奇妙な案内ですが、友人にお誘いを受けて、この「第4回 梅田まち案内エスコート」に参加してきました。
「梅田まち案内エスコート」はキタ歓楽街環境浄化推進協議会が主催する活動の一つ。
梅田のまちで行き先に迷っている人に声をかけて、「まち案内」をする。
たったそれだけのことと言えばそうなんですが、参加してみて気づかされたことがあったのでご紹介します。
ナビオ阪急の前に集まった参加者はお揃いの蛍光色のビブスを着けて、西へ東へ。
一応、グループ分けして持ち場を決めていますが、道に迷っている人が居れば、個々にできる範囲で道案内をさせていただきます。
ウチはJR大阪駅を中心に1時間の間に11組のエスコートをさせていただいたのですが、グランフロント大阪やヨドバシカメラといった分かりやすいところから、「五右衛門」(和風パスタのお店)やら、お初天神の飲み屋さんといった探している本人も目指す場所が曖昧な場合もあります。
ビブスには英語、中国語、ハングルでもガイドであることが書いてあるので、声をかけていただけることも。
普段、話す機会のないとんでもなく美しいギャルに 声をかけられて、エスコートしたのは「おぉ、役得!」と思ったり。
外国の観光客も結構、道を探していて、話によると梅田スカイビル(ウエスティンホテル)へのガイドが一番多いのですが、この日、ウチが出会った中国人カップルはユニクロを探していて、「へぇ、そういう所を探したりするんだ」と意外に感じました。
たった1時間のお手伝いでしたが、正直なところ……ものすごく楽しかった!
まち案内をして感謝されるということもそうなんですが、まちの好感度・格をアップさせようという意気込みが「押しつけ」になっていないのが本当に良いなと思うわけです。
ウチのように行政の中にいると、不法駐輪だったりキャッチセールスだったりと町の問題をついついハードを変えたり、制度を変えることでなんとかしようと思ってしまいがちなんですが、「まち案内エスコート」のように、地元の人が立っている、道案内しているということがまちのイメージアップや犯罪の抑止力に繋がっていきます。
大阪市営地下鉄ではサービスマネージャーという試みが続いていますが、あれも立て看板や地図、ホームページなどハードだけで済ませず、また単に地下鉄事業の中で完結せずまち案内にまで繋がっているからこそ魅力ある取り組みになっています。
大阪にやってきた人をほんのちょっとエスコートしただけですが、やっぱり街に飛び出してみないと分からないことがあるんだなぁとしっかりと感じさせられました。
うん、また参加しますよ。
今回、エスコートさせていただいた11組の内の一人でも、「大阪、梅田ってええところやな」「大阪でええことあったなぁ」と思っていただいていたら嬉しい限り。
次回参加するときには、もっとお話できるようにコミュニケーションスキルを磨いておきたいですね。
コメントを書く