを過ぎていた品種がほとんど満開。山桜などは良い感じで咲き始めで蕾と花の両方を楽しめるというボジョレー風にいうと「ここ数年で最高の出来」の桜の通り抜けになっています。
毎年、一品種が「今年の花」として選ばれ、造幣局らしく記念の貨幣セットやメダルのデザインに使われているんですが、今年は「一葉」が選ばれています。
この「今年の花」が盛りを過ぎていたりすると目も当てられないのですが、今年はまさに見頃。色合いは比較的薄めの桜色で、”花の中心部から葉の形に変化した雌しべが一本突き出ており、この様子からイチヨウの名前がついた”(wikipedia)という可愛らしい感じの桜です。
「通り抜け」と銘打っているとおり、南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)の一方通行。並木道は観光客も含めて目一杯混雑していますが、そんなことも気にならないくらい、様々な品種の桜を一度に見ることができるので飽きません。
小手毬、大手毬といった桜で作ったボールのように花を付ける品種があれば、
薄緑色の花を付ける鬱金といった品種があったり、
「桜」と聞いて思い浮かべる花の形とは全然違う品種があったり、
枝垂れ桜のような豪華で、ついつい一緒に写真を撮りたくなる品種もあったりします。
様々な品種が偏ることなく並木道の左右に植えられているので、フォトスポットもたっぷり。
カップルが桜をバックに写真を撮ろうと思っているのを見ると、ついつい「お撮りしましょうか?」と声を掛けてしまいます。混んでいても、お互い様で結構譲り合いもあるので、行くならささっと通り過ぎるのではなくたっぷり時間をかけて楽しんで欲しいなぁ。
あ、写真を撮ると言えば、造幣局のホームページにも書いていますが自撮り棒や三脚の使用は禁止されています。あと、基本的なマナーとして、桜の枝を無闇に触るのは止めるのは守って欲しいです。中国語を話す観光客が枝垂れ桜を首に巻いて写真を撮っているのを見たときには、後ろからスマートフォンの角で殴ったろうかと思いました。言葉が通じないので、警備の方にお話するだけに留めましたが、気持ちよく楽しみたいものです。
夜間にはライトアップもしているので、仕事帰りでも夜9時まで入場可能です。
大阪に住んでいると「混んでるし……」と言って、なかなか行かないもんですが、一度行ってみると気持ちが変わるかもしれませんよ。
今年はソメイヨシノもまだ散りきっていないので、通り抜けを楽しんだ後は天満橋方面に戻るのではなくて、旧桜宮公会堂から川を渡って桜ノ宮公園もまだまだ楽しめそうです。
私は週末は選挙の関係でお仕事があるんですが、土日は天気も回復しそうなので大阪に来られる機会のある方はぜひ満開の桜を楽しんで下さい。
さて、撮った写真は整理してfaceookにでも公開しようかな。
イベント名 | 造幣局 桜の通り抜け |
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開催期間 | 平成27年4月9日(木)~15日(水) |
開催場所 | 造幣局 敷地内 |
交通手段 | 地下鉄谷町線/京阪本線・天満橋駅より徒歩約15分 JR東西線・大阪天満宮駅より徒歩約15分 JR東西線・大阪城北詰駅より徒歩約15分 |
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