「生活保護通知・通達総索引」2025年度版が完成しました

「生活保護通知・通達総索引」2025年度版が完成しました

2025年度版「生活保護通知・通達総索引」が完成しました。最初に公開したのが2003年なので23年目、22回目の更新になります。

昨年度版と何が違うかというと基本的には収録資料の更新で、生活保護手帳、生活保護手帳別冊問答集を2025年度版に更新されたケースワーカーの皆さんが、生活保護の最前線の現場で活用するための極上のアイテムです。

ぜひご活用ください。

「生活保護通知・通達総索引」とは?

「生活保護 通知・通達総索引」は、生活保護手帳、別冊問答集をはじめとする生活保護に携わるケースワーカーらが参照する各種資料に掲載されている通知や通達、疑義問答を横断的に検索できる索引です。

2003年の初公開時より、北は北海道、南は沖縄まで累計で1,000か所を超える福祉事務所のケースワーカーたちに利用いただいています。

12の書籍・資料から収録した通知等は6,000超、見出し(キーワード)は1,100超、収録書籍の総ページ数は5,000ページを超える膨大な資料の中から、「まさに今」必要とする通知・通達のありかを誰でも簡単に調べることができます

今年度の更新資料

生活保護手帳 2025年度版

生活保護行政の運営・実施に必要な「保護の基準」「保護の実施要領」「医療扶助運営要領」「介護扶助運営要領」等、実務に欠かせない重要な告示・通知をわかりやすく編集した一冊。令和7年4月適用の保護基準の改定、生活保護法等の改正の内容を反映した。
(引用:中央法規出版

生活保護手帳 別冊問答集 2025年度版

「保護の実施要領」等の規定を補完する事務連絡として、厚生労働省が発出した「生活保護問答集について」を収録。事務連絡で示された疑義回答を基に、関係法令の参照条文及び通知等への参照リンクを適宜挿入した。『生活保護手帳』とあわせて利用したい関係者必携の実務書。
(引用:中央法規出版

生活保護関係法令通知集 令和7年度版

生活保護法、保護の基準等の重要法令規範はもちろん、保護の実施要領、医療扶助・介護扶助の実施要領等の広範にわたる関係通知を網羅した法規集。制度運用に必要な事務連絡を収録し、令和7年4月に施行される生活保護法等の改正を反映して発行するもの。
(引用:中央法規出版

社会保障の手引 2025年版

子ども・子育て支援、高齢者福祉、障害者福祉、生活困窮者対策、医療・年金制度、就労支援等、日常生活を支える社会保障制度を15項目に分類し、暮らしに役立つ社会サービスを簡潔に解説する。多様な社会ニーズを、より適切なサービスへと結びつけるために役立つ一冊。
(引用:中央法規出版

生活保護運用事例集(令和6年10月改訂版) / 東京都福祉保健局

東京都福祉保健局生活福祉部保護課が作成した疑義問答集。
生活保護問題対策全国会議のホームページで公開されている最新版に更新しました。

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索引の入手方法

下のボタンから索引集の案内ページにある申込フォームに入力し送信してください。
昨年度(2024年度)版以前の索引をお持ちの方は、申込時にお教えしたURLから2025年度版を直接ダウンロードいただいて差し支えありません。

この索引は生活保護相談支援業務に関わる実務者のために公開しています。

この索引を使うことで過去の膨大な通知・通達や先例を探すことに忙殺されるのではなく、正しい知識を手に入れてより良いケースワークに活かしていただくのが私の望みです。

生活保護を受給中の方や記者から配布希望をいただくこともありますが、配布する趣旨・目的と合わないので配布する予定はありません。ご容赦ください。

編者のひとりごと

があ

があ

ここから後は本当に「ひとりごと」なので、制作過程などに興味のある方にお読みいただければ……

10年ぶりに生活保護の現場に戻り、7人のケースワーカーの査察指導員になりました。
現場に戻って、10年前と変わらないなぁと思うことも、変わったなぁと思うこともあるのですが、この総索引はまだやめられないなぁという……ある意味、残念な思いになりました。

ケースワーカー(査察指導員もですが……)は、相変わらず多種多様な無理無茶・難題に頭を悩ませて、判断の根拠・前例探しに手間取っています。

元々、自分自身で使うために作った総索引ですので、現場に戻るに合わせて今回の更新は少し時間をかけて、収録通知や見出しを見直して整理しました。

その結果、収録した通知・通達は6,113、見出しは1,199に。最初に作ったときのように生活保護手帳などを全部読み込んでとはいきませんが、10年間のブランクを埋めるための知識吸収に良い時間になりました。

索引そのもののレイアウトも実はミリ単位で変えて、自分好みにしています……興味無いですか、そうですか……

というわけで、昨年度版との本当に大きな違いは、「自分が使う」ということを念頭に置いて更新したので、週明けからガッツリ使おうと思います。

私がこの記事を書いたよ!

があ

があ 男性

大阪生まれ・育ち・勤めの雑食系公務員。 福祉職だと勘違いしている人が大多数ですが下っ端事務職。濃い顔付きから沖縄人やらトルコ人やら間違える人大多数。違う、違うんだよ~

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