惨敗日記:サロン・ド・中之島に参加してきました。

 「アウェーを楽しむ」、3月は中央公会が企画したサロン・ド・中之島」に参加してきました。
 ウチの職場のすぐ近くにある国の重要文化財の大阪市中央公会堂ですが、大阪の建物の中でもとても好きな建物で、私自身ツイッター( @gar_osaka )のアイコンにもしているくらい。
 普段は外観を撮影するくらいしかできない建物なのですが、今回、特別室、中集会室、招集改質を自由撮影できる、講師はプロカメラマンの本堂亜紀さん( @akifille )で、とケーキ付きというちょっと魅力的なイベントを見付けたので躊躇無く申し込んでみました。

 中央公会堂は以前は大阪市のゆとりとみどり振興局が施設運営をしていたのですが、現在は指定管理者としてサントリーリシティサービス・グループが運営しています。
 そのおかげか、ここしばらく中央公会堂が独自でやるイベントはなかなか面白いものがあります。館長のお話によると、ワンコイン(500円)見学会なんかは150人ほどの参加枠に4,000人を超える応募があったとか。
 なんたってサントリーさんですからね……やっぱり文化施設には蓄積があるんですね。

 19:00からのイベントだったので、ちょっと早めの18:45頃。受付を済ませて小集会室に入ってみると、もうかなりの参加者が……若い女性が多い…………男性もウチみたいにスーツ姿の人はいませんね……おぉ、見事にアウェー感満載。
 どうも参加者は既知の方々のようで、ウチのように一見さんは少ない模様。と、そのときに講師の本堂亜紀さんが話しかけてくださったのですが、第一声が「外国の方ですか?」……またですか(^^;; 一通り自己紹介させていただいて、イベント開始。

 中央公会堂のスタッフの方の案内で、小集会室、中集会室、特別室を回りました。中集会室はウチが大阪市職員として最初の発令を受けた思い出の場所。その時も「凄い部屋やなぁ」と思ったのですが、久しぶりに訪れてみると、高さ10mほどあるアーチ型の天井とステンドグラスが凄く印象的な部屋ですね。
 この中集会室は、元々は男性用の食堂で小集会室は女性用の食堂だったそうです。小集会室のステンドグラスが果物の盛り合わせになっていたり、中集会室の扉の上のレリーフが食べ物(筍とかカニ、ブドウなど)が描かれている処にそういう名残があるんですが、やっぱり館内案内付きで廻るとそういった歴史的なところが分かるので良いですね。

 特別室は元々は貴賓室で、2002年の中央公会堂のリニューアルの際も天井画が話題になったのですが、直に自分の目で見るとやっぱり凄い。「天地開闢」を描いた油彩画で、天井には伊弉諾尊(イザナギ)、伊弉冉尊(イザナミ)が12m×11mという大きさで雄大に描かれています。復元とはいえ、鮮やかな色彩で部屋に入った途端圧倒されました。
 ステンドグラスは大阪市の市標「澪つくし」と慶祝の象徴である鳳凰がされており、その両側のステンドグラスには凸レンズがはめ込まれていて外側から入ってくる太陽光線を拡散して室内の絵画を傷めないという工夫がされています。
 貸し館業務の中で、こちらの特別式で結婚式をして中集会室で披露宴を行うこともあるとのことですが納得です。ウチもこんな処で式してみたいですよね……。

 その後、中央公会堂の地下1階に有る倶楽部で提供されているケーキと珈琲(紅茶)でのあと、講師の本堂亜紀さん、特別講師の広中一人さんのお話があったのですが…………ん~、中央公会堂や写真の話より自己紹介と人生訓が長くかなり期待外れ。参加者も講師の方の生徒さんが多いのかな。本堂さんが当日の昼間に撮影した写真を元に一言二言、撮影のポイントなどを伝えているのですが、昼と夜とではかなり違うよなぁ……と。

 その後、館内を30分ほど自由撮影。ここもここも撮りたいと思いながらもやっぱり30人ほどの参加者がいるので、譲り合いながら撮影しているとあっという間に時間になってしまいました。
 で、撮影していて思ったんですが、ウチ、やっぱりカメラが分かってない。「こういう場面なら、こう撮影したらええねん」というのが、理解できてないんだなぁと。手ぶれ起こしてるわ、白飛びしているわ……うーん、惨敗です。
 少しずつ加工すれば見られる作品になるとは思うのですが、いやいやそこに逃げていたらあかんと思うので、今日はサイズ変更とトリミングだけで掲載します。
 くそーーーー、せっかくの良い機会を。という気持ち。
 少し本気で撮影について勉強して見ようかなと思った今月の「アウェーを楽しむ」でした。