劇団Patch「SPECTER」格好良すぎて拗らせちゃうよ

劇団Patch「SPECTER」チラシ

今日はABCホールへ観劇に。

昨年、D-BOYSの公演「駆けぬける風のように」を観に行った時に、ロビーで弟分として関西で活動している劇団Patchが公演の案内をしていて、興味を持ったワタクシ。
一度、観に行ってみたいなぁと呟いたところ、お友だちが「勤め先の元後輩が劇団Patchの俳優だよ」と。

それは観に行かなければと、ようやくの初観劇です。
……って、会場前の行列見ていたら若い女性が一杯。さすがにアイドル系のお芝居だわ……

「この村は死んでいるのと同じだ────」

外界との関わりを絶つ森奥深くのネブラ村で、猟奇的な連続殺人事件が起こる。
それは繭期[人間でいう思春期]を迎えた吸血種の少年少女たちを収容する施設「クラン」から脱走した四人の吸血種たちの仕業であった。著しい情緒不安定に陥る繭期の少年たちは、ある目的のために凶行を重ねていた。
ひとりの村人が掟を破り、事件解決のために部外者であるヴァンパイアハンターを村に招き入れる。だが調査が進むうち、村人たちが抱える秘密の蕾が緩やかに綻びを見せていく。村人たちはなにを隠しているのか? 繭期の吸血種たちはなにを目論んでいるのか? やがて、吸血種たちの間で語り継がれる伝説上の吸血種「TRUMP」の不老不死譚と、「永遠に枯れない花」をつくろうとする植物学者の悲恋が事件と繋がりを見せる時、その秘密は白日のもとへと曝されていくこととなる……。

ネブラ村にやって来た二人のヴァンパイアハンター臥萬里(ガバンリ)と石舟(セキシュウ)。逃げ出した4人の吸血種を探すも、その痕跡は全く見つからない。
外部の人物に対して明らかな距離感を保ち、何かを隠している様子。
物語の前半は、事件の断片をミステリアスに繋いでいきます。短いシーンを照明の妙で繋いでいく演出で、不穏な雰囲気を盛り上げていくので目を離せません。

中盤からは村が外界との交わりを絶っていたこと等、隠された謎が少しずつ明らかになっていく過程や、ヴァンパイアハンターと吸血種とのアクションシーンが続き、終盤は衝撃のシーンの連続です。

前知識が無いまま観ていたので、物語の背景が非常に壮大で原作小説や漫画があるのかと思っていたら、不老不死の伝説を持つ吸血種「TRUMP」を題材にしたシリーズの3作目なんですね。
この世界感に付いていくのが大変だったのですが、ほぼ2時間半の上演時間を終えるとシリーズの他の物語が気になってしまってたまりません。

劇団Pacthは若い俳優さんがほとんどで、村の住民が全員これだと違和感あるよなぁと思っていたらきちんとその理由が描かれていたり、アクションシーンが多く、そのそれぞれが俳優さんたちの身体能力の高さが伺えたり、登場人物の一人一人が個性がピンと立っていたり……カッコいい俳優さん目当てにこの芝居を観たら、ますます拗らせちゃうんじゃないかなぁ……うん。カッコいい。

「必死のパッチ」(関西の言葉で一生懸命の表現)から名付けられた劇団Patch。「関西演劇界の現状を打開したい」という思いがみえる熱いステージでした。ここから演劇好きになる人が増えるといいなぁ。

公演名 「SPECTER」
公演期間 平成27年3月18日(水)~22日(日)
場所 ABCホール
サイト 公式情報サイト / / / Blog(Ameba)
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