春のがあさんぽ 苔と春の緑に没頭@京都 祇王寺

祇王寺

この日のメインであり最後の目的地は嵯峨嵐山の祇王寺……って、方向が全然ちゃうやん。
京都市バスに乗って京都を横断。JRのトロッコ嵐山付近の停留所で降りて、山奥へ。
平日だからか、嵐山方面からそこそこの距離があるからか意外と人は少なめ。

祇王寺

祇王寺は「平家物語」にも登場する白拍子(水干を着て男舞をする舞女)の名手・祇王が出家して入寺した尼寺です。明治元年に廃寺になったのですが、祇王の話を聞いた京都府知事の北垣国道氏が明治28年に別荘を寄付し現在の建物になっています。

周囲の寺院とともに、秋には楓が美しい場所なんですが、偶然、祇王寺の春や夏の風景を撮った写真を見て「これは行ってみたい。」と思ってしまいました

祇王寺の庭園
祇王寺の楓

境内は思ったほど広くはありませんが、苔庭と楓の緑が想像以上に美しいです。カーペットのように広がる苔の緑と、若々しい楓の緑。周囲を囲む竹林の緑や山々の緑が訪れるものを包みます。
風が通ると葉が揺れる音がわずかに聞こえ、ゆったりとした時間が流れます。

祇王寺 吉野窓

茅葺き屋根の草庵には、祇王、平清盛公ら5人の木造が安置されている仏間があり、その奥には「虹の窓」とも呼ばれる「吉野窓」が庭園を美しく切り取ります。

絶対に見なきゃいけないポイントがある訳ではなく、ただ、その空間を感じる事、それが心地良いという稀有な場所に思えます。
この時期に来てみて良かったなぁ。

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名称 祇園寺
住所 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32
電話番号 (075)861-3574
交通手段 JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅より徒歩20分
京福電鉄・嵐山駅より徒歩20分
京都市営バス(11系統)
嵯峨小学校前停留所より徒歩17分
拝観時間 9:00~17:00(最終受付16:30)
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