- 2016年10月23日
中崎町エリアに今度は本格スリランカ料理店が!@中崎町「AMBALAMA」
「究極のカレー2017関西版」の審査員でお友だちのTAKさんから突然のお知らせ。画像の添付があったので覗いてみると美味そ……
夜も更けてきた心斎橋。良い所に連れて行ってくれるとの言葉に惹かれてホイホイとついていくと、オープンしたばかりのお寿司屋さんへ。
回らないお寿司……緊張しますが、そんな振りはしないで、気持ちを落ち着けてお店に入ってみると、穏やかなご主人が出迎えてくれました。
この日は、1万円で完全にお任せ。お酒も何杯か……特にすだち酒が美味しかった……頂いたので、今見返してみると本当に1万円で良いの!? という充実ぶり。どれだけ魅力が伝わるか分かりませんが、丁寧にレビューしてみようと思います。
席に着くと、まずはということで、すっと出されたのは合鴨。「お寿司というと、どうしても魚介類一辺倒になってしまうので、お肉や野菜もどこかで食べて欲しいんです。」との言葉。
乾杯にとシャンパンが振る舞われたのですが、それに合わせるのは「すだち」。軽く絞って、そのあとはそのまま皮ごとグラスに入れてしまいます。合鴨の美味さに、すだちシャンパンのすっきりとした味わいが、これからの期待感を煽ります。
今年は食べる機会がなかったてっさ。芽ねぎと紅葉おろしを添えて、出汁の効いた自家製のポン酢でさっぱりと。噛むほどに心地良い弾力のある締まった身。「梅肉と合わせても美味しいですよ」と声かけいただいたので、梅肉にわさびを添えて……ほぉっ! 淡泊ながらしっかりとした旨味のあるてっさに梅肉の甘酸っぱさが良いですね。
イカにはさっと塩を振って、その上に見慣れないピンク色のつぶつぶが。何だろうと思っていたら、フィンガーライムだと言います。オーストラリアの沿岸地域の熱帯雨林に育つ、本当に小指大の赤い果実。切ってみると、魚卵のようなピンクのつぶつぶが入っていて、味わいは名前の通りの柑橘系の酸味を持っています。
プチプチとした食感と、強すぎない酸味。口に入れるだけでついつい笑顔になってしまいます。
続いてはしめ鯖に蛸の柔らか煮。
しめ鯖は酸味が強すぎないほどよいしめ加減。しめすぎて、鯖を食べているのかお酢を食べているのか分からなくなるようなしめ鯖もありますが、こちらは脂ののった鯖の美味しさとふられた柚子皮の心地良い香りが素晴らしいですね。
蛸は見た目はシンプルなんですが、信じられない位柔らかく、穏やかな甘味。蛸に使う言葉ではないですが、「とろけます」、これ。
季節物のカニと筋子。筋子はもう季節も終わりということなんですが、出汁がしっかりと出た醤油につけ込んだ大ぶりの筋子…………すみません。こんな弾力があって美味しい筋子、初めて食べました。歯で噛もうとしても崩れないほどの強い弾力、プチッとはじけると豊かに広がる香り。うわぁ、とんでもない物食べちゃったなぁ。
驚かされた後に、こういう総菜が出されるとホッとします。蕪と蕪菜のおひたし。
ちょっと炙った薄揚げと蕪菜の優しい、優しすぎる味に何も言えなくなりそうです。
椀物はねぎま汁。これまた凄く上品な出汁に感嘆していると、次はなんと洋風の茶碗蒸し。見た目はちょっと濃い色の茶碗蒸しといった感じですが、スプーンで掬うと、和風の出汁ではなくて、フォンドボーのような感じ。ミートソースが中に入っているのかなと思うくらいなんですが、でもやっぱり「茶碗蒸し」。面白い一品です。
もう、ここまでくるとお腹いっぱいだとか忘れてしまって、完全にご主人の手の上で踊るしかありません。
見事な鮪赤身を漬けにして。シャリも柔らかめに握ってあるので、直接手のひらで、すぐに食べてくださいと。うんわぁ! 口の中でシャリがほどけて、漬けも溶けるように消えていきます。うんまいっ!
その後は、お薦めを何貫か握って頂きました。どれもこれも最っ高です!
あしらいや生姜までもが美味しくてついついつまみながらお酒が進む進む。
本当に「手間暇を惜しまぬ」というのはこのことかと思える素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。……また、行きたいなぁ。
いや、誘われるんじゃ無くて自分が連れて行けるようにならないといけないですよね。
ごちそうさまでした。
店名 | 寿司 旬菜 琥珀 |
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ジャンル | 寿司、和食 |
住所 | 大阪市中央区東心斎橋2-7-18 |
電話番号 | (06)6484-0678 |
交通手段 | 地下鉄御堂筋線・心斎橋駅 徒歩5分 地下鉄御堂筋線・なんば駅 徒歩7分 |
営業時間 | [月~土]18:00~25:30 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
サイト | 見当たらず |
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